精神科の専門医はうつ病のことは誰よりも良くわかっていると思っている。誰よりもわかっているから、自分はうつ病になるはずはないと当然信じて疑わない。
しかし、先日「うつ病セルフヘルプトレーニングeスクール」に入学してくださったK先生は、何とご自身が「うつ病」だったのだ。もちろんここで言う「うつ病」とは東洋医学におけるものだが。
患者さんに先生がうつ病だったと話せば、「医者の不養生」とか「患者さんのうつ病がうつった」とか言われるかもしれない。
それでも、世間にこのうつ病セルフヘルプを広めるべく、まずは自分を題材にしてうつ病セルフヘルプを試みてくださったK先生には感謝したい。
昨日に引き続き、以下がK先生のうつ病克服記である。
黄先生、木村先生、お世話になっております。自分自身にうつ病セルフヘルプを始めましたが、その後のご報告です。
完全に私は「熱型うつ病」であると判断したので、まずお酒と甘いものを完全に断つことから始めました。その他のことは一切やらず、まずはただこれだけをやってみたのです。
それから2週間が経過したのですが、その変化に驚いています。
あれだけなくなっていたやる気が回復し、この1週間で3つのセミナーに出かけました 。これまでは、たとえセミナーに出席したとしても、途中で集中力がきれてしまうのが普通だったんですが、どのセミナーも最後まで積極的に聞くことができました。
正直なところ、「食生活だけでそんなに変わるわけない」と半信半疑でしたが、自分で直に感じた効果なので信じるしかありませんでした。
一旦信じると、他のことも試したくなり、食事も熱型うつ病のものを積極的に取り入れ、生活習慣にも気をつけようと思っています。
そして私の患者さんたちにも、「絶対に効果があるから試してみて」とどんどん勧めているところです。私自身の経過も含め、今後報告させていただきますね。
お酒と甘いものを断つだけでこれだけの効果が出る、ということをK先生は身をもって体験されたわけだ。
お酒は肝臓に負担をかけ、甘いものはエネルギーとなる栄養素の吸収を邪魔するため、熱型うつ病・寒型うつ病のどちらでも止めた方がよいものである。
やる気が出て熱型うつ病を少しずつ克服しつつあるK先生、そしてそんなK先生のうつ病セルフヘルプ指導を受けることになった患者さんたち、今後も目が離せない。
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