四柱推命で算出できる「命運」とは、ビジネス・投資の活動をしている僕たちにとって、いかなる具合で関わりを持つのだろうか?これを、僕が大好きだった人気テレビ番組を元に考察してみようと思う。
昔僕が日本居住者だった頃、毎週楽しみにして視ていたテレビ番組がある。それは、日本テレビで毎週金曜日の夜20時頃に放映されていた(その前は土曜日深夜に放映されていた)『マネーの虎-超現金主義!史上初投資バラエティー!-』という番組である。
一般人である起業志願者が、『マネーの虎』と言われるビジネスの各業界で成功した富豪たちに対して、事業計画を元にプレゼンテーション・・・出資の可否を結論出ししてもらうという番組。
志願者が自分がやりたい事業や、叶えたい夢を熱く語るプレゼンテーション。それに対して『マネーの虎』と呼ばれる大物富豪たちが投資家として、自腹で現金を出資するか否かを放映時間中に決定する。
『マネーの虎』たちの出資予定金額の合計が、志願者の希望金額に到達しなければ不成立となり「ノーマネーでフィニッシュ!(by吉田栄作)」、志願者は『マネーの虎』たちからの出資金を一切受け取れない。
マネー成立の場合、マネーを得た起業家は、『マネーの虎』との相談の中で、利益ノルマを設定して、出資してもらったお金を元手に事業に取組む。
日本で現役サラリーマンをしていた当時の僕。リアリティのある深刻なやり取りを視ているだけで興奮状態!性的行為とは違う、何か別の類のエクスタシー的な感覚を、新たに覚えた記憶がある。
その後、2003年。当時勤務していた会社の辞令で香港に転勤以降、『マネーの虎』を視聴することができなくなり、非常に残念に思っていたが。
今当時を思い返してみると・・・『マネーの虎』の中に、人の「命運」とはなんぞやの現象を、客観的にみることができて、その部分に対して僕は、言いようのない興奮を覚えていたのかもしれない。
人の「命運」とはいかなるものなのか?『マネーの虎』という番組を一つ考察するだけでも、深く考えさせられるものがある。
ひよこ状態の起業志願者と、偉大なる「虎」の逆転現象
「世界一のパスタとピザのレストランチェーンを開業します!」利益云々よりも「夢」を語り続けた44歳無職の男。。。必死に語る男に対して、「理想ばかり並べて商売できんの?」と、虎たちは男を見下すように罵る。
そんな中、虎のひとりとして出演していた加藤和也氏(美空ひばりさんのご子息。当時31歳)が「オレ、出してもいいかな、この人ならー。」と、重い空気を沈める。
「虎」加藤和也氏から出資を受けた男のイタリアンレストランはその後、4店舗に拡大し、従業員数は50名にまで成長を遂げたと言う。こういうあの時のあの人は今・・・サクセスストーリーは何度耳にしても心地よい音がする。
当然ながら『マネーの虎』に出演していた全ての起業志願者から見ると、ほんの一握り・・・と言えてしまうが、他にも当時貧乏だった起業志願者が今では成功者に・・・。
その後を追跡してみると・・・
借金1億円の家具職人による家具を置いたカフェ。おにぎり屋。スポーツストレッチ専門店など・・・当時「虎」に見下される立場の起業志願者たちが、今では「虎」側に立って経営を語れるように成長していた。
一方、「虎」として、ひよこ状態の起業志願者たちを見下しながら、罵声を浴びさせて、「経営とは・・・」を説いていた当時の「虎」たちは今どうなっているのか?
驚くべきことに、その大多数が「ノーマネーでフィニッシュ!(by吉田栄作)」しているという。
「虎」として参加していたあの上野健一社長は、2013年8月に民事再生法の適用を申請、負債総額はグループ3社で約167億円相当の負債を・・・「ノーマネーでフィニッシュ!(by吉田栄作)」
「虎」として番組に最多出演していた、リサイクルショップ『生活創庫』を経営していた「虎」堀之内九一郎は業績悪化で会社を他社に譲渡済み・・・「ノーマネーでフィニッシュか!?(by吉田栄作)」。
監獄レストランなどを経営していた「虎」安田久氏が破産申告済み・・・「ノーマネーでフィニッシュ!(by吉田栄作)」。
起業志願者たちを「アホンダラ!」と激しく怒鳴り飛ばしていた「虎」小林敬氏は、番組終了後にプロデユースした「食のテーマパーク」を失敗させ、約20億円の負債を抱えて自己破産・・・「ノーマネーでフィニッシュ!(by吉田栄作)」。
他にも、、貧乏状態で仮店舗で運営していたクレープ屋がその後、約80店舗、年商約20億円規模まで大きく成功。クルーザー、フェラーリ、ポルシェ等を所有し大成功を収めていた・・・と思ったら、フランチャイズ加盟金などで得た約2億円を申告せず脱税で懲役1年。。「虎」の立場を掴みとったにも関わらず、自ら自爆する形で転落していった元「虎」もいる。
勇ましく吠えていた「虎」。その「虎」に怯えるように震える体を必死に抑えながら、プレゼンテーションしていた起業志願者。
あれから10年間が経過した今日時点では、大きな逆転現象が起こってしまっている。
貧乏だった人が、後に富豪になる。富豪だった人が貧乏になる。貧乏から富豪になり貧乏に戻る。
バカだと罵られていた人が、今では尊敬の眼差しを集める立場にいる。憧れの経営者と言われていた人たちが、今では過去の栄光の想い出に浸りながらスナックのカウンターで安いバーボンを飲む。
果たして、人として優れていたのは一体どちらなのだろうか?起業志願者なのだろうか?「虎」なのだろうか?『マネーの虎』という番組の放映期間中と今を比べると、考えれば考える程に、その答えというものにたどりつかなくなる。
けれども、辿りつけない答えは、「人として優れていたのはどちらなのだろうか?」という問いに対する答えであって。この不思議な逆転現象の正体に関しては、今の僕なら答えることができる。
それが人の「宿命」。それが人の「運」の巡り。僕が魅了された禁忌レベルの学問、陰陽五行説から派生する秘術、「四柱推命」で算出できる現象であり事実である。
たとえば、僕が将来どうなっているのか?それは「命」と共に「運」の巡りが兆しを知らせてくれる。
たとえば、あなたが将来どうなっているのか?それも「命」と共に「運」の巡りが兆しを知らせてくれる。
すべては自分の自由意志に基づいて都度選択されていくはずなのだが、不思議なことに人は「宿命」が記した道の上を歩こうとする。「運」の巡り引き寄せられるかのように曲線を描きながら歩む。
『マネーの虎』の出演者たち・・。「虎」側の人も、「起業志願者」側の人も、同じく「宿命」と「運」による現象を、テレビを通して僕たちに見せてくれていたのだろう。
追伸
昨日とある方からfacebookにこのようなメッセージを頂戴した。
孔明さん、ご無沙汰しております。 いつも投稿楽しみにしています。 今日は孔明さんにお礼を伝えたく、メッセージさしあげました。 10月にセミナーに参加し、その内容を素直に実践してから、瞬く間に僕の周りが変わったように感じています。 友達を増やす戦略、自分の価値観を共有するクラブの創設、メールマガジンの配信、すべてを実践したこの数カ月間で、自分のビジネスの基板を固めることができました。 孔明さんは覚えていらっしゃるかわかりませんが「君は夢だけ語っていれば大丈夫だから」と言われたことがすごく励みになり、それを素直に実践し続けた結果、先月本を出版できることになりました。孔明さんにアドバイスをいただいたことで良い流れに乗れたと思っています。本当にありがとうございました。 今月の5月12日なのですが、シンガポールに行く予定があり、ジョホールバルにも足を伸ばす予定です。もし孔明さんのご都合がよろしければ、ご挨拶とお礼がてら、本を直接お渡しできないかと思っております。もしご都合よろしければ、お伝えいただけると幸いです。 本は『●●●●●●●●●』というタイトルで、学んだプロフィール設定を、徹底的に書き込んだ内容です。 実績のひとつとして、もしお手伝いできることがありましたらお伝え下さい。本当にありがとうございました!
四柱推命鑑定士になった今の僕はこう思う。2013年10月時点の「宿命」と「運」の巡りで、彼はセミナーの参加者側の席に座っていただけ。僕も「宿命」と「運」の巡りで、セミナーの主催側の席に座っていただけ。「宿命」と「運」の巡りが変われば、今度が僕がセミナーの参加者側の席に座り、彼がセミナーの主催側の席に座ることになる。
たとえば、僕は、某出版社から書籍出版を今年6月に控えているが・・・彼は僕より先に書籍を出版した。出版に際しどのようなことを行ったのか?今度は僕が彼から教わる番に巡ってきている。これも人の「宿命」これも人の「運」の巡り。
僕たち人同士に、絶対的な上下は存在しない。ただそこに存在するのは「宿命」と「運」の巡り。そして・・・
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…