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【帝】「ドンジャラ」と「四柱推命」の奇妙な類似性を考察してクスクスと笑う

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【帝】「ドンジャラ」と「四柱推命」の奇妙な類似性を考察してクスクスと笑う

僕が玩具企業の現役サラリーマン時代、日本の本社勤務して営業担当をしていた時、販売していた商品の一つに「ドンジャラ」というファミリーボードゲームがあった。

平月は全く売れないのだが、年末になると急に売れ出す、年末集中型の売れ方を見せる、ロングラン商品。

卸売問屋さんに買ってもらえる量が、昨年実績ベースで読みやすい商品なので、販売申告もしやすかった・・・。

売上足りない時・・・

孔明:「まあ、残っても、来年のために取っておいてくださいよ。」

・・・がさらり成り立っちゃう。

僕も幼い頃に何度も遊んだことがある世の定番商品「ドンジャラ」・・・まさか、社会人になって自分で営業として売ることになるとは、ある意味凄いことであるが。。。

幼少時代を、受験勉強だけに明け暮れてしまった場合、「ドンジャラ」を知らない可能性もあるので、こ「ドンジャラ」の遊び方を簡単にお話すると・・・

    1、各プレイヤーにチップを配る

    2、サイコロを振って「親」を決め出た数の合計が一番多いプレイヤーが親残りのプレイヤーは「子」になる。数の大きいプレイヤー順に「親」から時計回りに回って行く。

    3、81個全部のパイをプレイ盤の上で裏側にしてよくかきまぜる。そして、パイを裏にしたまま10個ずつ2段に重ねて並べる。1個余ったパイは親プレイヤーの手持ちパイとしてパイ立て位置に置く。

    4、親はサイコロを振り、出た目の合計分だけ、親の右側にあるパイを数えて、パイを2個とる。次のプレイヤーは、親が取ったパイの左側にあるパイを2個取る。以後も同様に、順番に2個ずつパイを酉(とり-陰の金-)、全員の「パイ立て位置」にパイが8個(親は9個)になるまで続ける。※取ったパイは、自分だけに見えるように手元に立てておく。

    5、自分に配られたパイを確認するゲームを始める前に、「得点表」を見ながら、「そろえる役」を考える。背景色が同じ色のパイが3個で1セット。これを3セット(合計9個)集めたら「ドンジャラ!」と言ってあがるわけだ。

    6、ゲームスタート「親」からゲームスタート。「親」は他のプレイヤーよりも1杯多い状態でスタートするので、最初の1回目だけは取らずに捨てるだけ。次の順番のプレイヤーは、最初の準備でパイを取り終えた山の続きから、一個ずつとる。手持ちのパイをよく見て、いらないパイを1個選び、絵柄をおモテにして「捨てパイ位置」に置く。時計回りにゲームを進めて行く。

    7、「リーチ」宣言する。後1個で上がりの状態になったら、いらないパイを捨てる時に、パイを横向きに置き、「リーチ!」と宣言する。「リーチ!」の印として、10点チップをプレイ盤の中央に置く。「リーチ」と宣言したプレイヤーは、ゲームが終了するまで手持ちのパイを変えることができなくなる。

    8、「ドンジャラ!」手元の8個のパイに、取ったパイを1個加え、同じ背景色のパイ3個を3セット揃えたら上がり。

    9、得点の計算。上がった時の得点を、残りのプレイヤーで均等に割って支払う。盤上に10点チップがあればもらえる。他のプレイヤーが捨てたパイで上がった時、そのパイを取って自分の役が完成した場合・・・パイを捨てたプレイヤーのみから上がった得点分のチップを奪い取れる。同じく盤上に10点チップがあればもらえる。

    10、プレイ盤上の「山」がなくなるか、誰かが上がった場合、その時点で1ゲーム終了。

以降、1ゲーム毎に「親」が時計回りで交代。「親」が上がったら次ゲームも同じプレイヤーが「親」。「親」が2周するか、誰か一人でも手持ちのチップが無くなったらゲームセット。合計チップを計算して、一番点数が多いプレイヤーの勝利。・・・「ドンジャラ」は、このようなゲームルールのファミリー向け、ボードゲームである。

クライアントの、四柱推命鑑定をしながら、命式に基づく僕たちの人生と、「ドンジャラ」は非常に似ているな・・・と思ってしまう自分がいる。

僕たちの四柱推命命式・・・生まれながらに勝手に配られる、8つのパイ。

2015-02-23_0128

(例)
年・月・日・時
乙・戊・庚・庚
未・寅・午・辰

この状態から、「得点表」を見ながら、どの「ドンジャラ」を揃えられるか「そろえる役」を考える。

プレイヤー:「・・・ムムム。これはスピリチュアルカウンセラー目指せそう。。。でも、不動産投資も行けそうだ。。。どちらがいいか・・・悩むなあ。。」

つまり、生まれながらに勝手に決められる、命式を見て・・・現時点での「金融資本主義」のゼロサムゲームルール下での「得点表」を確認し、「揃えられる役」つまり、取り組むビジネスや、ビジネスにおける自分の役割を絞り込んでいく。

そこに、僕たちの命式に後発的に大きく影響する10年毎の大運(たいうん)を見て。

(例)

プレイヤー:「やっぱりスピリチュアルカウンセラーかな。。。」

同じく、僕たちの命式、後発的にかなり影響する、1年毎の流年(りゅうねん)。

(例)

プレイヤー:「不動産投資は、とりあえずリートだけやっておいて、スピリチュアルカウンセラーになろう。。。」

自分以外の他人が持ってくるパイ。この場合ビジネスパートナー候補。

(例)

プレイヤー:「あ、この人とパートナー組めば、スピリチュアルカウンセラーである私を持ち上げてくれるので、ドンピシャ調度良いな!!!なんとしてでもお願いしよう!」

年(時間)の経過と共に、人との出会いの中で、次から次へと、「揃える役」に影響する、新たなパイが回って来るので、自分が意識的に活かすパイ。捨てるパイ。

「金融資本主義」の下での「得点表」を参考に、「揃える役」を意識して考えながら、

ライバルプレイヤーたちに勝つために、「ドンジャラ(上がり)」に向けてゲームを進めて行く。

途中、あまりにも狙ったパイが来なくて、当初イメージしていた「揃えられる役」を明らかに揃えられそうにない場合、新たに「得点表」を確認して、別の「そろえる役」を設定しなおしたりもしながら。。

プレイヤー:「うーん。自分を褒め称えてくれる人を落とせなかった。。やっぱり不動産投資やろうかな・・・。」

そして、自分が「そろえる役」に確信を持てた段階で、「リーチ!」を宣言をして。その通りの「パイ」が来たら上がる。

プレイヤー:「当初の計画通りスピリチュアルカウンセラーになろう!「私はスピリチュアルカウンセラーです!!(リーチ宣言)」

上がったら、上がった人が、「ドンジャラ」のチップよろしく、金(カネ)を掴みとる。

プレイヤー:「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!「財門の人」が現れた!彼なら私を褒め称える役を買ってくれる!「ドンジャラ!」」

こういう形で、グルグルと回りながら、最終的に誰が多くの金(カネ)を持っているかを競い合っているような感じ。。

「ドンジャラ」と「四柱推命」・・・このように非常に酷似しているのが、両方偶然にも新・旧本業として関わっていた僕としては非常に気になって来るわけだ。

「四柱推命」鑑定士は「ドンジャラ」の反則的必勝法

ちなみに、「ドンジャラ」にも「必勝法」というものが存在する。「ドンジャラ」で勝つためには・・・ズバリ!頭を使って考えること!」・・・と、「ドンジャラ」公式ページには、記載されている。

自分の手持ちのパイと、他の人が捨てたパイなど、全体を見て上がりやすい役を考えることが重要だ。

そして・・・実は、四柱推命鑑定士というのは、「ドンジャラ」で言う「必勝法」を知り、ゲーム中に横から、あーだこーだ、口を出して、自分が勝たせたいプレイヤーだけに、「必勝法」にもとづき、アドバイスしてしまう職業なのだ。。。

たとえば、「ドンジャラ」の必勝法を、「四柱推命」と重ねあわせると次のような感じである・・・。

  • ドンジャラ必勝法1、役を覚えるはじめの内は「得点表」を確認しながら役を覚える。役を覚えれば、状況に応じて「狙う役を切り替える!」と言った考え方ができる。

    ↑生まれながらの命式・大運(たいうん)
    ・流年(りゅうねん)・他人の命式から見て、どのビジネスのどんな役割をすれば、金(カネ)を稼ぎやすいかをアドバイスできる。状況が外的要因によって、大きく変化した時など、別のビジネスの別の役割を提案する。(つまり、「金融工学」など、最新のビジネス手法を知らない四柱推命鑑定士はビジネスにおいて無能。。)

  • ドンジャラ必勝法2、残りのパイを考えるゲーム中で使うパイの数は決まっている。場に捨てられるパイと同じ絵柄のパイは数が減っていて、手に入りにくくなる。

    ↑プレイヤーの活動範囲内(国、地域、市場など)、競合他社・ライバルのビジネス・役割を確認し、どのビジネスのどんな役割をすれば、金(カネ)を稼ぎやすいかをアドバイスできる。(つまり、市場全体を見渡し、ライバルも含めて分析できない四柱推命鑑定士はビジネスにおいて無能。。)

  • ドンジャラ必勝法3、オールマイティパイの活用序盤2個ずつあるパイは捨てない方がよい2個揃っていればオールマイティパイを手に入れた時に上がりやすくなる。

    ↑たまにやってくる外的要因のミラクルラッキー系。その時に自分が活かせるビジネス・役割を意識できていると、大きく金(カネ)を掴み取れる。具体的にどんなことが、すぐさま掴みとるべきラッキーなのか、具体的にアドバイスできる。(つまり、ビジネスの組み立て方を知らない四柱推命鑑定士は何がそのビジネスにとって鍵になるかが分からないので無能。)

  • ドンジャラ必勝法4、捨てられたパイから相手の役を予想する。他のプレイヤーが捨てるパイを注意して見ておく。捨てたパイは、そのプレイヤーが狙っている役には必要のないパイということ。相手に先に「ドンジャラ」されないように、自分が捨てるパイにも気をつける。

    ↑同じ活動範囲内(国・地域・市場)で活動している競合他社・ライバルの言動を確認。先にプレイヤーが狙っているビジネス・役割を、奪われないように、先にプレイヤーが抑えて金(カネ)を掴みとるためにアドバイスできる。(つまり、ビジネスの市場性や、競合他社・ライバルの分析ができない四柱推命鑑定士はビジネスにおいて無能。。)

・・・というように「ドンジャラ」の必勝法と同じように、「金融資本主義」という、ゼロサムのゲームの中で、必勝法をアドバイスできてしまうのが、四柱推命鑑定士である。

さらに、四柱推命鑑定士が、ヤバイのは・・・往々にして、「ドンジャラ」をやっている、全プレイヤーの「手元のパイ」を見ながら、自分がサポートをしているプレイヤーだけに、コッソリ裏側から、

相手のプレイヤーの「手元のパイ」や、「狙っているパイ」も知った上で、「必勝法」をアドバイスできてしまうのである。

「金融工学」をはじめとする、裏側のスキームをいくつも「兵器」として持っている四柱推命鑑定士はもっとヤバイ。。

「ドンジャラ」で言う、「オールマイティパイ」を、何個も持っていて、自分が勝たせたいプレイヤーだけに、「オールマイティパイ」を何個も渡してしまう位。。。

仮にこれを、「ドンジャラ」でやってしまったら、子供同士なら、間違いなく、「反則だよ。それ!!ずるすぎる、ずるい!!」

・・・と、終いには取っ組み合いの大げんかにでも発展しそうだが・・・。

幸運なこと、「金融資本主義」のゼロサムゲームの中では、「ドンジャラ」でやったら、周りから総スカン食らうような、「チート」レベルの「必勝法」をアドバイスしまくったとしても・・・。

往々にして、他のプレイヤーは信じていないし、その重大さを全く理解していないので、まさに「やりたい放題」・・・という感じである。

よって、往々にして、優秀な「四柱推命鑑定士」を味方につけたプレイヤーが、「金融資本主義」のゼロサムゲームの中で、勝利を掴みとる・・・。

つまり、金(カネ)を掴みとることができるのは、このように「ドンジャラ」に例えると、イメージつくわけである。

そんなことを、シンガポールオーチャード通りにあるスターバックスコーヒーで、クライアントの命式を眺めながら、妄想にふけり、ニヤニヤ。一人でついついクスクスと笑ってしまった気持ち悪い僕がいた。


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