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おお、こうめい死んでしまうとは何事だ!

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おお、こうめい死んでしまうとは何事だ!

現代に生まれ育った僕たち日本人。

誰しも、古の王たちを超える道具と情報を持ち合わせている。

かの英霊たちをも、今の僕たちなら簡単に超えることができるのだ。

かつて・・・

今日のように、電気や化石燃料で動く乗り物や、IT機器など皆無だった古の時代。

僕たち人間にとって、その目に映るもの、人伝えに聴いたもののみを頼りに、考え、判断し、行動しなければならなかった。

食料の確保、城など拠点の構築、住処の移動、戦への出陣。

どれひとつとっても、膨大な人力、資源、時間、情報、「兵站(へいたん)」を要するもの。

「長(おさ)」がその判断を少しでも誤ってしまえば、全滅の危機にさらされる位のリスクを伴うものだった。

「兵法書」などが手元にあったとしても、そこに書き記されてる内容を実行すること自体、幸運や偶然などの、先天的、外的要因に、その多くを委ねなければならなかった。

徒歩ベースでの人力の範囲を超えた長距離移動もままならない。

それが海を隔てた大陸間なら、民を含めた大規模なものは、まず物理的に不可能だったのだから。

古の王:「やっぱりいーね「兵法書」。でも、攻めても良し、守っても良し、こんな最高の地形ってそもそもどこにあんの?風の噂レベルでもいーから知らない?拠点をそこに移動したいのだけど・・・。」

家臣A:「王、そんなの僕たちが知るわけないっスよ。ただでさえうちって、交易の商人たちどころか、旅人や吟遊詩人も寄りつかないっスからね。

こないだも古文書読んで「オアシス」って書いてあって、100人体制で行ってみたら。100年前に既に干からびれてて、砂漠化してたじゃないっスか。城の図書館にある古文書の類も全く役にたたないっス。

古の王:「ウーン。じゃあお前、部下50人だけ選んで、明日から「ラダトーム城下町」行って誰かに聞いてきてくれない?あそこ、うちよりずっと都会だし。」

家臣A:「えーっ!うちから「ラダトーム城下町」まで、どんだけ距離あると思ってんスか?途中岩山と砂漠地域通らなくちゃなんないし、「うごくせきぞう」や「トロール」など強いモンスター出現するらしいし、行くだけで半年かかるんっスよ。行って帰って来て1年後。」

古の王:「仕方ないジャン。情報全く無いんだから。」

家臣A:「了解っス。じゃあ行ってきますよ。1年分の給料、ちゃんと前払いでくださいね。」

・・・そして、1年後。

古の王:「おお、家臣A!死んでしまうとは何事だ!仕方のない奴じゃな。そなたにもう一度機会を与えよう。」

家臣A:「・・・僕まだ死んで無いっスよ。矢は三本背中にささってるし、腕は岩山から滑り落ちて骨折してるけど、こうやって生きて帰って来てるじゃ無いっスか。」 

古の王:「冗談、冗談(笑)、一年ぶりにお前の顔見れて嬉しかったのでつい。っで、どうだったの?」

家臣A :「はい。周りが砂漠に覆われながらも、中には平原&森林もしっかりあって、なおかつ岩山と湖に囲まれてる絶好の地形があるらしいッス。街の吟遊詩人に200ゴールドあげたら教えてくたっス。」

古の王:「でかしたゾ!家臣A、それでその地形はどこにあんの?」

家臣A:「えーと。ここから大体2,000キロ離れたところ。うちは年寄りも多いので平均時速は2キロ。一日8時間ぶっ通しで歩いたとしたら、125日位で到着しそうっスね。」

家臣A:「ただ、途中約30日間は、食料や水とか何にも無いとこ通るし、強敵モンスター沢山出没する場所あるから、かなりの「兵站(へいたん)を消耗することになるっスよ。恐らく生きて到着できるのは全体の半数以下だと・・・。」

古の王:「しかた無いでしょ。オレ、「兵法書」フリークだし、西の帝国から侵略されて全滅するより、やっぱりオレだけでも生き残りたいからね!お前も最優先で生き延びさしてやるからさー。」

家臣A:
「・・・。」

・・・と、古の時代には、まさに生きるか死ぬかの賭けのような大きな困難を乗り越えて初めて、「情報」を手に入れたり「情報」通りに実行することが可能だった。

現代社会は古の人たちの非常識だらけ

現代社会に生きる僕たちは違う。

大空高く羽ばたく鳥「ラーミア」よりも速く優雅に移動できる手段、「飛行機」の登場によって、わずか数時間単位の時間と、それほど大きく無いお金で大陸間を一気に移動する手段を手に入れた。

また、日本人パスポートを所有できる僕たちは、大抵の国はビザ無しで入国することができ、かつ約3ヶ月間その国内に留まることができる。

さらには、「I.T.革命」以降。

世界中の情報を、机の上にあるパソコン1台から瞬時に入手することも可能。

ビジネスを、オンライン上にシフトさせて行くことで、大規模資本金を持たず、オフィスも持たず、雇用も最小限に留めたまま、ビジネスによる収益を得られることも可能。

「古の王」や「家臣」たちが生きた時代では、想像も出来なかったことが、実現可能になってしまった。

現代に生きる僕たちの誰もが、入手した情報を元に、地球上の都市の中でも、今の自分自身にとって、最も優位な立地に、古の人では想像もできなかった「ワープ」にも近しいスピードで、瞬時に移動。

拠点をたちまち構築することが可能となる。

この際、カバンひとつに入る程度のほんの僅かな道具を揃え、使いこなせるようになるだけで。

「膨大な富」とまではいかなくとも、誰と殺し合いをすることもなく、家族と自分を守りながら、「お金、時間、場所からの自由」を謳歌することもできてしまうのだ。

そんな現代を最大限に活用して生きているのが僕たち2人。

平城寿@SOHOは、「メルボルン」を生活拠点に活動している。

真田孔明@四柱推命鑑定士は、「ジョホールバル」を生活拠点に活動している。

追伸

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https://kitasociety.com/lp/5pockets_line2/

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