寒型うつ病のおかず、ゴボウ・ニンジン・カボチャ、つまり根菜類であった。それでは、寒型うつ病の主食は何だろうか?「玄米」。えっ、それだけでいいの?!いいのだ!(キッパリ)
玄米について考えてみよう。まず玄米とは稲の果実である籾(もみ)からもみ殻を除去したもので精米されていない状態である。
玄米は昔から食感が悪い、消化が悪いと言われてきた。しかし、最近では圧力鍋や専用の炊飯器で炊けば美味しくいただける。
そして白米と比べると食物繊維が多いため確かに消化が悪い。消化が悪い結果、下痢をしたりする。でもこの状態こそが「寒型うつ病」と思われる。
なので、おかずと同様、小分けにして食べればよい。可能ならばはじめのうちはお粥やおもゆの形態で。
栄養価としては言うまでもないかもしれない。白米と比べてビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含む。
だからこそ近年は玄米が健康食品として扱われ、マクロビなどでも話題となっている。その上、その構造上、栄養を吸収するのも助けてくれる。吸収機能が落ちている寒型うつ病には助かる、うってつけの食材というわけだ。
でも玄米にはデメリットもあると言われる。それらを一つずつ見て対策を考えよう。
まず一つ目、玄米に含まれるフィチン酸がカルシウム・リンなどの吸収を妨げる。これは以前より言われてきたが通常の食事をしていれば問題ない。気になさる方は野菜を豊富にとるべきで、これは寒型のおかずで十分だろう。
次に二つ目、米ぬかの部分に農薬などが残留してしまう。この点はまさに現代の問題と言える。なるべく自然栽培・有機栽培したものを選ぶべきとしか言えない。
まとめると寒型うつ病の人の主食は、まずオーガニックの発芽玄米を買ってくる。はじめはお粥などにし 少な目・小分けで根菜スープとともに食す。
徐々に改善してくると物足りなくなってくるので形のある玄米を通常量としてみる。この時にはエネルギーが大分あるので咀嚼も十分できる。こんな感じでやっていただければよい、至ってシンプルである。
ここでマニアックにも東洋医学・陰陽五行説の視点から主食を考えてみよう。熱型うつ病は陰陽五行説の五穀では麦が良いということであった。
では寒型うつ病ではどうか?陰陽五行の五穀では「粟」となっている。つまり主食は粟ご飯でもいいということになる。
でもでもでも、粟ご飯って食べたことある?正直私はない。現代においては粟ご飯単独では出てこず「五穀米」として出てくる。でも五穀米、「五穀」でわかるように違う臓器に良いものも含む。
なのでやはり玄米が一番、ないときは五穀米で、という順番になるだろう。以上が寒型うつ病の主食である。
えっ、これだけ?何かあっけない、そう思うかもしれない。でも調子が悪いうちは少ないメニューで愚直にやるのが最善だ。究極の偏食こそが正しい。
熱型の時ど同様、改善していけば次の段階の食事が待っている。何だかあまりに粗食だがくじけてはいけない。
みんなで一緒に「うつ病セルフヘルプ」。ともに頑張っていけば必ず乗り切れるので絶対にくじけないでほしい。
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