寒型うつ病を克服するうえで大切な食事、主食・おかずは根菜・玄米、たったこれだけだ。けれども寒型うつ病の場合は、食べるべきものだけでなく、食べちゃいけないものこそ守ってほしい。
その代表格が「お砂糖」。お砂糖がいらないと言うと、いやいや糖分は必要でしょ、というツッコミがすぐ入る。
確かにその通り、糖分は必要だがわざわざ砂糖をとる必要はないだ。糖分は、寒型であれば玄米、熱型であれば蕎麦から十分過ぎるほど摂ることができる。
しかも他の食材からも体の中の生化学的な回路を通じて糖分はゲットできる。これで十分なのだ、なのにお菓子などの甘いものからわざわざお砂糖をとるのが現代人。だからこそ「お砂糖さんは猛毒です」と過激に言ってみているのだ。
砂糖をとりすぎた結果として、体内に起こる変化について東洋医学的に考えてみたい。
まず砂糖をとりすぎると吸収された後、血液中の水分と結びつく。砂糖は水を吸ってベチョベチョ、ネチョネチョになり体内の血流を悪くする。
血流が悪いと巡りが悪いので体が冷えるという現象が起きる。この段階で、寒型うつ病には砂糖はよくない!
ただえさえ砂糖を吸った水はドロドロで巡りが悪い。その上、冷えに弱い臓器である腎も機能を低下させる。
腎は体内の水分代謝を司っているが、腎の機能が低下すると、水分や老廃物が貯留してしまう。ドロドロの水分や老廃物で血管が詰まってしまい、体内の血の巡りも悪くなる。
肝は血を貯蔵する臓器だが、血の巡りが悪いため、なかなかスムーズに血が集まらない。一向に血が来ないので肝は空焚き状態となり、その結果、熱を帯びる。
あたかも熱型うつ病のような感じになってしまうのだ。その熱が胃や小腸、脾などに波及し消化吸収など機能を低下させる。
すると食事から栄養を得られず栄養を貯蔵する役目の腎は弱ってくる。肝は血がないため腎から栄養を得ようとするが腎が弱っているので得られない。
さあ理解できただろうか?要は砂糖が肝・腎・脾に良くないことは理解できただろう。肝が熱を帯びると怒りやすくなりやる気や決断力も落ちる。
腎の機能が落ちると不安が強くなり思考力や集中力が落ちる。脾の機能が落ちると思い悩み憂えることが増え、食欲もなくなるのだ。
ん、この症状は・・・そう、まさに西洋医学的なうつ病の症状を表しているのだ。西洋医学のうつ病はまさに様々な臓器がやられてしまった末期的な状態と言える。
例えば、やる気はあるが集中力がない、これは西洋医学ではうつ病にならない。でも東洋医学的にはうつ病に当てはまる、というのがよくわかっただろう。東洋医学はまさに西洋医学の疾患の予防医学的な側面も持つ。
本日のまとめをしよう。砂糖の摂りすぎはまず体を冷やすので寒型うつ病には×。砂糖により血の巡りが悪くなり肝がより一層熱を帯びるので熱型うつ病にも×。
当然、複合型にも×で砂糖は複合型に至らせる主な要因の一つ。もう砂糖を止めるしかないのだ、甘いものは断とうではないか。
みんなで一緒に「うつ病セルフヘルプ」そして「お砂糖さんは猛毒です」。
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