「私はお母さんに家を建ててあげたい!」
N.Y.さんが静かに口にした「目標」を耳にした衝撃的な言葉。
僕たち「地下」の男たちは、自分たちの欲深さが途端に恥ずかしくなった。
「地下」の『成功シンドロームOS』セミナーには、「修羅」を目指す男たちが中心に集い、ビジネス・投資の世界で、どう勝ち続けていくのか?
ただの一度も「飛んでイスタンブール」なることなく生き残り続けるのか?
その先に獲得できる、時間、場所、お金の自由。
お仕事、趣味、家族生活「ライフスタイル」の充実。
より大きな家とより高級な車をはじめ、ありとあらゆる日常に、より多くの選択肢を。
自分たちが、「修羅」として君臨している姿を妄想しながら、全国優勝を目指す体育会の部活動のような熱気に満ち溢れた溢れた雰囲気。
男たちが熱く語り合っている中、「地下」の数少ない女性メンバーのひとり、N.Y.さんが静かな声で語ったご自身の「目標」。
N.Y.さん(地下の女性メンバー):「女手一つで私を育ててくれた、お母さんにお家を建ててあげたいです!」
彼女が口にした目標を聴いた瞬間、僕たちはハッと我に返ったものがあった。
「冷水をかけられた」とは、このことだろうか?
しばらく続く沈黙。
男たちの自分の情報時空上では、決して発想できない「お母さんのために・・・」という目標に、しばし頭の思考が止まってしまったのだ。
再び脳が正常に作動し始める時、ふと、幼い頃に聴いた童謡『かあさんの歌』が頭の中に流れてきた・・・。
『かあさんの歌』
作詞・作曲:窪田聡
「かあさんが夜なべをして
手袋あんでくれた~♪
木枯らし吹いちゃ冷たかろうて
せっせとあんだだよ
ふるさとの便りはとどく
いろりのにおいがした
かあさんが麻糸をつむぐ
おとうは土間でわら打ち仕事
お前もがんばれよ
ふるさとの冬はさみしい
せめてラジオ聞かせたい
かあさんのあかぎれ痛い
生みそをすりこむ
根雪もとけりゃもうすぐ春だで
畑が待ってるよ
小川のせせらぎが聞こえる
なつかしさがしみとおる♪
なつかしさがしみとおる~♪」
目標意識の高い男たちだけがよって集まり、ビジネス・投資のことを語り続けていると。熱が熱を呼び寄せドンドンとヒートアップして行く。
けれども、男たちの思考だけで物事を考え語り続けていると、「目標」がどんどん自分本位な方向に進んでしまうという危険性も潜んでいる。
もしもこの世が、女性が存在しないで、男だけだったとしたら、男たち特有の情熱という名の互いの私利私欲をぶつけ合い続ける形で、闘い合う、奪い合う、破滅的な終末な状態へと進んでいってしまうかもしれない。
そんな中で、「世のため、人のため、社会のため」
第三者との調和を優先させた思考ができる女性たちがいてくれるからこそ。
世の中に、今のような平和と調和が訪れているのだと感じることになった。
男たちというものは、とても危険である。
狩猟の時代から根本的には何も変わっていない。
「マンモス狩り」に夢中になる男たち
狩猟の時代・・・
恐らく「マンモス狩り」の時代から、何も変わっていない。
男たちが集い語り合うと、いかに大きな「マンモス」を狩るのか?
もっと沢山のマンモスを狩って、もっと大きなマンモスの肉塊を手に入れるのか?
村に戻った時に、「肉の分配」によって、より多くの女性たちの興味・関心を惹きつけるのか?
1万年も前から、そんなことばかりを考え続けてしまっているのだろう。
僕たちの身体中のDNAがそう知らしてくれる。
ところが、一方で、女性というものは、そんなドヤ顔で「マンモス肉」を持ち帰った、男たちから、
確かに、自分たちの身体を武器に、「マンモス肉」を「肉の分配」を受ける形で持っていくが。
(狩猟時代も現在と同じくHな女性ほど、沢山の「肉の分配」を受けたらしい・・・。)
「肉の分配」を受けた全ての「マンモス肉」を、決して自分の私利私欲のためだけに、着服したりはしない。
自分の両親、自分の子供たち、自分の親族たち、だけでなく。
助け合いの関係性が発生している仲の良い、隣人たちにも、「肉の再分配」の意識を働かせる傾向がある。
時として、恵まれない見ず知らずの人たちにも「肉の再分配」を考える。
「狩猟時代の縮図」
「ウォー!ウォー!ウォー!」男たちが気合を入れて、命をかけて「マンモス」を狩りに行く。
↓
集団・コミュニケーション・忍耐力のちからを発揮することで、マンモス討伐に成功
↓
村に「マンモス肉」を持ち帰り、女性たちに対して「肉の分配」を行う。
↓
女性が「分配」を受けた「マンモス肉」を、家族・親族・隣人たちに「再分配」する。
・・・という感じで、実際に男たちは、「マンモスを討伐」することには長けているのだが。
獲ってきた「マンモス肉」をその後どうするかまでは、頭が働かない。
自分の大好きな女性に、「肉を分配」して、その後は女性任せ。
実は、俯瞰レベルをひとつ高めて見ると、狩猟の時代も、今の金融資本主義の時代も、やっていることは全く変わらないようだ。
男は世の中の半分しか見えない。後は女しか見えない。
「地下」の『成功シンドロームOS』セミナーを通して、長時間かけて、「脳のOS改造プログラム」に基づき沢山学んだ後。
いつものお決まりの居酒屋『北海道』で開催された宴の中では、狩猟時代の「マンモス狩り」に臨む男たちの如く、男たちは血気盛んな様子で、「獲ってきたマンモス肉」をどうするかを語り合うかの如く。
何を目標に、「修羅」として歩み続けるのか?
ギラつく目で、熱く語り合っていた。
そんな中で、出てきたN.Y.さんの一言。
「私はお母さんに家を建ててあげたい!」
自分たちが、「マンモス狩り」の時代から、一センチくらいしか進化成長していないことに気づき。
男たちはみな、恥ずかしそうにうつむいて、そっとグラスに入ったビールをチビ飲みする位になった。
そういえば、大富豪ファーザー、マスター長兄ヒロさん、「修羅」の領域で長く存続されている「修羅の中の修羅」のお方々は。
奥様の言うことをよく聞く。
「ファーザー一族」の男たちは皆、家の中では奥様に対して、「はい・です」しか言わない。
さらには、ビジネス・投資の活動を通して稼いだお金は、奥様たちが全部管理していて、ご自身たちは、奥様たちの許可なしに使える大きな金額のお金は無い状態。
そして、過去、ファーザーに至っては、自分が昔お世話になった親族でもない他人に、「恩の10倍お返し」で、一軒家を建ててあげた伝説も。
これも、奥様の許諾なしでお金が使えない「ファーザー家」なのだから、自ずと、奥様の「お考え」が大いに含まれているとも推測可能。
ファーザー:「男は世の中の半分しか見えない。後の半分は女しか見えない。男だけで何かをやろうなんて片目をつぶって進むようなもの。」
「修羅」として生き残り続けるためには、男性視点で熱く燃えさかる様子で、勇猛果敢に挑み続けているだけではダメだと。
「ファーザー」と「マスター長兄ヒロさん」たちの背中を見て、起きている事実から分析させて頂くと。見えてくる部分でもある。
・・・ということで、
既に、奥様や同居している彼女がいらっしゃる男たちの場合は、彼女たちのお話に耳を傾けて「はい・です」を。
ビジネス・投資の活動で、獲得したお金も彼女たちにまだ自宅の中に奥様も、彼女も、女性が誰も居ない状況の男たちは。
一刻も早く女性との同居を、そしてお金の管理権を渡すため。
自分が修羅として命がけて獲ってきた「マンモス肉」でさえ、惜しげもなく全て渡せる女性と巡り合うべく。
全力でお相手を探すこと!
「修羅」として稼いだお金の使い道は、男である自分が男性目線の視点にて、独断で決めること無く。
同居している奥様や彼女とよく話し合った上で、決める。
男である自分たちは、全力でお仕事に集中できる体制を固めよう。
そう僕たち「地下」の男たちは改めて思うのであった。
追伸
『5ポケッツ』も男性視点だけでなく、奥様や彼女などと一緒に内容を共有した上。十分に話し合った中で、歩むのが良いと思う。
ファーザー:「男は世の中の半分しか見えない。後の半分は女しか見えない。男だけで何かをやろうなんて片目をつぶって進むようなもの。」
男性視点と、女性視点では、全く違う見地が出てくるので、しっかりと両輪が回るような体制で、臨んで頂きたい。
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…