東洋医学によりうつ病を克服する。こう言ってあなたがまず初めに思いつくのが漢方薬ではないだろうか?
うつ病セルフヘルプの上級編の一つ、「セルフ漢方」。まず漢方薬の基礎について説明したい。
漢方薬はいくつかの生薬が組み合わさって構成されている。生薬とは有名なところでは、ミカンの皮であったり、朝鮮ニンジンであったり。
これらが中国四千年の歴史で作り上げられた法則に従って漢方薬が作られているのだ。
そして漢方薬の選び方は西洋薬とは大きく異なる。西洋薬は、風邪をひいたら風邪薬、頭痛がしたら痛み止め。このように病名や症状と一対一対応だった。
しかし漢方薬はそう簡単にはいかないのである。漢方薬は、自分の体質や現在の体調で処方が決定されるのだ。
例えば風邪でいえば、元々風邪はひきにくく体は丈夫、今は悪寒がして節々が痛いが、咳や鼻水はない。この例だとあの有名な葛根湯が処方される。
決して風邪だから葛根湯というわけではないのだ。次にもう一つ漢方薬の原則を話しておきたい。調子が悪いからといっていくら名医にかかっても漢方薬だけでは決して改善されない!
えーっ、マジで?!じゃあ漢方薬ダメじゃんと思うかもしれない。漢方薬だけの「だけ」に注目してほしい。つまり漢方薬以外もしっかりやってほしいということだ。
ここまで勉強してきたあなたならおわかりだろう。
やっぱりベースとなる食事と生活習慣はしっかりやらないとダメなのだ。せっかく自分の体質や症状にあった漢方薬を選択してもらっても全く意味がなくなってしまう。あなたも耳が痛いかもしれないがしっかり聞いてほしい。
寒型うつ病であったとする、なので胃腸の調子が悪く、元気もあまり出ない。ジョホールバルの東洋医学のグランドマスターに診察してもらった結果、漢方薬の「人参湯」などを処方された。
しかし、人参湯を欠かさず飲んでいるのに一向に調子がよくならない。よくよく聞いてみると、毎日チョコレート食べまくり、日本酒と赤ワインを飲んでいた。
しかも、温かい陽気を良いことに、朝まで飲んでいたことも頻繁に。。。(おつまみにチョコも。。。)
これでは漢方薬は効くはずがないのである。やっぱり病気を克服したければ原則はしっかり守らなければならない。
うつ病にとって効果的な漢方薬。熱型うつ病には□□散、寒型うつ病には△△湯、と伝えられたらいいのだが・・・。でも伝えることはできない。
意地悪でももったいぶっているわけでもない。先ほど申したように一対一対応で漢方薬は決定できないのだ。
では僕も生徒として所属している、うつ病セルフヘルプトレーニングeスクールではどのように漢方薬を決定しているのか?登録してもらった生徒限定facebookで木村隆副校長と生徒が細かくやり取りをする。
元々の体質と現在の症状、セルフヘルプはどの辺までやっているか、などなどfacebookで何往復もする。その結果、「小柴胡湯」という漢方薬が選択されたとする。
しかし、うつ病セルフヘルプトレーニングeスクールは医療機関ではないため処方自体をしてもらうことはできない。ではどうするのか?
決定された漢方薬をどのようにゲットするのか詳しく説明がある。この薬はネットの「ケンコーコム」で買えるとか、近くの「マツキヨ」で売ってるとか。
医師が処方する必要がある場合は、どのように病院と科を選び、医師にどのように話せば処方してもらえるか。
このようにして漢方薬をゲットしていくのだ。そしてゲットした漢方薬を、特に寒型うつ病の人はお湯に溶かして飲んでもらう。
このようにして「セルフ漢方」を行うというわけだ。繰り返すが漢方薬だけでは決してうつ病は治らない。
食事・生活習慣という初級編、呼吸法・気功体操という中級編、を愚直に行うことが土台となる。
土台固めをしっかり行ったものだけが漢方薬の恩恵を得ることができる。なので最近メタボの漢方薬が有名だが、たいていの人が効かないのは当然と言える。
初級編・中級編・ツボ押しと行っても改善しない場合のみに漢方薬は適応となる。実際、漢方薬の適応となる人は、西洋薬や向精神薬を既に使ってしまっている場合がほとんどである。
現在病院に通っていて西洋薬や向精神薬を止めたい方は、是非この「セルフ漢方」を検討してほしい。
うつ病セルフヘルプ、これまで初級編~上級編を説明してきた。理解が不十分な場合はこれまでのメールの内容を読み返ししっかり勉強しなおしてほしい。
うつ病の克服なくして豊かな人生はあり得ない。そして克服の先にはステップアップした自分になれる。
生き生きとした自分自身を目にすることを願って、共に歩み始めよう!
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