「本当の自分」が、欲しかったものは何でしょうか?「本当の自分」が、叶えたかった願いはどんなことでしょうか?
今日聞いて頂くお話は、「本当の自分」が望むもの、「野心・野望」とも言えることを、人生の中で必ず叶えましょう!ということ、それを達成するための方法です。
「本当の自分」に再び巡り会えた日
僕が「本当の自分」の存在を再認識でいたのは、2010年末に、会社を独立した後のことです。僕は約12年間勤務した会社を「円満退社」しました。
あなたもご存知の通り、「円満退社」というのは、「円満ではない退社」をした人がそれを誤魔化すために使う言葉です。
大々的な社内での「副業バレ事件」を経て、会社を後にすることになったのです。キッカケは「円満退社」だったのですが、結果として「独立」した瞬間に、「本当の自分」と再び巡り会えたのです。
「本当の僕」は何が欲しかったのか?「本当の僕」は何を叶えたかったのか?それまでサラリーマンとして、働き続ける中で、ずっと「仮初めの自分」によって、隠され続けて来た「もうひとりの自分」に、もう一度巡り合うことができたのです。
僕は子どもの頃からずっと「夢や希望」を抱き続けて来ました。
「大人になったら、どんな楽しい日々が待ち受けているのか?」
家族・親族みんなから、数万円分の「お年玉」をもらっただけでも、大好きな「おもちゃ」を買ったり、「ゲーム」を買ったりできる。
「大人になって、お仕事をして、毎月何十万円もお給料がもらえたとしたら・・・」
アレもコレも、欲しい「おもちゃ」も、漫画もアニメもシリーズで、全部買い集めて。ゲーム機やゲームソフトも発売と同時に購入して、トコトンやりこんで。
テレビドラマに出てくるような、高級マンションに住んで、カッコいい車に乗って、ステキな妻と、可愛い子どもたちに囲まれて暮らすんだ。飛行機に乗って、南の島に旅行にも行きたい!
社会に出れば、そういう「夢や希望」が全部叶うと、漠然と想い描いていたのです。しかし、実際に大学を卒業して、就職して、サラリーマンになって社会に出た後で。社会はものすごく過酷な世界であるという、現実を目の当たりにしてしまったのです。
「リストラ」されゆく上司・先輩たちの背中を見ながら・・・
「僕も先輩たちのように、いつリストラされるか本当に分からない・・・」
三流大学を卒業したにも関わらず、奇跡的に「東証一部上場企業」に新卒入社で就職できたのは良かったのですが。僕を待ち受けていたのは、現実を思い知らさされるほどの壮絶な光景でした。全社員の3分の1が入れ換わるほどの、壮絶な「リストラ」。
30代後半〜40代の方々が、次から次へと会社を退社するか、給料と待遇が一気に下る片道切符の出向の辞令を受ける。
「アレ、、おかしいな?サラリーマンになれば一生安泰なはずじゃなかったの?」
無事に就職して社会人になれたことで。大学時代に出会った彼女と結婚。東京の都心の駅から、徒歩2分の高級マンションを、「35年のフルローン」で購入。
「毎月のお給料」を頼りに、一つ一つ、願いを叶えたり、欲しいモノを手に入れたり、しようとしたのですが。ここで息詰まってしまったのです。逆に、
「妻を養えなかったらどうしよう・・・」
「住宅ローン返済できなかったらどうしよう・・・」
楽しむどころか、不安と恐怖の気持ちでいっぱいになってしまいました。そこから先は、欲しいモノを手に入れたり、願いを叶えたりするために働くのではなく。
自分の時間と労力、全てを犠牲にしてでも、「生きるために働く」というモードに陥ってしまったのです。
この日常が僕の望んでいたものなのか?
この惨劇を目の当たりにした僕は、会社の同僚たちを裏切る覚悟で、コッソリと「副業」としてビジネスを立ち上げました。その後は、毎日10時間以上に及ぶ、会社の就労を続けながら。
出社前と、帰宅前の、ほんのわずかな空いた時間を使って、パソコンに向かって、パチパチする毎日がはじまります。
起床 → 副業 → 出社 → 労働 → 帰社 → 副業 → 夜遅くに帰宅 → 食事・風呂・就寝
この状態で、妻とまともな会話もはずむわけがなく。倒れるようにベッドに横たわり目を閉じた瞬間に、また次の日の朝を迎えます。
こんな生活を、入社2年後に副業をはじめてから、約10年も続けました。入社4年目のこと・・・、「副業ビジネス」で稼げるようになり、
「会社のお給料に頼らなくても生きられる」
という自信を持てたのだと思います。妻が長女を妊娠、翌年無事に出産できました。一度流産も経験しているので、本当に嬉しかったです。その2年後には、次女も授かることができました。
「絶対にシアワセにしなきゃ!」
強く思いました。2人の娘のパパになり、妻含めて4人家族になりました。本来なら、叶えたい願いが叶ったと充実した毎日を送っているはずです。
けれども、入社5年目からは、香港を中心に、海外のアジア各国を中心に「営業&マーケティング」担当だったので、海外出張に出かけて、家を留守にすることも多くなりました。
土日の休日出勤が無い時に、子どもたちと一緒にいても、パソコンに向かってパチパチをしていたり。疲れ果てて、眠り込んでしまったり。妻と娘たちとまともに顔を見合わして、会話をしたりするのは、外食に行く時だけでしょうか?
本業のサラリーマンのビジネスに、副業で自分が立ち上げたビジネス。毎日寝る間も惜しんで、大切な家族との時間も犠牲にして、一生懸命に生きているはずなのに。銀行通帳に、お金だけは積み上がっていくのだけれども。
子どもの頃に思い描いていたのとは、全く違う日常を送っていました。
「何かが違う気がする?」
一瞬よぎることもあったのですが。既に感情とか、感覚とか、そういう人間らしいところもどこか麻痺してしまい。ただただ、取り憑かれたように、お仕事に励み続けているのです。
「こういう日常が、僕の望んでいたものなのだろうか?」
年月を追う毎に、ドンドン違う方向に進んでいってしまうのです。
「独立」した僕がまずやったこと
人生の中での「成功=シアワセ」って何でしょうか?子どもの頃から、思い抱いていた「夢や希望」。全てを諦めて、失望に変えて、絶望に堕ちることでしょうか?
「家族のために・・・」
と口ずさみながらも、結局は家族を犠牲にして、本来自分が欲しかったモノ、叶えたかった願い。それら全てを放棄して、ただ生きるために、持てる時間と労力、その全てを費やし、ずっと下むいて、仕事に没頭し続けることでしょうか?
僕は、「円満退社」という、円満ではない形ですが、勤務していた会社を退社し、結果的に独立することになったことで。
「本当の僕」がやりたかったこと。「本当の僕」が叶えたかった願い。ずっと押し殺し続けてきた、「もうひとりの自分」に、再会することができました。
まずはじめに僕がやったのは、南国マレーシアのジョホールバルにリタイアメントビザの一種「MM2H」を取得して。家族と一緒に移住することでした。ジョホールバルでは、マレーシアで唯一温泉施設付きの高級コンドミニアムを3部屋購入。
その内の一部屋を自宅として住み。残り二部屋を、賃貸に出して収入を獲得することにしました。平日は2人の娘たちを、100%アメリカ人の先生だけのアメリカンスクールに通わせる。
金曜日の夕方、子どもたちが学校から帰ってくるのに合わせて。ドライバー付きの車を手配。400mの橋を渡り、ジョホールバルからアジア最大級の都市観光でも人気のシンガポールへ。
- リッツ・カールトン
- ラッフルズホテル
- マンダリンオリエンタル
- シャングリラホテル
- グランドハイアット
- ヒルトン
- ザフラートン
- マリナベイサンズ
名だたる「五つ星ホテル」、その全てに宿泊しました。
- ナイトサファリ
- マーライオンパーク
- ユニバーサル・スタジオ
- ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
- シンガポール・フライヤー
- サンズ・スカイパーク
観光ガイドブックに掲載されているような観光地は片っ端から生き尽くしました。
雨の日は、「高島屋シンガポール」の中にある、アジア最大級の「紀伊國屋書店」で、最新の日本の漫画本を買い漁り、キレイなホテルの部屋の中で、ゴロゴロしながら読み漁ってました。
週末は、東京銀座をモチーフにつくられたとされる、高級ブティックの立ち並ぶ、オーチャードストリートでお買い物です。
妻と一緒に計算したところ、「週末シンガポール旅行」だけでも、通算300回以上行って、最低限の旅費交通費だけで累計5,000万円以上は使いました。
子どもたちのインターナショナルスクールが長期でお休みの時は、ハワイに高級コンドミニアムを借りて、二ヶ月間住むように泊まって、観光を楽しみ続けたこともありました。
逆に、日本に1ヶ月間以上の旅行に行くことも楽しみのひとつでした。
「時間、場所、お金」
そのどれにも囚われることなく。「本当の僕」がやりたかったこと。「本当の僕」が欲しかったモノ。「本当の僕」が叶えたかった願い。その全てを、ようやく実現させることができたのです。
あなたは何のために「起業」しますか?
「本当の自分」が欲しかったモノは何ですか?「本当の自分」が、叶えたかった願いは何ですか?「本当の自分」にとっての、「成功=シアワセ」とは?
実はあなたの中にも、「もうひとりの自分」とも言える、「本当の自分」が眠っているのではないでしょうか?
しかし、かつての僕がそうだったように。会社に就職をして、社会の残酷な現実を知ってしまった。勤続年数を重ねても、なかなか上がらないお給料。リストラの恐怖に怯えながら、下げたくない頭を下げる日々。
右肩上がりの出世・昇進、終身雇用、年金。その全てが何一つとして期待できない現実を知りながらも。生きるための糧、お給料をもらうために。自分と家族、大切な人たちを守るために、頑張ってお仕事に励み続けている内に。
いつしか、「本当の自分」を押し殺して、封印してしまったのではないでしょうか?今日一日のお仕事が終わっても、自宅に帰って、風呂と食事が終わればたちまち眠くなり。
床についた瞬間には、明日が訪れてしまう。そういう日々を、長い年月繰り返してしまうと。このサイクルから抜け出す方法など分からないまま。ドンドン負のスパイラルに突入して苦しみ続けている。
そんな状態なのではないでしょうか?これは当然のことであると、僕自身が過去の経験からよく理解しています。けれども、それを承知で提案したいことがあります。
「独立を視野に入れてみませんか?」
そのために、今、サラリーマンとして毎月のお給料をもらえている内に、まずは副業として
「起業をしませんか?」
ということなのです。しかも、「独立」後には、時間と場所の自由も「選択肢」として持って頂く。2020年から始まった「コロナ渦」のような中でも「在宅ワーク」だけで完結できるようにする。
そのために、まずは一台の「パソコン」でできることにこだわって頂く形で。僕は、実際の過去の経験則からよく理解できます。仮に「リストラ」の恐怖の対策として、副業という形で「起業」し、そのビジネスを軌道に乗せられたとしても。
その状態では、「本当の自分・・・」には、巡り合うことはできません。就労のための拘束時間は平均して10時間。寝たり、食べたり、風呂に入ったりの、人間として生きるために費やす時間は8時間。
残りの4時間を、全て「起業」とその継続に費やすことになります。僕はその状態を10年間も継続してしまいましたが、心身共に「本当の自分」どころか、人間性そのものを喪失して行きます。
脳のキャパシティの全てを、仕事にフルことになるので、ある種の「思考停止状態」に陥ってしまうのです。だから、この状態をただただ継続し続ける・・・というのも、それはそれで危険なことだと思うのです。
だから、何のために「起業」するのか?内なる心の中に眠る、「本当の自分」と向き合ってみる。「本当の自分」が欲しかったモノは何なのか?「本当の自分」が叶えたかった願いは何なのか?
サラリーマンを続けながら、副業として「起業」したビジネスを続けることで実現できるのか?それとも、サラリーマンから「独立」しないと実現できないのか?
まずは、この部分から考えてもらいたいのです。
追伸・・・
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