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「海外留学」は本当に必要だったのか?「コロナ渦」で冷静に考察

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「海外留学」は本当に必要だったのか?
  • 海外留学:グローバルな視野と語学力を身につけるため日本の学校を休学して長期間海外の学校に留学。
  • 専門スキルアップ留学:興味のある専門分野を学んだり、スキルを習得するための留学。
  • インターンシップ留学:海外の企業で研修生として働く経験を。仕事を通してビジネスで通用する実践的な語学力を身につけるための留学。
  • ワーキングホリデー:海外で暮らす、学ぶ、働くの全てが体感できる留学。

「コロナ渦」では新規実行が厳しくなったものの。僕たち日本人が、日本人としての世界での信用力と、日本パスポートの力を使って、選択可能な数々の「海外留学」。

学生ご本人にしても、お子様を持つ親御さんにして「海外留学」を選択肢のひとつとして、検討したり、実際に実行したりする方々は少なくない。

しかし、これこそまさに、目的から完全に逆算された「根拠」を固めてから実行に移さないと、海外に留学することのメリットの方ではなく、大切な時期に、日本から出ることのデメリットの方が圧倒的に勝ってしまう。

実際に子供たちの「海外留学」を実行した僕であるが、本当に「海外留学」が必要だったのか?「コロナ渦」で一度冷静になって見つめ直すための「考え方」をいくつかシェアさせて頂きたい。

「海外留学」の「根拠」が日本からの逃亡になっていないか?

海外留学、専門スキルアップ留学、インターンシップ留学、ワーキングホリデー。学びのために海外留学を選択肢のひとつに入れている方々。間違った「考え方」の元、適当に決めてしまっている方々が大多数という現実もある。

お子様を「海外留学」に行かせようとする親御様のお話を聴いていると、

「それって親のエゴで子供たちが犠牲者になってない?」

もしくは、お子様が既に大きくなって、自主的に「海外留学」に行こうとする場合のお話を聴いていると、

「キミ、もうそんなに大きくなって、まだ夢や希望だけを見てるの?将来大丈夫?」

というツッコミどころしか無いパターンばかりなのが実情で。

「その海外留学の根拠は素晴らしいですね!」

と言えるものとは、なかなか巡り合うことはない。大抵は、親御様基準での「海外留学」の場合、「日本の学校教育が間違っている」という理屈から続き、

「うちの子には日本の教育は向いていないし、させたくもない。グローバル・スタンダードを身につけてもらうため自由奔放にのびのび教育で海外で学んでもらいたい!」

などの理由で、安易に「海外留学」を決めてしまっている場合が多い。中には、

「海外の大学に進学して欲しいから・・・」

というもっともらしい理由もあるが。どちらにしても、果たして本当にお子様の将来から逆算されるのだろうか?という疑問だけが残り、実際に軽くジャブ程度に質問をしてみただけで。

目的も根拠も曖昧で適当に逃げてきただけであることが露呈してしまう場合が多い。また、15歳を過ぎた学生さんが自主的に「海外留学」を希望するパターンがあるが、

「語学力に加えて日本を客観的に見ることができたり、価値観の違いをしって、物事に取り組む姿勢も身につきました。英語力だけでなく、現地学生とともに学ぶことで、語学力以上のものが身につきました!」

的な感想文に集客される程度のことしか得られない。しかし、この程度の感想しか書けない体験をするためなら、わざわざ「海外留学」なんてしなくても良かったんじゃない?とも言い切れる。

なぜなら、この程度の感想を得るのが目的であれば「海外留学」をするメリットよりも、大切な学生の時期に日本を離れるデメリットの方が遥かに大きいパターンに陥ってしまうから。

将来、お子様には、自らの力で狙って「成功=シアワセ」を掴み取れるようになってもらう。欲しいモノを手に入れたり、願いを叶えたり、そのために、自力で「年収」基準で「修羅」になってもらう。

ということを目的基準にした場合、単純に周りの同年代のライバルたちと比べて、遅れてしまう結果にしか至らなかったりする。わざわざ不必要に遠回りしたことで、選択肢がかなり狭まってしまったという末路にも陥ってしまう。

「海外留学」というものは、親子共に一丸となって、相当な根拠を持って臨まないと、海外で学ぶ「メリット」よりも、日本を離れる「デメリット」の方が遥かに色濃くなってしまうので、注意が必要だ。

「海外の大学」を目指すって?

「海外留学」の究極系は、「日本の大学」の入学&卒業ではなく、「海外の大学」の入学&卒業を目指すパターンだろうか?

「おたくのお子様、今何やってるの?」
「海外の大学に進学してるザマス」
「あらまあ、優秀なのね!」

一見すると、日本人が海外の大学に進学するって、格好良く感じるし、凄い偉業に挑戦しているように聞こえるかも知れない。けれども、その先の、

「どこ就職するの?」

ということに対する回答は、全く考えられていない場合が多い。「学歴」というのは、ただ取ればよいわけではない。

「何のための学歴なのか?」

という部分があっての「学歴」。当然ながら、僕たちが「学歴」を求めるのは、社会でどんな職業に就くのか?どこの企業に就職するためのその「学歴」なのか?という部分から考えていないと。

一応どこかの国の大学卒業の学歴は持っているけれど、現地の上場企業にも就職できるものではないし。日本に戻ってきても、どこの上場企業からも、エントリーシートベースで門前払い。

残念ながら、適当な「海外大学」に入学&卒業して、誰もが知る世界的に有名な企業に就職して、日本人でありながら世界を股にかけて大活躍!なんてことは起こらないし。日本に戻ってきて、

「海外の大学卒業するなんて凄い行動力だね!」

就職活動で上場企業の面接を担当してくれた社員に気に入られて。。なんてことも起こらない。結局は・・・海外に残ったまま、お小遣い程度しか稼げない海外のおしゃれカフェの「バリスタ」とか目指すとか言い出すか?

日本にヒッソリ戻ってきて、目標年収400万を超えるのさえ困難な中小企業にしか就職できないか?これらどちらかに似たような末路しか用意されていない。

しかも、一度でも「大卒」→「新卒」としての道を踏み外してしまえば、大企業勤務正社員・総合職のサラリーマンという、サラリーマンとして高年収を目指せる選択肢はスタートの段階から、完全に消滅することになる。

当然ながら、そのレベルの浅はかな「想定力」のままで、「経営者」とか言い出しても、夢や希望のお話から脱することはできない。

日本国内だけでも必要なパーツは揃う

「コロナ渦」では、日本から海外への渡航そのものが難しくなってきたこともあり。これまで「海外留学」を考えていた人たちも、その道を断念セざるをえなくなる場合が多い。

でも、もしも「海外留学」が今日お話したような、適当な根拠でしかなかったのだとしたら。頭を冷やすチャンスでもあるし、ちょうどよかったのではないだろうか?けれども、ただ日本にい続けながら、

「当初計画していた「海外留学」行けなかったから、人生がめちゃくちゃになった・・・」

親子共にただ呆然と、時間を過ごしているだけだとしたらそれこそお子様のミライは本当に大変なことになってしまうので。これから日本で何ができるのか?最良の方法とは?

熟考する上で、まずは毎週月曜日の夜、開催されている「おとなの父母会」の場を活用してみると良いのでは?

ファーザー一族のマスターヒロさん直伝「0歳〜18歳の子供の英才教育論」という「帝王学」をベースに、語り合うことで到達できる「考え方」と「設計図」の数々。

わざわざ海外に留学しなくても、日本国内だけでもお子様のミライの「成功=シアワセ」のパーツは十分すぎるほど揃えることができるから。

「コロナ渦」では実現不可能な、「海外留学」に思いを馳せ続けるのではなく、まずは「王道」から、見直して見てはいかがかな?と思うのだ。


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