孔明:「ホテルの清掃担当者さんへのチップの相場はどれくらいですか?(英語)」
ホテルスタッフ:「清掃担当者へのチップは要りませんよ(英語)」
オランダの文化・習慣を何も知らなかった僕は、ホテルに到着してすぐに、オランダ人のホテルのスタッフの方に素直に質問した。すると、ホテルの清掃担当者へのチップは要らないとのことだった。
何でも、チップを置いておくと、ホテルの清掃担当者同士で喧嘩をしたり、「余計な争いごとが発生するから・・・」とか、意味不明な回答が返って来た。オランダの街は、僕たち日本人にとって、非常に過ごしやすい場所だ。
1609年に、江戸幕府の初代将軍徳川家康が、オランダに朱印状を交付。オランダ人に「幕府相談役」の地位まで与え、平戸(長崎)にオランダ商館が設置され、「朱印船貿易」と呼ばれる通商関係を開始してから、2020年で411年。
キリスト教の弾圧を目的とした鎖国時代でも、西洋の国で唯一交流を続けて来たオランダと日本の関係が背景にあり。
ビール、オルゴール、おてんば、ランドセル、ポン酢、病院、盲腸、炭酸など、オランダ語がそのまま日本語になったものまで数多くあり、今でも僕たちは日常的に使っている。
入国管理局職員:「どこから来たの?」
孔明:「ジャパン(日本)」
入国管理局職員:「目的は?」
孔明:「サイトシーイング(観光)」
入国管理局職員:「OK」
「コロナ渦」の中でも、僕たち日本人は、「ビザなし・PCR検査なし・隔離なし」の三拍子揃った状態で入国と滞在が許可されるのも。過去から続く、「日蘭関係」によるものなのだろうか?
オランダのホテルの店員さんたち、ホテル近くの、今は「コロナ渦」の持ち帰り専門店になっている、段々と顔なじみになって来た、飲食店の店員さんたち。オランダ人は、僕たちが日本人と分かると、とても寛容に接してくれる。
僕とミスタスズキがオランダに滞在している感触としては「過ごしやすい場所だ」と素直に思えるほどだ。しかしある程度の期間滞在し続けているとそんなオランダにも「闇」があることが見え隠れしている。
オランダ社会の闇「暗黙の奴隷制度」
オランダに滞在して分かることは、僕たち滞在組と関わるホテルのスタッフや、飲食店のスタッフなど、直接やり取りのある方々は、白人さん系のオランダ人ばかりなのだが、清掃担当員とか、町中の汚れ系のお仕事は、彼らは一切やっていない。
皆、インドネシア人さんや黒人さんたちなのだ。「オランダ」の17世紀繁栄の裏には「奴隷貿易」という側面もある。1621年に設立された「西インド会社」が、大西洋奴隷貿易を展開。
アフリカのみならず、アジア圏の植民地インドネシアからも、沢山の奴隷が商品として連れて来られて。キュラソー島を奴隷専門の食料品の生産と中継基地にしたり。その当時の曰くのものも、「オランダ国立美術館」には大量に残っている。
1621年〜1650年に、ブラジルに約3万1,000人。1651年〜1675年の南北アメリカに約8万2,000人。大量の奴隷を輸入した記録も残っている。
また、オランダ現地のローカル料理のひとつとして、「インドネシア料理」が挙げられるほど、文化の中に溶け込んでいる。
表側は先進国として、極めて平和な様子が伺えるが、滞在すればするほど、奴隷文化の名残も根強く残っているように感じられる。
冒頭に挙げたチップにしても、オランダではチップが要らないのではなく。白人系オランダ人に対しては、生活の足しになるのでチップを渡してね!的な「チップ文化」であり。汚い系の仕事をするインドネシア人さんや黒人さんたちは、
「彼らにはチップで喧嘩をするのであげるな!」
ということのようなのだ。オランダでは、比較的「金融資本主義」による日本のような圧倒的格差は薄く、広くみんなが同じように行き届くような政策が取られているし。
事実として、それほどみんな裕福そうな洋服を着ているわけではないが、社会は回っている。しかし、人種による圧倒的なヒエラルキーが見られる。その犠牲になっているのが、インドネシア人さんと黒人さんたち。
白人系オランダ人が、汚い労働で手を汚すことなく、インドネシア人さん、黒人さんに働いてもらうことで、のんびりしたお仕事でも生きていけるような社会が構築されている。
かつて奴隷として連れてこられた、インドネシア人や黒人さんたちは、オランダ国籍を持っていたとしても、どんなに頑張っても上に昇れないような暗黙の階層がガチガチの状態になっていることが分かる。
そんな中、日本人は、江戸時代の武士と刀の武器のお陰で、奴隷制度の対象になっていないが。日本文化好きのオランダ人も多いようなのだが、仮に現地に移住したとしても、現地で日本人がありつけるお仕事にも限りがある。
日本人向けの観光業や移住サポート、日本人向けの習い事関連、日本料理レストランの経営、などに集約されて来るのではないだろうか?
日本国籍を持っていれば誰でも平等にチャンスがある日本
一方日本国内に目を向けると、学歴によるヒエラルキー。年収によるヒエラルキー。学校の偏差値。年収の「おとなの偏差値」から構築されている完全なるピラミッド型「金融資本主義」ガチガチの状態にはなっているが。
そのどれもが、日本国籍さえあれば、誰でも平等に勝ち取れるチャンスがある。元々が別の国籍の方々であったとしても、日本国籍を持っているものであれば、誰でも、学歴や年収を平等に勝ち取ることができる構造になっている。
現に「地下ソサエティ」の中にも、別の国出身で日本国籍を持っている方も少なくない。独立起業からの会社経営においても、日本国籍を持っているものであれば、もともとの国籍がなんであれ、誰でも平等に「新規創業融資」を獲得できる。
日本国籍を持つ人としては、「オランダ」で働くよりも、日本人として日本で働く方が、再現性を考慮した場合、学歴、職歴、「狙って頑張ったこと」がそのまま成果に反映されやすいことが分かる。
ただし、学歴や、職歴、年収など、「頑張ってきた過去の成果」に対しては、徹底的に差別・区別されてしまうので、どれだけストイックに、こういう数値化されるところに早期の段階から取り組めるか?
実際に結果を出せるか?という部分が、日本でより快適な「ライフスタイル」を手に入れることができるか?に直結されてしまう部分ではあるが。
「オランダ」のように、白人として生まれなかっただけで、上の階層に行けないというようなことは一切無いので。そんな日本に生まれ育って良かった・・・と改めて感じるところはあった。
「地下ソサエティ」としては、日本人であることに感謝をしながら、あくまでも、学歴・職歴・年収、数値化されるものは、最大限に取っていくことを追求しているので、引き続き、大富豪ファーザー、マスターヒロさん御方々から教わった叡智を元に、数値化できる部分は、できる限り最良のものを狙って取り続けて行こう。そうすれば、道は開けるのだから。
追伸・・・
学歴・職歴・年収「金融資本主義」の社会において区別・差別されてしまう数値化されるものを最大限に狙って取っていくための叡智の基礎を、まずは「5ポケッツ@LINE」から学ぼう。
「LINE@5ポケッツ成功者の思考と習慣」
https://kitasociety.com/lp/5pockets_line2/
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