早朝、マレーシアジョホールバルの自宅コンドミニアムを出た僕は、予め予約しておいたジョホールバル-シンガポール間の「送迎サービス」の車に乗込み陸路でシンガポールへ。
朝6時半ともなれば、ジョホールバル-ジョホールバル間の国境はガラガラ状態。自宅を出てから約45分後には、シンガポールチャンギ国際空港に到着。
現金200RM(約5,000円)をドライバーさんに支払いANAカウンターへと向かう。
シンガポール-羽田間ビジネスクラスアップグレード
なぜ、シンガポールからハワイホノルルへの直行便が無いのか?その理由はよく分からないが、シンガポールからハワイホノルルに行くためには日本や韓国を経由しなければならない。
今回僕は、ANAの便でシンガポール-ハワイホノルル間を予約。
- シンガポール-羽田:移動時間約6時間半
- 羽田空港乗り換え:待機時間約3時間半
- 羽田-ハワイホノルル:移動時間約7時間
合計約17時間もの長旅である。しかも今回、マイルでの予約ができなかったこともあり、全て現金で購入した、エコノミークラスでの予約。
けれども、チャンギ国際空港のANAカウンターでダメ元で直接聴いてみたところ。
ANAスタッフさん:「シンガポール-羽田間なら、18,000マイルでビジネスクラスにアップグレードできますよ!」
・・・とのこと。
孔明:「はい。それでは、18,000マイルでビジネスクラスにアップグレードして下さい!」
・・・とお願いすることにした。マイルで飛行機チケットを購入したり、アップグレードしたりすると、「無料」で「お得」に感じて非常に気分爽快なのは不思議である。
『君の名は』を観ながらシンガポール-羽田へ
シンガポール-羽田間のANAビジネスクラス機内は非常に快適である。
シートが180度倒れる形になるので、グッスリと眠りに就くことができる。
けれども、いつも悩むのが、睡眠を取るか?映画鑑賞を取るか?どちらの道を歩むのかということ。結局今回は、睡眠よりも優先して、映画鑑賞の道を選択してしまった。。
まずはじめに・・・前々から観たかったのだが、タイミングを逸してしまい、なかなか見る機会が無かった映画『君の名は』があったので、機内食を食べながら観ることにした。
ANAの機内食は断然和食派。今回は長旅で、肝臓・腎臓の調子を良好な状態に保っておかなければならない。
シャンパン、ワイン、日本酒、ビール、全てのアルコールを我慢して、炭酸水を頂くことにした。
『君の名は』
コミック版は前半だけすでにKindle版で持っていて読んでいるのだが、後半の展開が分からず楽しみである。
孔明:「僕は好き。こういうファンタジーな展開!」
しかし・・・最後の方で、◯◯が◯◯のことを◯◯れてしまい・・・という一連のシーンから、◯◯に至ったシーンに・・・
孔明:「ウクっ、やばいっ(つд;*)」
地上はるか上空の気圧も影響しているのだろうか?思わず泣きそうになってしまった。
画面から目を反らし、うつむいたまま10分。なんとか涙腺崩壊を、こらえることができた。
気分を入れ替えることにして、チャンネルを「孤高のグルメ」を観ることにした。
しかし、ゴローさんが、タイ料理をあまりにも美味しそうに食べることで、無性に何か食べたくなってしまった。。
すでに機内食を食べているのに・・・。
孔明:「ゴローさん、あなたのせいですよ。。」
ANAのビジネスクラスは「一風堂」の「空とんこつラーメン」も食べれるので、「空とんこつラーメン」も食してしまうことにした。こういう限定食には弱い。
ついついパクパクと食べてしまう(^q^)僕。「空とんこつラーメン」を食べながら、タイトルは忘れたが、綾瀬はるか主演の「人の心の声が聞こえる彼氏」系の映画を鑑賞。
「人の心が聞こえてくる」って、もしも本当にできたらつらいこと。「ふこう」だと思う。
たとえば僕も、四柱推命鑑定や占いに携わっていて、鑑定に来た方が口に出さなくても、過去の出来事含めて、色々なことを算出したりしているが。僕の場合は、人の心の声が聞こえてくるとか、読めたりするのではなく、古くからの命・運・風水の統計学を参考にしたり、相手の問いかけをそのまま時空に「橋渡し」して投げかけて、時空から返って来た回答をそのままお伝えしているだけで、別に人様の心の中を読んでいたりするわけではないので、実は「人の心」知らずである。
他人の心の内は知らない方が「しあわせ」であると改めて思わされた映画だった。
・・・と感慨深くなっているところで、羽田空港に到着してしまった。同じ時間のフライトでも、エコノミークラスはとても長く感じるが、ビジネスクラスだとあっという間に到着してしまう錯覚があるのは不思議である。
ちなみに、シンガポール-羽田間の機内では、ジョホールバル王族御用達レストラン『AKAFUJI』のオーナー北爪さんが一緒のフライトだった。
先週もレストランで激ウマ「赤富士丼」を頂戴してお世話になったばかりだったので、偶然に驚愕!
羽田空港で発動する「パブロフの犬」
羽田空港に到着した瞬間、パブロフの犬の如く、反射的に食べたくなってしまうものがある。
それは・・・「六厘舎」羽田空港店のつけ麺である。「六厘舎」は東京駅地下コンコースにも入っているが、並ばないといけないつけ麺屋さん。
食べたくても、行列を目の前にしてしまうと、並ぶ前にギブアップ。横目で通り過ぎてしまうことにある。
しかし、「六厘舎」羽田空港店では、誰も並んでいない。スムーズにオーダーして、専用のブザーを持ち、呼ばれるのを待つだけだ。
上空で一風堂の「空とんこつラーメン」を食したばかりである事実を、都合よく記憶から抹消して。
孔明:「ゴローさん、あなたのせいですよ。。」
・・・独り心の中でつぶやきながら、カウンターでつけ麺を注文。到着そうそう、こってり「特性つけ麺」をむさぼり食ってしまった。
うーん。僕は日本に住んでいなくて。本当によかったと思う・・・あまりにも視覚、嗅覚、味覚、触覚を刺激する美味しいものが多すぎる。。危ない。危ない。
エコノミークラスでシャンパンを味わう方法
シンガポールから羽田まではビジネスクラスだったが、羽田からハワイホノルルまではエコノミークラス。
人間誰しも、上昇気流に乗っている時は、高揚して喜びや充実感を感じることができるが、下降した時に、必要以上に落ち込んでしまい、そこで挫折感や敗北感を憶えて、投げ出してしまったり、元気ややる気がでなくなったりしてしまうことが多い。
ビジネスの世界でも、人生でも、昇っている時よりも、低迷している時に、いかに耐えられるかの方が重要。
たとえリッチなところから、エコなところに、転落したとしても・・・高いところでも、低いところでも、平然とその中での楽しみを見出すことが重要。
『泣き虫の頭に止まる秋茜』
・・・ということで、ビジネスクラスに乗った過去は一度忘れることにして。まるで今日はじめて飛行機に乗ったかの如く、気持ちを入れ替えて、エコノミークラスへ搭乗。
すでに、羽田空港内で、「六厘舎」の特性つけ麺を食べてしまったこともあり、エコノミークラス機内では、機内食を食べないことにした。
その代わり、眠りにつけるように、アルコールを一杯もらうことにした。
そこで・・・配膳で回ってきたC.A.さんに、
孔明「食事はいりません。シャンパンいただけますか?」
・・・と注文をしたところ。
C.A.さん「申し訳ございません。シャンパンはエコノミークラスではお出しできません!」
・・・とのこと。先程のシンガポール-羽田間のビジネスクラスでは、メニューを観ながら、シャンパン飲もうか?ワインを飲もうか?日本酒を飲もうか?ビールを飲もうか?悩みながらも、苦渋の決断で、「炭酸水で!」・・・の英断に至ったこともあり、「シャンパン」が脳内に刻まれていたようだ。
孔明「あそうなのですか。汗」
・・・しかし、この瞬間、脳内にイメージが湧いて言葉が走った。
孔明「それでは白ワインと炭酸水ください!」
僕の目の前に並ぶ、白ワインの入ったプラスチックカップと、炭酸水の缶。独り、不敵な笑みを浮かべる僕。
まず、白ワインを口に含む。次に、炭酸水を口に含む。 周りの人たちに気づかれないように、コッソリと口の中で、2回、3回、、静かにモゴモゴミックスしてそっと飲み込む。
すると・・・あら不思議。
孔明:「フランソワなシャンパンの味がする・・・。」
白ワインと炭酸水=シャンパンの味
白ワインと炭酸水=シャンパンの味
白ワインと炭酸水=シャンパンの味
くり返し、交互に飲んでいると・・・いつの間にか眠たくなって来たので、エア枕・目隠し・耳栓・・・エコノミークラス三種の神器を装着して、残りのハワイホノルルまでの道のりを、寝て過ごす。
目を覚まし、目隠しを取ると・・・飛行機の窓から、眩しい光が差し込む。外はすでに朝だった。
程なくして、ハワイホノルルに到着した。
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…