なぜ「東大卒」でも社会にでると「修羅」になれない方々が多いのか?
その主な理由は、「欲しい物を手に入れる難易度」が「お金」に近づけば近づくほど急激に上昇するから。
日本の最高峰の大学「東京大学」。
大学受験者の総数は毎年およそ50万人~60万人。
大学受験をする方々は、「キミ東大合格OK!」と言われれば、本来日本人なら全員「どうせ大学行くなら東大が・・・」となると想定して入手確率を計算すると、「入手確率」は「200分の1」ということになる。
けれども、「本当に欲しい!」と思って、センター試験などを通過して、実際に「東大」の入試を受ける方々は毎年1万人未満。
実際の「東大」受験者数から計算すると、「入手確率」は「3分の1」と一気に高くなる。
数字だけを見ると、比較的「入手確率は高い」とも言える。
しかし、「欲しい物を手に入れる難易度」は、「お金」に近づけば近づくほど、急激に上がって行くという特性がある。
「上場企業・総合職」の入手確率
例えば、「サラリーマンとしてお金をもらう」ための就職活動。
「サラリーマンとしてお金をもらう」であれば、上場企業に総合職として就職した方が、待遇も圧倒的に有利になるのだが。
大学卒業によって資格が得られる、上場企業の総合職として内定をもらえる倍率が、高校受験や大学受験と比べると桁違いに上がってしまう。
大学受験の場合、「東大」は無理だけど、本当にどこでも良いなら・・・と。
偏差値の低い人気のない大学であれば、学費さえ払えれば、誰でもどこかの大学には行けるという状況にはなっているが。
「お金=給料」に直接関わる、「上場企業・総合職」となればそういうわけにはいかない。
ありとあらゆる「上場企業・総合職」内定倍率は。
「エントリーシート」から計算すると、どんなに低くても数百倍以上。
就職人気ランキング上位のメーカーともなれば、軽く1,000倍を超えるところも出てきてしまう。
例えば、僕が就職した企業は、売上・利益規模は、それほどでも無かったが。
商品やテレビCFを通して会社知名度が高かったため、たった数十名の枠に、毎年3万人~5万人もの学生さんが就職試験にエントリーして来る。
やはり1,000倍である。
先日、「「東大」の女性が、60社受けて全部落ちた・・・」というWEBの記事を見たが、仮に「東大生」であっても、軽い気持ちで臨んだら、「上場企業・総合職」内定は勝ち取れない場合が多い。
「東大生」でもそうなのに、「東大未満」の大学であれば、適当にやっていれば「総合職」内定はまず勝ち取ることはできない。
「上場企業・総合職」の就職試験で一番難しいところは・・・。
大学受験の場合なら、私立大学であろうが、東京大学であろうが、「◯◯で何点以上」という明確な合格基準というものが存在する。
しかし、就職活動の選考には、明確に数値化できる内定基準というものは存在しない。
「SPAテスト」などで何点以上取れば「合格」というのも全く無い。
「総合職」というのは、幹部候補生とも言えるので、テスト系の点数だけでなく、まさに「総合力」で判断される。
その際、
「うちの社風に合わない」
「うちの社風に合う」
・・・というような超曖昧で感覚的な基準も存在する。
企業によっては、「外観」でガチで判断されるところもある。
人事部に指定されて採用面接を担当することになった社員と、たまたま相性が合わなかった・・・でもNGになるかもしれない。
もしもとある上場企業の総合職が設定した内定予定枠が10人で、受験者数が5,000人いたとしても、「上位10人が必ず合格する・・・」ということにもならず。
最終的に「今年は不作だ・・・」と5人しか採用しないかもしれないし。
「今年は豊作だ・・・」と逆に20人採用するかもしれない。
一つ言えることは、「勉強だけできて、東京大学だけど、他は全部ダメダメ。。」という場合は、上場企業総合職の場合、まず内定をもらえない。。
「勉強だけ・・・」の人生を歩んで来てしまうと、「お金」に近づいた途端、まったくもって通用しないことになる。
「修羅」の確率は「2万5,000分の1」
「サラリーマンでお金をもらう」だけで見た場合、確率論的に考えて、上場企業の総合職を勝ち取れなかった時点で、年収1,000万円位上の道を、断念することになるとも言える。
上場企業の総合職でさえ、年収1,000万円以上を狙って目指すのであれば、かなり大規模な企業で、部下が50人~100人位いる部長職以上を勝ち取る必要がある。
年収2,000万円以上を狙って目指すのであれば、部下が数百人いる「役員」になる必要が出てくる。
また、少し考えれば分かれば、その「部下50人~100人」も全員が、大学を卒業して、数百倍の「上場企業の総合職」を勝ち取ってきた方々ばかり。
その中での「トップ」ということになる。。
「それは無理、そもそも上場企業の総合職になることさえできないのだから・・・。」
という場合、
「オレはサラリーマンには向いてない。」
「独立起業して経営者として修羅を目指そう!」
という思考が働くことになるのだが、
果たして独立起業して経営者として、「修羅」を目指すことは上場企業の総合職で、部長や役員になるよりも、簡単なのだろうか?
ネット上では、「簡単に稼げる!」とほざいている輩たちも多いが、数値化してみると、決してそうではないことが分かる。
そもそも、年収2,000万円以上というのは毎年、日本の全就労人口の0.4%しかいない。
これを10年継続ともなれば、10年生存率を加味すると、「満員の横浜スタジアムに1人」2万5,000分の1という確率に突入してしまう。
また、もうひとつ別の見方をしてみると。
サラリーマンを独立起業して、経営者になって10年以上生き残れる方は、1,000分の1とも言われている。
その中で、偶然性の全てを排除して、狙って生き残り続けてる方々は、さらに100分の1。
他の99は、修羅として継続してるけど、勝ったり、負けたり、「たまたま」・・・という状態の場合が多い。
「大学受験」と比べて、「就職活動」
では明確に数値化できる内定基準というものは存在しないが、
「就職活動」と比べて、「昇進活動」。
「昇進活動」と比べて、「独立起業」の世界、
どんどん基準が無くなり、「総合力」が求められるようになるという部分で難易度が上がる。
結果として、経営者として「修羅」は、最も過酷な世界とも言える。
まさに、「修羅の世界」なのだ。
ここ20年位の、ネットバブルとかで大当たりして、偶然の成功的に、収入レベルでは「修羅」の領域に突入できた方々も沢山いらっしゃると思うが、彼らの内、果たして今日現在時点でどのくらいが生き残っているのだろうか?
なぜ「東大卒」でも社会にでると「修羅」になれないのか?
その主な理由は、「欲しい物を手に入れる難易度」が「お金」に近づけば近づくほど急激に上昇するから。
・・・このリアルが、「数値化」してみると、見えてくるのでは無いだろうか?
「東大卒」じゃないと、「修羅」になれないと言っているわけではないし。
「上場企業総合職」を経ないと「修羅」になれないと言っているわけでもない。
ただし、大学受験からも逃げて、就職活動からも逃げて、継続的な就労からも逃げて、全てから逃げ続けた方が、逃げの先に行き着いたのが「経営者として独立起業」だった場合。
「物販・ビジネス」をやろうが、
「サービス・ビジネス」をやろうが、
「情報・ビジネス」をやろうが、
「リアル・ビジネス」をやろうが、
「ネット・ビジネス」をやろうが、
どんなビジネスを手掛けたとしても、「自分はこんなこと、やりたくないから・・・」と「逃げる癖」がついてしまってる場合、まず生き残り続けることなどはできない。
誰かが助けてくれたり、与えてくれたりしてる状態で、「運良く」お金をもらい続けられる状態の人がいたとしても。
それが無くなってしまい、いざ「自分の力で生き残る」となった途端に、海の底に向かって沈んで行くか、自ら自爆的に、谷底へと飛び込んでいくことになる。
だから、その状態から脱出するためには、過去を振り返ってもしょうがないが、これから先のミライを考える上では、人生やり直すくらいの勢いで、「考え方」そのものを変えないと。
だから、今「修羅」ではない状態で、自分のため、家族のため、これから改めて「修羅」を目指して行く場合、現実を「数値化」して理解した上で、これから何を学び、何をしなければならないか?
ご自身で、家族や仲間たちと共に、ジックリと「考える」必要があると思う。
追伸
僕たちが、「修羅」になるために、「修羅」であり続けるために、学び採用している「考え方」が、「ファーザー一家」が45年以上ビジネス・投資の世界でただの一度も飛ばすことなく生き残り続けている秘密、『成功シンドロームOS』。
「修羅」から逆算された、大学受験、就職、就労、独立起業全てに通用する「考え方」『成功シンドロームOS』をシッカリと基礎から「学びたい!」という場合は、
9月7日(土)から、毎月1回・年間12回に渡り、『成功シンドロームOS・12回プログラム」の「2巡目』として開始されるので、このタイミングで、人生一からやり直す勢いで、初心に返って学びはじめるのが良いと思う。
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…