北野会長:「弾がなければ戦争はできぬ。あんたらは鉄砲持ってるけど、弾が無いから戦争ができないのだと分かった。今日は弾のつくり方を語ろう。」
バンコクスクンビットにある日本焼肉レストラン「やすだ」にて秘密裏に開催された「地下ソサエティ」の謁見宴(ディナー)。
開始早々に、北野会長が両手を机の上に置いて構えた。左手と右手をそれぞれ動かした。肩を前に、肩を後ろに稼働させた。弾を効率的・効果的に、獲得し続けるための基本の型とこと。
ビジネス・投資の世界における弾とは「原資」に当たる「お金」。「お金」の信用創造を容易に行うための、必殺の構えとのことだ。
戦略・戦術に並び重要な「兵站(へいたん)」
戦争において「兵法」というと、戦場の前線に出て、敵と闘っている場での戦略・戦術というイメージが強いかもしれないが。それは「兵法」における一部に過ぎない。
戦争において重要な要素の1つに「兵站(へいたん)」というものがある。
「兵站(へいたん)」とは、戦場において戦闘部隊の後方に当たり、人員・兵器・食料などの、前送・補給に当たり、後方連絡線の確保にあたる活動機能のこと。別名「ロジスティクス」とも言う。
戦争の理論を構成する3つの要素として、「戦略」と「戦術」に並ぶ形で、「兵站(へいたん)」が位置づけられていて。
「戦争のプロは「兵站(へいたん)」を語り、戦争の素人は戦略を語る」
・・・というような、「兵站(へいたん)」の重要性を強調する言葉も残っている。
第二次世界大戦中も、僕の祖父が参戦した「ビルマ戦争」の敗因を見ても分かる通り、「兵站(へいたん)」の部分で弾と食料が尽きて、後に「白骨街道」と語り継がれるほど、18万名もの日本兵の屍を一つの戦場にて積み上げることになった。
第2次世界大戦中の日本は、「勇気・行動・実行力」を持ち、勇ましく戦争に挑んだは良いが、「兵站(へいたん)」の部分で大きく欠けていたことが分かる。
一方、第2次世界大戦当時のアメリカは、すでにこの「兵站(へいたん)」の部分がロジカルに仕組みとして配備されていた。
たとえば、アメリカ陸軍では、年間400万トンにおよぶ弾薬を砲兵に供給し、年間150万トンが小火器として、戦闘部隊に提供されていた。
「兵站(へいたん)部門」で扱われていた物資も90万種類にものぼり、すでに開発されていた、鉄道輸送だけではなく、海上輸送や、航空輸送が計画的に活用されていた。
「兵站(へいたん)」を管理するための方法にも、科学的管理・数字的方法の導入が進み、オペレーションズ・リサーチといった、応用数学も導入されていた。
つまり、第2次世界大戦における、米国VS日本の戦争は、「兵站(へいたん)」の部分を見れば、全くもって勝ち目が無かったことが分かる。
「北のセオリー」における「兵站(へいたん)」
これは、金融資本主義の中での、戦争にも例えられる、ビジネス・投資の世界でも、その重要性は変わらない。
ビジネス・投資に関する、セミナーに出席することで、優れた戦略・戦術を学んだとしても、兵站(へいたん)の部分が欠けてしまっていたとしたら、戦略・戦術を元に遂行することは困難。
「戦争のプロは「兵站(へいたん)」を語り、 戦争の素人は戦略を語る」
・・・ならぬ、
「ビジネスのプロは「兵站(へいたん)を語り、ビジネスの素人は戦略を語る」
・・・と言ったところだろうか?
兵站(へいたん)において重要なのは、
- 必要なものを
- 必要な時に
- 必要な量を
- 必要な場所に
ただし、幸いなことに、ビジネス・投資の活動において、戦争程複雑なことは求められない。
特に、「北のセオリー」に基づいて、ビジネス・投資の活動を行えば、戦略・戦術の部分は非の打ち所がない位完璧な状態。
膨大な人員や施設もいらずに、パソコン一台と、自宅件オフィスでも実現できてしまう。
残るは、弾薬に当たる「原資のお金」という部分をいかにできるかぎり沢山、そして永続的に調達し続けることができるかどうかが、鍵になってくる。
もともと、「北のセオリー」では、弾薬に当たる「原資のお金」の創り方が、まず最初に「登竜門」として位置づけられている。
社会にでて10年間、酪農系ブルーワーカー一筋だった孔明弟が、独立起業して、会社法人を設立後、すぐに銀行融資という形で、2,000万円を信用創造。2年経過した2017年2月上旬、追加融資という形で、1,000万円を信用創造。
すでに累計、3,000万円も用意していることからも、その再現性は実証されている。
しかし、
北野会長:「お金は寂しがり屋だから、お金が無いところから逃げていく。お金があるところにもっと集まってくる。」
・・・とおっしゃられるように、本格的にビジネス・投資における戦争に挑むには、物販ビジネス、株式投資、不動産投資・・・様々な戦略・戦術を学び、実行に移す前に、それに応じる形で、「兵站(へいたん)」に当たる部分をさらに強固に。特に、弾薬に当たる「原資のお金」を、もっとかき集められるかどうかが重要である。
北野会長:「弾がなければ戦争はできぬ。あんたらは鉄砲持ってるけど、弾が無いから戦争ができないのだと分かった。今日は弾のつくり方を語ろう。」
僕たちにとっての、弾薬に当たる「原資のお金」の調達方法、北野会長から伝授頂くことになった。
「原資のお金」の調達につながる「必殺の型」
北野会長が、テーブルの上に両手の平を置いた。片方の手はコップを持ち、片方の手にはスプーンを持っている。
そして、左手と右手をそれぞれ動かした。肩を前に、肩を後ろに稼働させた。
北野会長:「こうやって銀行と話すんだ。」
メンバー一同:「おおお!!なるほど!!」
僕たち「地下ソサエティ」メンバーにとって、「お金」というものは、ビジネスに躍起になって、必死に稼いで貯めるものではない。
「もらったお金も、貸してもらったお金も一緒。お金に色はない。」
僕たちにとって「原資のお金」を調達する方法は銀行からの融資による信用創造。つまり、謁見宴(ディナー)の中で、北野会長がジェスチャーと共に、教えて下さったのは、融資獲得のための必殺技である。
左手を動かしたり、右手を動かしたり、肩を前や後ろに動かしたり、そんなジェスチャーなんかで、銀行がさらにお金を貸してくれるのか?
サラリーマンの貯蓄15年間分に相当する1,000万円。
サラリーマンの貯蓄30年間分に相当する2,000万円。
サラリーマンの貯蓄75年間分に相当する5,000万円。
サラリーマンの貯蓄150年間分に相当する1億円。
・・・そんな規模のお金を、信用創造として銀行が貸してくれてくれるのか?
外部の人間は、まったく意味がわからないはずだ。
けれども、すでに会社法人を立ち上げ、銀行から創業融資を引っ張ったり、追加融資を受けたり、「北のセオリー」における、「登竜門」を突破して来た僕たちメンバーたちにとっては、北野会長のジェスチャーの意味と、重要性をヒシヒシと感じた。
「なるほど、確かに・・・」
北野会長のジェスチャーの型と、セリフ周りを習得すれば、銀行が追加で融資をしてくれること・・・具体的なイメージとして、浮かんできた。
「弾薬さえ尽きなければ、どんなビジネスや投資にも勝てる!」
・・・シンプル極まり無いが、45年間、ただの一度も「飛んでイスタンブール」にならずに、生き残り続けて来られた北野会長の言葉は重い。
ビジネス・投資の中で、すばらしい戦略術と共に、臨んで来た経営者たちであっても、5年で10人に9人、10年で100人に99人が「飛んでイスタンブール」になってしまう理由が、「ムリ・ムダ・ムラ」がたたって、「弾薬」が尽きたからだと言う。
つまり、戦争で言うと、「戦略」と「戦術」の部分ばかりに思考を働かせてしまい、「兵站(へいたん)」の部分を、無視した闘い方。
第2次世界大戦中の、日本のような闘い方をしてしまっている経営者が多いということだ。
一方、北野会長の闘い方は、「戦略」「戦術」「兵站(へいたん)」三拍子揃っている。いくらでも増え続ける、弾薬の補給のなかで、戦争をしている状態。第2次世界大戦中のアメリカのような、闘い方をしているということだ。
これから僕たちは、どちらの闘い方で、ビジネス・投資における、戦争に臨むのか?
当然ながら僕たちが選択する道は「北野流」。「戦略」「戦術」「兵站(へいたん)」三拍子揃った闘い方である。
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私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…