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小学校で必修化された「プログラミング教育」をどう考える?

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小学校で必修化された「プログラミング教育」をどう考える?

2020年から「プログラミング教育」が、日本のすべての小学校で必修化されているのはご存知でしょうか?「プログラミング教育」と言っても僕たちが子どもの頃にはなかった授業なので、一体どのような教育なのか?イメージできる両親は少ないと思います。

近年、デジタル化の進化成長が加速している世の中で。子どもたちの約65%は、今日時点では全く存在していない職業に将来就くとも言われてます。経済産業省によると2030年には、約80万人ものIT人材が不足するという予測が出ています。

そんな中、文部科学省は、学習指導要領改訂によって小学校で「プログラミング」を必修化する理由として。コンピューターは生活の様々な場面で活用されている。身近な物の多くにコンピューターが内蔵され人々の生活を便利で豊かなものにしている。

誰にとっても職業生活をはじめ、学習、家庭、余暇などあらゆる活動においてコンピューターなどの情報機器やサービスと、そこからもたらされる、情報を適切に選択・活用して問題解決していくことが不可欠な社会が到来しつつある。

子どもたちが将来どのような職業に就くとしてもコンピューターを理解し、活用していく力が、極めて重要になっている。コンピューターをより適切・効果的に活用するためその仕組みを知ること。

コンピューターを動作させるための命令を与えることが「プログラミング」。自分が求める動作をコンピューターにさせることができることで、主体的に活用できるようになる。

新学習指導要領において、小・中・高等学校を通じてプログラミング教育を充実することとし、2020年度から小学校においてもプログラミング教育を導入することになった。・・・としています。

「コンピューターに命令して処理を行わせるために必要な論理的思考を習得するための学習活動」ということですね。

「プログラミング教育」のねらい

  1. プログラミング的思考を育むこと
  2. コンピューターを活用して身近な問題解決をしたり社会を築いたりする態度を育む
  3. 各教科等での学びを確実なものとする

ということで、単元での限定ではなく、多様な教科・学年・単位などにおいて、取り入れるということです。

すべての教科を横断的に配列し、計画的、組織的に取り組むこと。必要とあらば、常に改善を図り、育みたい力や指導内容の配列などを随時見直していくことも予め視野に入れているとのことです。

なるほど・・・「プログラミング的思考」を軸に、必要とあらば、すべての教科を横断して行くような形でしょうか?

確かに、僕なんかも既にお仕事の99%は、コンピューターを通してしか思考したり、言動したりしてませんので。これからの時代を生きる子どもたちにとっては確かに必要な学びとも言えますよね。

「プログラミング的思考」とは?

ちなみに、育む「プログラミング的思考」とやらをもうすこし深く見てみると。

「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」

とのことです。コンピューターに自分が考える動作をさせるためには、

  1. コンピューターにどのような動きをさせたいのかという自らの意図を明確にする
  2. コンピューターにどのような動きをどのような順序でさせればよいのかを考える
  3. 一つ一つの動きを対応する命令(記号)に置き換える
  4. 命令(記号)をどのように組み合わせれば自分が考える動作を実現できるか考える
  5. 命令(記号)の組み合わせをどのように改善すれば自分が考える動作により近づいていくかを考える

という思考のプロセスになるわけですね。例えば、正三角形を描こうとする場合。従来のように紙の上に作図する場合、正多角形が持っている

  • 辺の長さがすべて等しい
  • 角の大きさがすべて等しい
  • 円に内接する
  • 中心角の大きさがすべて等しい

というような、正多角形の意味や性質などを使って作図していました。コンピューターで作図する場合も同じようなことを考えるわけですが。

  • 長さ100進む(線を引く)
  • 右に120度曲がる
  • 3回繰り返す

コンピューターが理解できる命令に置き換えるわけですね。「プログラミング的思考」とは、ありとあらゆる分野でこのようなことを「論理的に考えていく力」。

過去の紙ベースでの勉強の内容を、どのように「コンピューターへの命令」に変換するか?ここが今日時点での主な課題。この活動を通して、思考力、判断力、表現力を育成していくわけですね。

この小学生たちが、大学受験する頃には、センター試験が、「コンピューターへの命令(記号)」になっている。。とか。古の勉強の言葉を、「コンピューターへの命令(記号)」に言い換える。。とかになっている可能性も無きにしもあらずといいうことでしょうか?

「プログラミング教育」にどう向かい合うのか?

2020年から小学生で必修化された「プログラミング教育」に対して、「0歳〜18歳の英才教育論」としては、どのように向かいあうのでしょうか?習い事や学習塾として、「プログラミング教室」に通うなど、何か特別なミッションが増えるのか?

・・・実際は何も本質は変わりません。なぜなら、枝葉にどんなものが加わろうとも、育むべきはあくまでも「脳のOS」です。

コンピューターが台頭する社会で活躍から逆算されたとしても。この部分だけは何も変わりません。

「プログラミング」や、「プログラミング的思考」が加わったとしても。それはそれ、好きで得意であれば深く取り組めば良いし。嫌いで苦手でも必要とあらば求められる最低水準では押さえる。ただそれだけのことです。

最も重要なのは、今も昔も、ミライも変わりなく。親子共に「脳のOS」を『成功OS』に書き換えることこれだけです。

ちなみに、「プログラミング」をいくら学んでも。将来的に「コーディング」を行うような’「プログラマー」は。今でいう、ミライの「ブルーワーカー」的な低所得層になると思います。

今日時点でも既に、IT系上場企業の正社員としては、「プログラマー」など誰も求めていません。実際に「コンピューター」に命令をする人材は、外注や、一般職的なスタッフたちで済んでしまうのですから。

これを間違えてしまうと、今で言う学歴だけ高いのに社会でつかえないやつ。。と同じように、将来、「プログラミング力」だけ高いのに社会でつかえないやつ。。に成りかねません。

この部分は十分に注意が必要ですね。枝葉は時代の流れと共にどんどん変わっていきますが。根幹の本質は何も変わりません。この部分を見誤ってしまうと、「0歳〜18歳の教育期間」を無駄に送ってしまうことにも成りかねませんので。

例え「プログラミング教育」が、日本のすべての小学校で必修化されたとしても、あくまでも根幹である本質をよく抑えた上で、取り組むことを推奨いたします。

追伸・・・
大富豪一族直伝の「帝王学」「0歳〜18歳の英才教育論」
『LINE@コミュニティ・ワンチーム』
https://p.kitasociety.com/line


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