僕の2人の娘たちが、物心ついた時には既に海外に住んでいた。
僕が勤務していた会社の転勤により香港からスタート。
当時勤務していた会社が家賃を出してくれていたのだが。ユニー(現APITA)目の前の、2億5,000万円以上するコンドミニアムが娘たちにとってのはじめての居住地だった。
その後、中国本土広州へ、マレーシアジョホールバルと、家族4人で移り住んだ。
そんな娘たちは、普通に日本で生まれ育った子どもたちと何が違うのか?
月財門パパ的に分析してみると、「常識」というものの基準値が変わってくると思う。
例えば、日本で生まれ育った僕は、約25年間を日本の中で、日本語と、日本の「常識」を信じて疑わなかった。
26歳ではじめて海外に出た時、日本国内とは違う基準値の「常識」が存在することを知った。
当然ながら、はじめの内は、戸惑いを隠せなかった。
僕たちの日常生活は、お仕事、余暇、家族生活と3つに分類されると思うが、香港、中国本土、マレーシア・・・
実際に居住した国々だけみても、それぞれの国と地域の「常識」が存在している。
例えば香港では、日本と同じ水準の言論の自由というものがあり。日本のアニメやドラマなど、テレビ番組も普通に放映されている。
ランチの時間の「常識」は、13時からスタート。
女性も出産直前まで、大きなお腹のままバリバリ働いている。
けれども、香港と同じ中国でも、中国本土では、共産党下の厳しい言論統制がされていて、日本のテレビ番組放映は当然のこと。
インターネットの情報でさえ、他の国では当たり前のようにアクセスできるWEBサイトでも、閲覧そのものができないよう、国家ぐるみのファイヤーウォールで囲われて閲覧不可能。
また、中国本土では、「神様」という概念そのものが固く禁止されている。
国家に半目を打った発言をしただけでも、それが共産党員の耳に入ってしまうと、ガチで逮捕・拘束されてしまう。
マレーシアでは逆に、アッラーを唯一神とした、イスラム教が国の宗教として採用されているし。
ムハンマド5世という国王もいらっしゃて、どこのお店に行っても、国王の肖像画が掲げられている。
イスラム教では豚肉とアルコールも禁止されているので、一応イオンスーパーで豚肉もアルコールも購入できるのだが、普通のレジではお会計さえさせてもらえない。
特別に隔離されたコーナーで、イスラム教以外の人間が購入でき、レジ打ちも、イスラム教とは関係の無いインド人スタッフがやっている。
香港では英語と中国語、中国本土では中国語、マレーシアでは英語と中国語を日常的に使うことができるのだが。
その際、政治、宗教、文化に基づいた「常識」をもとに、現地の方々と対話することが求められる。
日本の学校の授業中や、語学学校での、机上で語学を学ぶだけでなく、それぞれの国と地域の「常識」を知り理解した上で、現地の方々とのコミュニケーションを取ることが求められる・・・。
このように、国と地位とによって、「常識」の基準値が全く異なること。
娘たちは、幼い頃から当たり前のように、認識してくれているのである。
「WINDOWSは恐竜だ!(遅れている)」
娘たちが小学校の時から(長女小3、次女小1)通っていたマレーシアジョホールバルのアメリカンスクールもとても変わったしくみを授業に採用していた。
(マレーシアなのにアメリカンスクール。笑)
基本パソコンを使って授業を行っているのだが。校長先生「WINDOWSは恐竜だ!(遅れている)」として、授業ではアップル社の、MacBookが採用されていた。
(パソコンを授業で使うことも少ない日本の小中学生はどうなるのか!?)
「今の時代、検索力が重要」として、教科書もなく、調べ物は全てGoogle検索で行うことが求められる。
これからの時代に必要な、各種WEBツール。
ブログ、Twitter、Facebook、YouTubeなども日常的な授業の中で使う。
単に英語を授業の中で学ぶだけでなく、英語を活用したアウトプットも徹底的にさせられるので。より実践的な、英語学習になっていると思われる。
このような、海外では「常識」の基準値そのものが国と地域によって全く異なる中で。
その中の一つとして、日本の「常識」を知ると。普通に日本国内で生まれ育った中で、日本の「常識」が全てだと思い込んで育つのとでは。根本の発想が、全く異なってくるわけだ。
日本国内では「宇宙人」扱いされるが・・・
大人になってからも・・・
僕もまだ26歳という、頭が比較的柔軟な内に海外に出ることができたので。ビジネス一つ立ち上げて運営するにしても。
日本に生まれ育ち、日本の「常識」しか知らない方々と比べると。よく「宇宙人」扱いされてしまう。
どう扱われるかを置いておいたとしても、海外を「基準値」に置くと、様々な発想が浮かんでくる。
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Aという国では非合法なことだったとしても。
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Bという国では合法である。
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Aという国ではコストがかかることだったとしても。
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Bという国では、超格安である。
法律、価格差・・・
・・・このことを知っているだけでも。ビジネスの立ち上げ段階から、根本的な発想そのものが、全く異なってくる。
今では僕も日本語で、日本で生まれ育った方々向けにブログの記事を書いていることもあり。「あえて」日本の「基準値」に合わせて論じていたりするが。
リアルの世界で、海外の「常識」を知る方々に対してお話する時には。「リミッター解除」状態になり。日本だけの「常識」にとらわれた方々から見ると、意味のわからない単語が並んでしまう。
こういうことを、当たり前の「常識」として知っていることが。僕がノンビリ、ゴルフとか、旅とかをし続けられるヒミツ。
自営ビジネスの世界でも、副業時代合わせると20年近く生き残り続けることができている理由であると言える。
仮に今営んでいるビジネスの、売上・利益がゼロになったとしても・・・
ゼロスタートからビジネスを発想する時には。いきなり、「どこの国で何をするか・・・」というところからのスタートになるので。
道端にヒッソリと咲く雑草のように、分でも死なない根強く丈夫になる。
・・・今週末、12月29日(土)22時~24時++で開催されるZOOMセミナーでは。平城寿@SOHOと僕という、海外の「常識」を知る2人のライフスタイルを通して。
そういう、「世界基準値」をインストールして頂こうと思う。
両親が変われば、子どもたちも変わる。
「世界基準値」をインストールして、活動をはじめる両親の背中を見た子どもたちも、自ずと・・・と、次の世代までに続いていく。
そんなミライを体験頂くべく、セミナーの中ではお話させて頂く所存である。
12月29日(土)年内最後のZOOMセミナー
https://renkin.jp/seminar/kaigai-k
追伸
当日、「英語でペラペラ商談TOEIC265点から2ヶ月で出来る奇跡の方法」も伝授
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…