ゴルフクラブを握りしめて、練習場に行きはじめたのが、ちょうど一年前。
ワイキキの動物園近くにあるアラワイゴルフ練習場。
打ったボールは、右曲がったり、左曲がったりしていたが。ホノルルの青い空、サンサンと照らす太陽、ダイヤモンドヘッドを眺めながら。ボールを打って飛ばす爽快感を体感。
「あれ?ゴルフって楽しいかも!」はじめて実感できたのを今でも鮮明に覚えている。
けれども当日晩に開催された、「大富豪ファーザー」との謁見宴(ディナー)の中で。
ファーザー:「ゴルフの練習場で練習しても意味ない。ラインが違う。4方向あるから!株と同じく「練習ラウンド」のみ!」
訓えを頂戴したことで、マレーシアジョホールバルに戻ってからは。「ゴルフ18ホール」に直接行くようになった。
これが「7番アイアン真田」として本格的にデビューしたキッカケ。
森を怖がればボールを森の中に飛ばす
人間の恐怖心。
自分の恐怖心と向かった時、恐怖から逃げたいと考える。
それが形になってゴルフに現れる。
池を怖がれば、ボールを池に落とし。
森を怖がれば、ボールを森の中に飛ばす。
逆に、池に入れてやらんな思ってボールを打つと、なかなか池に入れられない。
「ファーザー」のお言葉を念仏のようにブツブツ繰り返しながら、ジョホールバル滞在中は、火、水、金、日と体育会学生時代を思い出しせっせとゴルフ場に赴く。
炎天下の中の、血と汗と涙がにじむような地獄の特訓を経た一年後の僕。
再びホノルルの地を踏むことになった。マイクラブ君たちを握りしめて。
ただし、荷物になるのは嫌なので、
- パター
- サンドウェッジ
- ピッチングウェッジ
- 7番アイアン
- 3番ウッド
- ドライバー
の6本だけ。
ツアー初日「ハワイカイゴルフ場」5名の「プラチナ」で臨む。
ツアー2日目「アラワイゴルフ場」4名の「プラチナ」で臨む。
僕は1年間で、どう変われたのだろうか?
ライバルたちとの真剣勝負。
「接待ゴルフ」の作法
お若い頃から、商売のお客様たちの「接待」目的でゴルフをはじめた「ファーザー」。
ビジネス・投資の世界では、45年間ただの一度も負けなしの「無敗神話」を築きあげた「修羅」の中の「修羅」であられるが。
奥様に対してと、お客様たちとのゴルフでは、万年負け続けだと言う。
なぜなら、「接待ゴルフ」だから。
賭けてるゲームでは、必ず負けなければならない。
「狙った負け」
ただし、単に最初からずっと負けていても面白くない。
そこで「ファーザー」流ゴルフ「接待作法」としては。8ホールまでは対戦相手は負けている状態。
ピリピリと緊迫した状態で「ファーザー」が、大きくスライス(右回り)を打つと、相手の感情が高まる。
もう一発、ざっくりボール手前の地面をバーンと叩く。
もっとギリギリの勝負を仕掛ける時には、グリーン。
寄せて入ったらパー。
この段階で、トップしないとだめ。
ボールがグリーンをコロコロコロと、最後に「ファーザー」が一打負ける。
相手にとってこの喜びはでかい。
これをゴルフ終わった後の、飲み屋で熱心に説明しているお客様。
美味しい酒がもっとうまくなる。
「最後の一杯フロートつくってくれ。フラッペでもいいんだけどフロートしたいね!」と。
・・・なるほど、勉強になります!
メモメモ。
しかし、ここであることを気づいてしまった。
それは・・・
全力勝ちに行ってるのに必ず負ける(T_T)
実は僕、ゴルフ場で見知らぬ人から、電話番号を良く聞かれる。
韓国人、華僑系マレーシア人、シンガポール人、日本人。
・・・これが普通なのかと思っていたら。周りの仲間たちに聴いたところ、そんなことは無いという。
でも、よく思い出してみると、なんか僕と一緒に回った方々は、「ベストスコア」に近い、時として記録更新の、ハイスコアを叩き出すことが多い。
その後、「今度また、一緒に回ろう!」と電話番号とかチャットを交換してくるのである。
こないだハワイ滞在中も、ゴルフ場でお友達になった、学校のセンセイから、
「今度いつジョホールバル戻ってくるんですか?」
・・・とチャットが入った。
センセイとは、すでに4回ご一緒させて頂いているが、確かに一緒に回った時、「ベストスコア出ました!」とおっしゃっていた。
・・・その理由が、「ファーザー」の「接待ゴルフ作法」を聴いているときに、「もしかして・・・」と思ったことがある。
それは・・・
僕は常に勝つつもりで、全力を尽くしているのに、なぜかいつも必ず負ける。
「天然接待ゴルフ」をしているのではないかと?
ゴゴゴゴゴゴ
例えば今回のホノルルゴルフツアー初日。
「ハワイカイゴルフ場」
「修羅」・・・
Pジロウとの真剣勝負。
Pジロウは、僕よりも年下だけど、超イケメン&独身。
ネットビジネスでは物凄い実績を叩き出している。
ゴルフ始めて半年、僕の2分の1。
「これは先輩として負けてられない!」と気合を入れてスタート。
前半はワンオンが飛び出したり、良いショットが炸裂。
けれども、後半になってなぜか徐々に崩れ始める。
ティーショットでスライス。
アイアンで地面を掘る。
アプローチでトップ。
パターで失敗。
下り坂の僕に対して、Pジロウがメキメキスコアを伸ばしていく。
結果・・・
Pジロウ:「ベストスコア100切り出ました!(^o^)」
なんと、年下でゴルフ歴半年のPジロウに負けた。。_| ̄|○
ツアー2日目「アラワイゴルフ場」。
ライバルはサトシ。
僕よりも年下なのに、ネット業界では、12年間も「修羅の領域」で生き残り続けている超イケメン&独身。
再び、「先輩の意地を見せないと!」と臨んだ1番ホールなんと僕はいきなり「パー4」で「パー」が炸裂。
サトシは立ち上がりボギー。
ニヤリ!
立ち上がりから絶好調。
今日は、伝説の5ホール連続「パー」の再来か!
しかしその後・・・
ドライバーとウッドで2オンとか。ウッドで1オンとか飛び出して、昨日と比べ明らかに絶好調なものの。
コースを回るごとに下り坂。
突然、ティーショットが飛ばなくなる。
ウッドでゴロ100ヤード。
アプローチでトップ、バンカー&バンカー。
迎えた最終ホールのグリーン上でのパター。
集中してカツーン!カランコロンでインのはずが、なぜかダフった。
孔明:「ノオオォォォォ!」
ゴルフをやったことがある方々なら分かると思うが。普通、グリーン&パターで、ダフル方がむしろ難しい。
真剣にやってダフった。
ある意味、奇跡のプレーである。
結果、サトシはなんと、ベストスコア前半で「37」。
「シングルプレイヤー」レベルの高得点を叩き出した。
年下のサトシに負けた。。_| ̄|○
結果・・・
両日共に年下のイケメン&独身に、完敗するに至った。
年上の僕が・・・顔で生まれながらに負けて、ゴルフでも負けた。
今回もまた、「ベストスコア頂きました!(^o^)」を目の前で・・・。
僕の場合は、真剣に勝ちに行っているのにも関わらず、途中から徐々にミスが発生しはじめ、そして結果的に負ける。
「先輩の意地」も何も、全てガラス細工のように崩れ去り。敗北&無念の涙を流し続けた。
別に「接待ゴルフ」をやろうとしてるわけではなく、真剣に勝ちに行ってるのになぜか・・・。
ということで、ゴルフ歴第2年目の新たな課題ができた。
それは・・・
本当は勝てる実力を持っているにも関わらず、ファーザーの「接待ゴルフの作法」に基づいて。「あえて負ける」ができるようになること。
でも、結果的に負け続けることは変わりないけど。。
こうして、ジョホールバルに戻った後、再び「7番アイアン真田」の血と汗と涙のにじむ地獄のゴルフ特訓は今年も続く。
「あ~勝ちたい!」
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…