ニューヨークマンハッタンには、「ニューヨークトイショー」というものが 開催されているタイミングで、僕が玩具メーカーのサラリーマン時代、2回も訪れたことがある。
けれども、あの時はあくまでも、「米国玩具市場の視察」という会社からのミッションがあったため。頭の中には、米国玩具関連の現場を見て回る。写真を撮る、レポートを作成するということしか頭に無かった。
マンハッタン内の観光も、「FOBシュワルツ」とか「KBマート」とか、あくまでも玩具売り場を中心としていた。社会人になってから、2回行ったのだから、マンハッタンを知ってるよ!的な感覚になっていたが、実際に訪れてみると、まったく知らないことに気がついた。
そこで・・・自分で地図を頼りに、マンハッタン内を回っても、たかが知れてると思うので、「郷に入れば郷に従え」現地に住んでいる方に、案内をしてもらおうと思い、インターネットで、一日観光ツアーなるものがないかどうかを検索してみた。
すると・・・「ニューヨーク1日市内観光 〜自由の女神クルーズ付き(日本語ガイド)」なるものを発見した。
主催は、「JTB Travel Network Company」。つまり、JTBのツアーだ。直前の申込であるが、オンライン決済にて、すぐに申し込めるようで。最小開催人数2名。所要時間は、8時〜15時15分までの7時間15分。
73USD位と僕的にはお得だと感じたので、すぐに申し込んで見た。
「剣客として米国市場で活躍するためには、まずは敵城視察。米国で最も最先端で高所得な街、ニューヨークマンハッタンを!」
・・・という、とってつけたような、大義名分の元。剣客武者遊行の旅、「NWマンハッタン一日観光の旅編」がスタートした。
朝8時「ヒルトンミッドタウン」集合
宿泊しているホテルを北上する形で、
「ニューヨーク1日市内観光 〜自由の女神クルーズ付き(日本語ガイド)」
の集合場所である、「ニューヨークヒルトンミッドタウン」へと徒歩で向かおうとしたが、雨が降っていたため、素直に「UBER」で行くことにした。「ニューヨークヒルトンミッドタウン」に到着して集合場所まで行ってみると、人が数人いた。
孔明:「あ、あの・・・。」
声をかけてみると、ニューヨーク1日市内観光でも、地下鉄で行く市内観光というツアーで僕が申し込んだのとは違った。集合時間まではまだ時間がありそうだ。
フラフラしていると、サンドイッチを作ってくれるところがある。
他の人たちが食べてるのを見ると、美味しそうだったので、ついつい注文してしまった。しかも、ベーコン&エッグのクロワッサン。他国ではありそうでない、ジャンキーで、少しアブラギッシュな感じのサンドイッチ。
口に入れた瞬間・・・「うまい!」
なぜか、昔アメフトの試合で行った、米軍基地のオイリーで衝撃を受けたサンドイッチの味が、脳裏に蘇った。
楽しいことをする・・・食事の成分云々を度外視して、これはある意味精神面の健康には良い。なぜなら健康とは、その半分くらいが、情報時空のあり方が影響するものなのだから。アブラワッサンのサンドイッチを、ゆっくりと食していると、集合時間の5分前になった。
既に人が集まって来ている。当然であるが、僕以外は全く知らない人たちだらけ。
同じ会社の同僚たち4人組で、申し込んでいる方々もいたが、後は僕と同じように単体での申込で、僕を入れて合計8名が参加。一人でもツアーに申し込んで来るなんて、ひょっとすると僕と同じ軍師で、同じく敵情視察が目的なのか?剣客なのか?
とにかく、僕が剣客であり、ツアーに参加した目的が、「敵情視察」であることを周囲に悟られてしまってはならない。
ツアーガイドのマイクさんの後をついていき、10人乗りの車に乗り込んだ。
「ニューヨーク1日市内観光〜自由の女神クルーズ付き(日本語ガイド)」
ツアーガイドのマイクさんは、自ら車を運転しながら、ずっと観光案内のお話をされている強者である。さすがはJTB、良い人材を確保されている。残念なことは、今日に限って雨が降っていること。
ニューヨークはちょうど、朝の出勤時間みなさん傘をさして暗い顔をして歩いていらっしゃる。
ちなみに、ニューヨークは夏が7月、8月と短く、年間通して半分以上が冬服が必要。そうとは知らずに、今回も僕は、また服装を間違った。。
僕が南国から来たということもあるが、最高気温14度で雨なので、体感的には冬のように寒かった(涙)。幸いなことに、地下鉄で行く観光ではなく、車で回る観光なので、凍え死ななくてヨカッタ。
インターネットで知り合った、名前も知らない男女が、メールのやり取りをしながらお互いに惹かれ合って行く、メグ・ライアンとトム・ハンクス主演のロマンティック・コメディ『ユー・ガット・メール(1998年公開)』の舞台となったホットドッグ屋『GRAY’S PAPAYA』をパシャリ。
なぜ、そんなことを僕が知ってるかって?それは、ガイドのマイクサンがお話していたからだ。
☆「特別な人間」が住む世界屈指の「高級住宅地」
「ヘイ!ジョン!」振り返ったジョンレノンが、熱烈なファンに銃撃されたジョンレノンが住んでいた「ダコタ・アパート」。
ちなみに、今でもオノヨーコさんが、「ダコタ・アパート」の最上階に住んでいる。セントラルパークの周りが、マンハッタンんでも最高級の住宅地。マンハッタンの島の中には、住宅用の一軒家が1軒もなく、全てがマンション(アパート)である。
その中でもこの「ダコタアパート」は、ニューヨーク最上級と言われていて、現在30家族が暮らしているが、このアパートに居住するためには、犯罪歴が無いかどうか、親族の親族まで徹底調査される他、30家族の賛成が無いと住むことができないという、超敷居の高いマンション。
自ずと、世界的に認知度の高いVIP系の人間しか住めないということだ。これは極端な感じであるが、こういう「私たちは特別な人間よ!」的な嫌らしさを持つ人たちも多いのが、マンハッタンでもある。
経済が発展し、富の格差ができてくると、調子の乗った人たちは、すぐに自分たちを特別な人間だと勘違いしだす。。
それが、人間の本質でもあるので、致し方ないかな。僕たち日本の「地下ソサエティ」メンバーにとって、嫌いな言葉は「特別」。そういう意味では、馴染めそうにないエリアである。
☆メトロポリタン美術館
セントラルパーク内を横切り、世界的に有名な美術館「メトロポリタン美術館」へ。
「メトロポリタン美術館」には、J.P.モルガンやロックフェラーなどの世界トップの大富豪たちによって収集されたコレクションが埋蔵されていると聴く。
そして、古代の叡智を活用している、真田孔明@四柱推命鑑定士の、隠れた趣味のひとつが美術館鑑賞。世界有数の美術館、必ずや鑑定士に必要な、「俯瞰レベル」を高める叡智が埋蔵されているに違いない!
ここは後ほど、確認しに来ようと、メモをした。
☆「トランプタワー」の中でもトランプさんのご自宅
今は大統領となって、「ホワイトハウス」に住んでいらっしゃる、ドナルド・トランプさん。大統領になられる前に、住んでいた「トランプタワー」。今でも、トランプさんのご家族は、この「トランプタワー」に住んでいる。
そのためか、このビルの周りは、とても警備が厳重。マンハッタン一、警備が厳重な気がする。トランプさんは71歳で大統領になられた。
- アメリカで生まれた
- アメリカに14年以上住んでいる
・・・という条件を満たせば、誰でもアメリカ大統領に立候補できるようだ。ちなみに、「トランプタワー」と言っても、マンハッタンの中には、「トランプタワー」が20棟もあるとのこと。「トランプタワー」も個人的に訪れるメモをしたが、間違えないようにしないと。
☆月の家賃がバカ高い「ユニクロ」
マンハッタンの5番街という高級ブティックエリアにあるユニクロ。ユニクロがテナントとして入っているところの一ヶ月の家賃は、一体いくらなのか?想像してみてもらいたい・・・。
その答えは、一ヶ月の家賃1億3,300万円。ということは、年間家賃15億9,600万円。
ゴゴゴ
さらに、ユニクロは15年契約を結んでいるようだ。15億9,600万円x15年間=239億4,000万円
ゴゴゴゴゴゴ
さすがは、日本の誇るユニクロ。ニューヨークのマンハッタンでも、頑張っていらっしゃる。
☆ロックフェラーセンター
世界的大富豪、デービット・ロックフェラー氏が、2017年3月20日に101歳でお亡くなりになった。民間人としてははじめて、日本の天皇陛下を自宅に招いたこともある民間の領域を超えた権力者でもあられた。
そのロックフェラー氏が、1930年〜9年間かけて、マンハッタンの中心部の22エーカーの土地に建設された、「ロックフェラーセンター」。
・・・けれども、1989年10月。日本の三菱地所が、ロックフェラーセンターを約2,200億円で買収した。バブル景気の成金的な「ジャパンマネー」の象徴的な例として、ニューヨーク市民の大きな反感を買い、ジャパン・パッシングの火に油を注いだ。
その後、不動産バブル崩壊のタイミングで、運営会社が破産。三菱地所が買収した14棟の内12棟は売却され、現在は「タイムライフビル」と、「マグロウ=ヒル・ビル」の2棟のみが、三菱地所の所有となっている。
この一連の流れを、「地下ソサエティ」メンバーの僕から見れば・・・。利益が出るのだから・・・「未練残すな残せ!」の精神で、楽して大もうけして、調子に乗っていてワキの空いた日本の三菱地所に売却。価値以上の多額の現金を入手。
バブル崩壊によって、三菱地所が傾いた時に、超破格値で買い戻す。買い戻した時は、三菱地所からもらったお金の一部だけをつかって。。。行って帰って来るだけで、大もうけ。
まさに、世界の大富豪ロックフェラー。これは・・・数千億円単位で行われているが、「ツバメ返し」ではないか。やはり、大富豪の考え方、剣筋というものは、日本の米国も変わらないのだと理解することができた。
歴史を知ることで、金融と経済の勉強することができるマンハッタン。剣客武者修行の旅としては、正解である。
☆「自由の女神像」周遊フェリークルーズ
ツアー一行は、サウスストリートシーポートへ。
雨が降っていて傘も何も持っていない状態で、屋根も無い状態で、フェリーに並ぶのは辛い。けれども、参加人数が少ないようで、比較的すぐに中に入れてくれた。本当に凍えそうだ。
周遊フェリーの中に入ると、ガラガラである。ゆっくりと歩く形で、2階の一番前の席を確保させて頂いた。
フェリーから眺めるマンハッタンの街。フェリーが出港した後、地上からは見ることができない、大迫力のアングルでブルックリン橋の橋の下を見上げることができる。
ワンワールドトレードセンターを始め、ウォール街に建ち並ぶ超高層ビル群やエンパイヤステートビルを見渡すことができる。
雨が降っていなければヨカッたのに・・・とも思ったが、雨のこういう景色も、映画のワンシーン見たいでいいなと思いなおすことにした。
そして・・・おおお。
雨の中、遠くの方に薄っすらと見えてきたのは、「Statue of Liberty」。ローマ神話の自由の女神リベルタスをかたどった立像「自由の女神像」である。
「自由の女神像」=ニューヨークというイメージが強烈であるが、実は「自由の女神像」は、フランスを中心に各地に存在している。
ニューヨークにある自由の女神像は、アメリカで建造されたものではなく、アメリカ合衆国の独立100周年を記念してフランスより贈呈され。1886年に完成したもので、現在アメリカ合衆国の自由と民主主義の象徴となっている。
日本にも、東京台場、おいらせ町、函館市、石巻市に「自由の女神像」があるが、フランスのクーベルタン鋳造所にて複製されたフランス政府公認のブロンズ製のレプリカである。
しかし、世界的な「認識」的には、やはり「自由の女神像」=ニューヨークであり。世の中の「認識」力が、本場かどうかに勝るので、やはりニューヨークの「自由の女神像」を拝ませて頂けるということは、とても「シアワセ」である。
「自由の女神像」周遊フェリークルーズなのに、雨で「自由の女神像」が見れなかったら寂しいなと思ったがしっかりとこの目で見ることができた。
さらには、「自由の女神像」を写真に収めることもできたので大満足である。
☆「ホールフーズマーケット」で昼食
「自由の女神像」周遊フェリークルーズを終えた僕たちは、再び車に乗込みツアー継続。
昼食は「ホールフーズマーケット」の中で、各自で。ということだった。
・・・と言っても、「ホールフーズマーケット」の中に、レストランの類があるわけではなく、自分で好きな食材を、専用のBOXに入れて、量り売りする形式のところだけだった。
BOXに入れるフードは、どれも微妙な感じだったこともあるが、そのすぐ近くに見えた
釜での焼き立てピザが無性に美味しそうに目に写り。量り売りの焼き立てピザをランチで食べることにした。
問題は、まともなレストランも無い「ホールフーズマーケット」で、1時間も時間を潰さなくてはならないこと。スーパーマーケットの中を、無意味に何往復もしていることしかできない僕だった。
☆チェルシーマーケットで「塩」を買う
マンハッタンでも観光客に人気の「チェルシーマーケット」へ。室内型マーケットなので、雨の天候でも安心だ。
「チェルシーマーケット」は、1997年4月にオープン。元々は、ナビスコオレオクッキー工場だったものを、内装を改造して造られた巨大マーケット。
約35店舗ニューヨーク中の有名店が集まっていると言っても、過言ではない。「チェルシーマーケット」内は平日だと言うのにとても混んでいて、年間600万人もの人が訪れるという。
「チェルシーマーケット」内をウロウロしたが、僕はショックを受けた。「チェルシーマーケット」内のレストランとか持ち帰り専門の軽食屋が、滅茶苦茶美味しそうなものばかりだったからだ。
せっかくならば、「ホールフーズマーケット」で無理やりピザを食べるよりも、「チェルシーマーケット」で食べたかった。
ガイドのマイクさんにさりげな~く伺って見ると、「ホールフーズマーケット」のランチは安いから。「チェルシーマーケット」のランチは高いから。・・・とのことだった。
流石は、旅先案内人の囚われでもある、月修門と思われるマイクさん。まさに!という門通りの回答である。「門使い」として、フムフムと別の意味で納得してしまった。
とりあえず、マイクさんオススメのお土産屋として、「お酢と塩のお店」を挙げていたので、その内の「塩」をお土産として購入した。
他にも・・・
・リンカーンセンター
・ワシントン・スクエア
・トップオブザロック
・グランドゼロ
・ブロードウェイ
・タイムズスクエア
・エンパイヤステートビル
・フリック・コレクション
・ソーホー
・ウォール街
・同性愛ストリート
・チャイナタウン
・・・などを、車で通り過ぎる形で観光。約7時間15分に及ぶ、「ニューヨーク1日市内観光〜自由の女神クルーズ付き(日本語ガイド)」が終了。
たったの一日で、マンハッタン博士的になるくらい、現地を視察しながら色々と教えてもらえたので大満足。。
こうして、「剣客として米国市場で活躍するためには、まずは敵城視察。米国で最も最先端で高所得な街、ニューヨークマンハッタンを!」・・・という、とってつけたような、大義名分の剣客武者遊行の旅、「NWマンハッタン一日観光の旅編」が終了した。
☆ジョーズシャンハイ
ツアー終了後、無性に中華料理・・・特に小籠包が食べたくなり、インターネットで鼎泰豊(ディンタイフォン)を探してみたが、ニューヨークには無いようだ。代わりに、「ジョーズシャンハイ」という小籠包屋が美味しいということで、行くことにした。
住所: 9 Pell St.
TEL:(1-212)233-8888
オープン:11時〜23時
残念ながら、鶏がらスープは無かったが、「小籠包」を黒酢&生姜につけながら食べた。モチモチの皮の中に、アツアツのスープが入った美味しい小籠包だった。
☆ルーフトップバー「230フィフス」
食後・・・日本は株式相場が開いている時間帯。このまま、ホテルに帰ってしまうと、時差でバタンキューと寝てしまいそうになる。
外の雨がやんでいたので、「UBER」で場所を移動して、ルーフトップバー「230フィフス」へ。
住所:230 5 Ave.
電話:(1-212)725-4300
オープン:16時〜午前4時
金・土曜日はドレスコードあり
「230フィフス」は、マンハッタンの光り輝く摩天楼を望む高層ビルのルーフトップバー。ビーチリゾートを思わせる開放的な屋外ガーデンで、カジュアルでリラックスした空間。
そして、エンパイア・ステート・ビルを間近に、マンハッタンの夜景とお酒が楽しめる。
ムムム。。。フト気づいてしまったが、何もアルコールを注文しなくとも、ルーフトップバーに、居続けていることができている。
あまりにも沢山お客さんがいるからなのか。店員さんは僕を見ても、何も言ってこない。・・・ということで、席にも座らず、お酒も注文せず、ここでiPhoneを取り出し、「居合抜き」をすることにした。
ニューヨークマンハッタンの人気ルーフトップバー「230フィフス」で、エンパイア・ステート・ビルを眺めながらの「居合抜き」。「剣客武者修行の旅」っぽい。
それにしても、世界ナンバーワンの都市、米国ニューヨークマンハッタンでフラフラしながら、日本の株式市場にアクセスして、お金を稼ぐことができる時代。この時代に生まれ育って、本当にヨカッタと思う。
ただ、生まれて生きているだけでも、いかなるご先祖様たちよりも、「シアワセ」であることは間違いない。
追伸
今回マンハッタン中を観光して、驚いたことは、マンハッタンの街から、
- 玩具のFOBシュワルツ
- 玩具のKBマート
- 玩具のトイザらス
- タワーレコード
- HMV
が消滅してしまっていたこと。僕がサラリーマンとして出張で、マンハッタンを訪れたのは、12年前のこと。
・・・当時、沢山のお客さんが入っていた人気&有名大型店舗が全て潰れてしまっていた。2017年今日時点において、マンハッタンの中には、玩具売場も、レコード屋(CD、DVD)も皆無なのである。時代は流れていく・・・
「奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」。
やはり、ビジネスでは、どんなに儲かるビジネスを見つけたとしても、長くは続かない。生き残り続けるためには、「北のセオリー」。
- 永続的な信用創造
- 永続的に生き残る「居合抜き」
「剣客」としての道を真剣に歩み続けること、あらためて決意を固めた。
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…