24歳のクリスマスイブの事。なんとかクリスマスまでに彼女が欲しいと思い、意を決して出会い系パーティーに参加し、一人の女性と知り合った。売れない頃の矢口真理とさとう玉緒を足したようなルックスのマリ。当時32歳。僕と8歳差だ。
勢いだけで連絡先を交換し、クリスマスの予定を合わせる。「どうにか間に合った」思えばこの時が一番幸せだった。
当時僕は埼玉の朝霞台に住み、マリは神奈川の大和に住んでいたので、マリの地元の横浜、桜木町駅で待ち合わせ。
まぶしい笑顔のマリは、なんとかクリスマスに間に合い達成感で浮かれていた僕を連れ、さっそうとジュエリーショップに。
連れられるままいくつかアクセサリーを見ていると、キラリと光るピンクダイアのブレスレットに目がとまる。
「キレイ~♪いいな~☆欲しいな~:.。. .。.:・゜゚・*」
なんとなく嫌な予感を感じつつ、おそるおそるタグを裏返す。金額は、「¥58,000円」。
「エッ・・?!?」思わず声が裏返る。さっきまでの達成感が一気に冷めてくる。
「まだ会って1週間しかたってないのに、初デートで、俺、こ、これ、買うの・・マジ・・?」
隣には全盛期のさとう玉緒のようなブリっ子っぷりを披露するマリ。その場をなんとか切り抜け、せめてもう少し安いものはないかとみなとみらいを散策するものの、時すでに遅く、マリの瞳はピンクダイアに輝き、
数時間後、僕は作りたての楽天カードで、ピンクダイアのブレスレットを購入した。
振り回されるもてない男
ピンクダイアのブレスレットから、なし崩し的にお金が減っていった。
年が明けてすぐ、東京ドームでバックストリートボーイズのライブ。約8,000円×2人分。翌週はマリの誕生日で、品川駅ビル内のお洒落ディナーコース。約15,000円×2人分。次に新宿東口コムサ周辺の創作料理屋でコース。約6,000円×2人分。レンタカーを借りて富士急ハイランドへ。ざっくり2万円。
他にももろもろ出費が重なり、1か月もせずに10万以上飛んでいった。あっというまに貯金残高が減っていく。来月にはピンクダイアの支払いが待っている。この頃から次第にケンカが増え、結局半年持たずに別れる事になった。
モテる男は焦って彼女をつくらない
今思えば、もてない男だった当時はひたすら焦っていた。クリスマス前という時期に焦り、マリへのご機嫌とりに必死になり、相手の性格もわがままっぷりも知らずに付き合い、いつのまにか数十万が吹っ飛んだことで銀行の残高に焦り、さらに当時はセブンスターを1日1箱吸う生活で、ストレスばかりたまっていた。
明らかに計画性、決断力、自信などが足りなかったと実感する。
現在は、禁煙はもちろんの事、『気功法』で『肝』『腎』を鍛えたおかげか、付き合っている彼女とは1度もケンカもなく、大変リラックスして生活ができている。それも自信、余裕、判断、計画性などが、明らかにパワーアップしているからだろう。
もし現在彼女がいないとしても、どうか焦らないでほしい。僕の経験上、焦って探してもいい事はない。
それよりも淡々と自己鍛錬に励み、自分のロマンを追求する過程で人を巻き込んでいれば、必ず人との出会いは生まれ、最愛の女性に出会う事だってある。モテる男は焦って彼女をつくる必要はないのだ。
以上、真田孔明が認めた10名の勇者、「真田十勇士者」の一人青木四郎執筆。当サイトの「弐の禁忌:皇帝のための東洋医学」を学ぶための教材として投稿。
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