僕たちが向かったのは、僕たちの拠点コンドミニアムから、車で2分のところにある、HSBCマレーシア。
ファーザーのお車を運転するのは僕。
運転席の窓を開け、首にかけたフォルダーに入ってる、「黒いカード」を掲げると。それを見た警備員さんが、颯爽と看板をどけて、VIP駐車スペースへと誘導して下さった。
普段、どこの誰からもVIP扱いなどされることの無い僕であるが。この瞬間だけが、特別感のようなものに浸れる瞬間。
しかし、「嫌いな言葉は特別」を心の中で念仏のように唱え、何事も無かったかのように涼し気な顔で立ち振る舞う。
朝10時のHSBCオープンと同時に、入り口の扉を開けて、HSBC二階へとゆったりと昇って行く。
サインボード書かれているのは、「HSBCプレミア・マレーシア」。
マスターヒロさんが、新たに口座開設をされるのだ。
僕たち一向だけでなく、その後に続く形でゾロゾロと、シャングリラホテルグループデベロッパーの、GMリム氏、マネージャー、スタッフ、通訳さんも。
総勢8名という実に賑やかな訪問である。
「HSBCプレミア」の担当マネージャーも「何事?」と目が点になるのも当然と言えよう。
実は近年、マレーシア非居住者のマレーシア現地銀行の口座開設が困難になった。
マレーシアに居住してる日本人でも、リタイアメントビザや居住ビザなどの公的証明書や、明確な預金の目的や現地での継続送金目的が無いと、口座開設を冷ややかな口調でお断りされるケースが激増している。
僕が「HSBCプレミア・マレーシア」の口座開設をしたのは、現役サラリーマン時代の2010年。
9年前のあの頃は、「HSBCプレミア・マレーシア」の担当マネージャーが、僕の宿泊しているホテルロビーにわざわざお越し下さり。僕のパスポートコピーだけ渡して、その場で必要書類にサインして、口座開設手続き完了!
次の日には、ATMカードの受け取りと、ATMでの暗証番号設定のため、支店に行く。。という、超ユルユルな感じだったのだが。。
マスターヒロさんも、マレーシア居住者ではないので、本来個人口座の開設は困難であるが。
ジョホールバルの父と呼ばれる5兆円企業シャングリラホテルグループの、発祥でもあり、今では娘婿さんが社長を勤める。GMリムさんも、40年以上継続就労しているほど歴史ある確かな企業。
拠点のモレック地域では、密接に癒着しているようで、その御威光をお借りしての口座開設を強行する形である。
経済的な有力者の直接紹介では、アッサリと口座開設OK。
これがどこの世界でも、当たり前の現実のようだ。
「HSBCプレミア」の「トライアングル」システム
ちなみに、「HSBCプレミア」に関して、海外筋の間で、その存在感を鈍く放っているのは「トライアングル」システム。
ゴゴ(2ゴゴ程度だが・・・。)
どこか一箇所の国で、「プレミア」条件を達成すると、世界各国の「HSBC」で「プレミア」になれるというルールが存在。
一カ国でも、最低預金額に基づく「プレミア」達成条件を達成できれば、他の国では達成条件未達でも、口座維持手数料は1円もかからないというもの。
※日本円換算は2019年7月時点Yahoo!為替レート参照
最低預金額:100万HKD(約1,400万円)
口座維持手数料:340HKD(約4,749円)
・HSBCマカオプレミア:
最低預金額:100万HKD(約1,400万円)
口座維持手数料:340HKD(約4,749円)
・HSBC中国プレミア:
最低預金額:50万RMB(約791万円)
口座維持手数料:300RMB(約4,748円)
・HSBCシンガポールプレミア:
最低預金額:20万SPD(約1,600万円)
口座維持手数料:50SPD(約4,000円)
・HSBCマレーシアプレミア:
最低預金額:20万MR(約526万円)
口座維持手数料:150MR(約4,000円)
・HSBCフィリピンプレミア:
最低預金額:400万PHP(約846万円)
口座維持手数料:4,000PHP(約846円)
・HSBCインドネシアプレミア:
最低預金額:5億RP(約385万円)
口座維持手数料:25万RP(約1,926円)
例えば・・・
僕が2010年、現役サラリーマン時代に開設した「HSBCプレミア」体験記。
2010年(34歳)当時の僕は、夢と希望に満ち溢れ、「世界を制する!」的に鼻息を荒くしていたこともあり(遠い目)。
香港でプレミア条件を達成しつつ、マカオ、中国、シンガポール、マレーシア、フイリピン、日本・・・と合計7カ国の「HSBCプレミア」の口座開設を遂行済み。
日本の「HSBC」は、「見せざる手」による重圧があったのか?無いのか?小市民な僕には知るところではなく、2011年12月個人向けサービスは寂しそうに撤退してしまったが。
当時持っていたブランドモノの長財布を広げてみると、7カ国7枚の「プレミアATMカード」がズラリと並んでいて、部屋の中で眺めながら一人ニンマリとしていた。
「HSBCプレミア」のオンラインバンキングにアクセスすると、「グローバル管理画面」的な機能があり。該当ページでは、世界各国の「プレミア口座」を連携登録することが可能。
各国の口座残高を一元管理で確認できるのは当然のこと。
国と国の間によっては、ワンクリックだけで海外送金出来てしまう。
日本、中国本土、フィリピンは、お金の入金は出来るが、海外への持ち出し規制があるので海外への出金クリック機能が使えなかった。
けれども、香港、シンガポール、マレーシアには、お金の入出金の規制が無くて、自分名義の「HSBCプレミア」口座間で、手数料完全ゼロで、お金を移動することが可能。
「僕のお金よ瞬間的に移動しろ!必殺、マネートランスファートライアングル、アタック!」
・・・と、アニヲタの如く、ひとり暗い部屋の中でパソコンに向かって叫びながら海外送金に戯れていたこともある。
また、「HSBCプレミアATMカード」があれば、各国のHSBCプレミアを、「高級インターネットカフェ・ラウンジ」代わりに利用可。
入り口で、警備員とかに「ブラックカード」をチラ見せすると、笑顔で快く通してくれて。
経済ニュースが流れてるテレビを英語意味分からなくても分かってるよなフリして、うなずきながら視聴したり。
英語の経済雑誌を、広げて格調高く眺めてみたり。
備え付けのパソコンで、ネットサーフィンしたり。
そして何よりも・・・
コーヒーやティーなどを、何杯でもすすり飲みまくれるし、
小さなグミやキャンディ、お菓子なんかも食べまくれるし。。
世界中に、VIPの香り漂う、高級カフェラウンジの「会員権」を手にしたことにもなる。
さて、「HSBCプレミア」の新規口座開設を思い描いた時、気にしようとしなくても、自ずと目についてしまうのが、「マレーシア」。
「HSBCプレミア・マレーシア」の達成条件が「20万MR(約526万円)」・
特に、「トライアングル」システムを思う存分活用できる「香港・シンガポール・マレーシア」間では、「プレミア」達成条件が一番低い。
仮に「HSBCプレミア・マレーシア」で口座開設に成功すると。。
わずか526万円程度の現金で、「VIP高級カフェラウンジ」の「会員権」を手に入れたことになる。
しかも、実際にどこかに支払って、無くなるお金ではなく、銀行口座に寝かしておくだけなのだから。
決して「邪な皮算用」に走らないように・・・
526万円を全額定期預金とかにしてしまうと、わずか「年金利4%」程度であるが、利子だけで年間21万円のお小遣いがもらえると思えば、ほんの少しだけ顔の口角が上がる。
仮に526万円定期預金に、4%で10年計算すると。。約210万円。。
ここまで想定すると、どこか目障りな数字になる。
しかし、この際間違っても、日本で年利1%台で「信用創造」したお金を・・・
などと「北のセオリー」と「マレーシア定期預金」のシナプスを結び付けないように!
「妄想時空上の邪(よこしま)な皮算用」
- 1,000万円:年配当40万円相当、10年配当400万円相当
- 2,000万円:年配当80万円相当、10年配当800万円相当
- 5,000万円:年配当200万円相当、10年配当2,000万円相当
- 1億円:年配当400万円相当、10年配当4,000万円相当
「金利のさや抜きゲイン」。。
さらに、日本円-マレーシアRM間の為替相場が以前よりも30%もお得な今の内に全額両替して・・・
もしも10年後為替相場が元に30%戻れば・・・
「妄想時空上の邪な皮算用 その2」
- 1,000万円:10年配当520万円相当
- 2,000万円:10年配当1,040万円相当
- 5,000万円:10年配当2,600万円相当
- 1億円:=10年配当5,200万円相当
ウククク「ダブルゲイン(ニヤリ)」。
エクセル表計算アプリや、電卓アプリ立ち上げての、「邪な皮算用」には、絶対に走らないように!
こういうことは、ファーザーレベルの「信用大富豪」に昇格した後、「お戯れ程度のわずかなお金」で臨む「大人のお遊び」である。
と、僕からは明言しておくことにしよう。
「瞬間海外送金・VIPラウンジ・金利」「HSBCプレミア」には様々な思惑を巡らせるものの、
「今はまだ、海外口座に滞留させる程の、潤沢な現金が無いですが・・・(涙)」
という場合でも、
「で、でも、もしかしたら、マレーシアでなら私も挑戦できるかも・・・」
という安易な方向性に流され安い。
しかし、よくよく冷静に考えてもらいたい。
そもそも論で、海外別荘(マイアジト)として、不動産物件一つさえ自分や家族のためにサラッと購入できる甲斐性も無い。
海外別荘(アジト)ゆったりステイを、楽しむ時間と場所からの自由も、心の余裕も無いという浅い状態では、
「HSBC」含む、海外銀行口座活用など、活用しようと企てるのは、そもそも早過ぎるのでは無いだろうか?
また、自分が海外別荘(アジト)を所有したくも無い国と地域に、銀行口座など開設して何か意味でもあるのだろうか?
中途半端に聞きかじった情報で、「海外でお金を増やそう」などと、安易に考えてしまう事自体、「飛んでイスタンブール」の火種。
まじめに「定期預金」するつもりが、銀行の担当マネージャーに「こっちの方がもっと金利良いですよ・・・」
甘く囁く言葉につられて該当の「投資信託」に投資してみたら・・・。
という感じで、どこまでも流されてしまうのがオチ。
2011年頃、120万香港ドル(当時約1,800万円)程度ではあるが、僕も香港でこの囁きを受けたことで、
「世界に名を轟かせる確かな銀行の、担当マネージャーが言うのだから間違いないだろう。。」
・・・という、安易な判断基準の元、担当マネージャーに勧められるがまま、「投資信託」を「OK」と軽いノリで投資。
しかし、その4年後・・・
お金は増えるどころか、40万香港ドル(約600万円)へと急降下で墜落して行った。
怖くなってそこで、ついつい手仕舞いしてしまい、約1,200万円分「飛んでイスタンブール」が確定した瞬間。。
「私は投資のプロだから任せて!」と自信満々にドヤ顔していた担当マネージャーとやらは、転勤でとっくにいないので、嫌味一つを言うアテもない。。
・・・という、とてもとても恥ずかしい過去の経験を持つ。ウクク(涙)。
「人から与えられるものには、ゴミしか無い」の典型である。
その場合はまずは、ビジネス・投資「無敗神話」の礎となる、「成功OS」を習得を急ぐと共に、
まずはまじめに「一人ビジネス」にでも、取り組むことからはじめた方が賢明かと僕個人的には思うのだがいかがだろうか?
・・・ということで、マスターヒロさんの「HSBCプレミア」口座開設のお話から、レール一本分だけ横に脱線してしまったが。
ピーナッツ程度の豆知識として。。
ちなみに、マスターヒロさんの「HSBCプレミア・マレーシア」口座開設はどうなったのだろうか?
HSBCサイドのシステムがダウンしてしまったとのことで、当初予定していた、その日の内に、「ATMカード」が発行できなくなった。
これは予想していなかったアクシデント。
こればかりはどうしようも無い。
「シャングリラホテルグループ」の後光を輝かせてみたところで、
「太陽の石をかざした。しかし何も起こらなかった・・・」
ドラクエ的なリアクションしか返ってこない。
結論として、次の日に再び来ることになってしまった。
こういうアクシデントが突然発生することもあるから、海外銀行口座開設は、事前の準備と共に、ある程度の日程的な余裕を持って、臨む必要があるようだ。
追伸1
なぜファーザーが一代で大富豪になれたのか?
ファーザー、マスターヒロさん、「ファーザー一家」直伝の訓えを元に、45年以上ただの一度も飛ばされること無く生き残り続けて来られた「無敗神話」の秘密、その「礎(いしずえ)」をまとめ記した書。
Kindle版『5ポケッツ』
https://www.amazon.co.jp/dp/B07S6S628C?fbclid=IwAR2M8Qeec4y-APTM2koCr5k6hxDRPU_rvcrg5USKPBUoTb6pmJVP0EeBHGE
追伸2
「高級カフェラウンジbyHSBCプレミア」の様子。コーヒーとかキャンディーは食べ飲み放題。
追伸3
「5ポケッツ」+修羅の美学「百の言霊」(LINE@)
https://kitasociety.com/lp/5pockets_line2/
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…