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自分を天才と勘違いした凡人な僕の末路

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自分を天才と勘違いした凡人な僕の末路

今日のお話の目次
・天才の致命的な弱点凡人の育成ができない
・天才主導型組織では中堅社員が育たない
・海の底へゆっくり斜めに沈んで行く天才
・自分を天才と勘違いした凡人たち
・凡人が自分を天才と勘違いする理由
・桜と凡人の違い!満開の花びらは今年だけ
・自分を天才と勘違いした凡人な僕の末路
・どうやら僕はしばしの間夢を見ていたようだ

天才の致命的な弱点、凡人の育成ができない

天才や超一流の才能を持ち大成功した創業社長たちが陥りやすい罠。

それは、次期社長や子供たちを育成できないこと。

当然、会社内の幹部たちも。

なぜなら、全ての基準を、才能溢れる自分基準に置いて次期社長や子供たちに求めてしまうから。

その基準で、社長を探すと、裏切る人か至らない人が来るだけ。

ダメ出しされ続けた子供はどこかに行ってしまうだけ。

次期社長と2代目の子供たちの育成ができない、天才的才能で稼いだ創業社長たち。

自分が社長を務め続けなければ、存続できない会社法人とビジネスしか構築できない。

結果、60歳、70歳になっても自分が社長を務め続けなければ会社は存続できない。

従業員を何人雇おうとも、労働経営者Sのまま、という場合ば圧倒的に多い。

天才的な創業社長が、凡人の気持ちを理解することは困難。

凡人も彼らに、憧れの気持ちは抱くが、同じように、再現できるとも感じることができない。

この両者間の溝を埋めることが何よりも難しい。

また、これが他人であれば、凡人の方が、天才の下につくだけだが、親子関係だと惨劇が発生しがちだ。

天才主導型組織では中堅社員が育たない

全ての基準が、天才的に稼ぐことができる自分に置いてしまうため。天才の満足に値する従業員など従業員として来てくれるわけが無い。

どんな従業員でも天才基準でダメ出ししてしまうので、一人の天才の顔色をうかがう従業員だけが増えて行く。

天才が天才的に稼ぎ、続けることができる間は誰の意見も耳に届かない。

従業員の意見を聴いても天才的な自分基準と合致してればうなずくが、違う場合は、凡人のお前に何がわかる!という雰囲気を醸し出し従業員の意見を一蹴してしまう。

次第に組織の中にはたった一人の天才とイエスマンだけしかいなくなる。

本来有能なはずの社員でさえその力を失い、作業員と成り下がる、

「天才トップVS凡人平社員」的な構図が完成。

天才がそれぞれのパートで、直接指揮指導する日常のルーチンは、1人の天才の頭脳に全てを委ねるいびつな組織形態を誕生させてしまう。

天才は自分ができることの、できた過程や根拠が分からないので、どうやってやるのか?

部下に教えることができない。

できないことが、凡才従業員の個人能力が悪いからだとバンバン切るようになる。

外から有能そうな人材を見つけては登用してみるのだが、ダメなところが見えると興味失いすぐクビに。

海の底へゆっくり斜めに沈んで行く天才

そんな中、天才主導の組織が、大きく崩れることがある。

世の中の主流が大きく変わり、天才のセンスが通用しなくなった時。

または、天才の老化と共に天才のセンスが衰えた時。

天才の成功の仕方には根拠が無いから崩れた時に脆い。

他の誰よりも自分自身が過去の成功を再現できなくなる。

当然ながら、中堅的な従業員は育って無いから全滅。

天才は流れが来てる時は、やる気に満ち溢れて一気に動くことができるが、流れが来てない時はやる気を喪失して何もしたくなくなり、それまで成功してお金を稼いでいれば、酒とオンナに走る。

常に自分が本気で動けば何とかなるだろうと思ってるので、『アリとキリギリス』のキリギリスの如く、調子が良い時に冬の到来に備えた準備を怠ってしまう。

以上に挙げたことが問題の原因となり、

  • 労働者E
  • 労働経営者S

の世界だと、天才は独自のセンスを発揮して活躍しやすいが。

しかし、経営者B以上のクワドラントになると途端に弱くなる。

規模を拡大しようとすればするほど、一人の天才とその他大勢の凡人の図式が顕著になり。天才の老化と共に船は海の底に向かってゆっくりと斜めに沈んで行く。

天才が、構築した会社組織を崩壊に導くのも天才。

自分を天才と勘違いした凡人たち

天才よりももっと短命なのが、自分を天才と勘違いした凡人だ。

天才が本当に天才なら冬の到来が来ても何とか持ち直すことできる。

一番最悪なのは凡人が偶然のラッキーで大当てしたからと言って、本来凡才である自分をクリティカルに分析と判断できず。天才の仲間入りであると大いに勘違い。

コインの表裏1/2表が続かないように、偶然のラッキーは50%確率でも続かない。

ラッキーパンチの大儲けした後に、普通に元々の実力通りに散っていく。

おとなの偏差値77、就労人口の0.4%領域、年収2,000万以上基準で考えた場合、世の中に本当の天才などほぼいない。

大多数が凡才な自分をクリティカルに見れず。過去の偶然ラッキーを自分の実力だと思い、自分基準で天才だと勘違いしてしまっているケース。

小さな考え方のミスでも致命傷となる領域なのに、「間違い気違い勘違い」は確実に「飛んでイスタンブール」に直結してしまう。

凡人が自分を天才と勘違いする理由

なぜ凡人が自分を天才だと勘違いするケースが発生するのか?

偶然のラッキーで絶妙の波を掴んで大金を稼いでしまい。周りの人たちに凄いねと褒められるのがキッカケの場合が多い。

お金儲けて、派手にしてる見物に人が集まって来てるだけなのに、自分の才覚に人が集まると勘違い。

当然ながら、お金がなくなるに従い、人は去っていく。

凡人がブームに乗って偶然稼いだだけなのに自分を天才と勘違いするケースが一番ヤバい。

一瞬にして派手に散る、人から教わった情報にお金を投資しただけで、一気に大勝ちすると100%近く発生する。

凡才な小兵が他人とお話する時に、ふんぞり返ったりするまで間違い気違い勘違いがエスカレート。

偶然のラッキーで儲かってしまった凡人が自分を天才と勘違いすると、途端に手を止めて何もしなくなり緻密さがなくなる。

素直さをなくし偉そうで高圧的な態度になり、人の話を聞かなくなり人間関係をぶち壊す。

都合の悪いことが見えなくなりブームの終焉に気づかず、海の底に向かうというより、ロウで固めた鳥の羽で空高く飛んだイカロスが、太陽に近づきすぎて、空から落ちて、地面に叩き落される感じ。

桜と凡人の違い!満開の花びらは今年だけ

士業の国家資格も無いのに凡人が他人から先生と呼ばれ始めたら危険。

実力は何も上がってないのに、気分の高揚感だけは昇り龍の如く天まで向かっていく。

途中で失速、雲の上まで到達することなく、空で一度止まったかと思うと地面に向かって真っ逆さまに落下。

地面の直撃ダメージ大きすぎ復活困難。

当然生きてれば超ラッキーでほとんどは即死。

また、大成功したことで自分を天才と勘違いした凡人が、

目指せ経営者(Bクワドラント)!

目指せ投資家(Iクワドラント)!

ビジネス・投資と横に拡大すると大変。問題と被害が一気に複製され続ける。

投資したお金が、戻って来ないどころか、動けば動くほど多くの方々を巻込む。

凡人が短期間で成功した「お花見」に多くの人が集まることで、巻き込まれる被害者も出てくる。

凡才が偶然のラッキーにより短期間で大成功して羽振り良くなると、大勢の人たちが満開に咲かせた桜の「お花見」に訪れる。

しかし、突然の大雨に見舞われた桜の花びらは一気に散っていく。

リアルな桜の木と凡人が異なるところは、凡人には次の年から2度と春が来ないことだ。

自分を天才と勘違いした凡人な僕の末路

インターネットバブルに乗って、お金を大儲けし続けた後。

周りのみんなが自分の誕生日パーティを盛大に催してくれた時、仮初の天才の皮が剥げ落ちるサイン。

なぜか誕生日パーティーの後に天才と勘違いした凡人が飛んでイスタンブール。

大儲けした分のお金を全て失うジンクス、僕もこれまで何度も繰り返し見てきた。

インターネットバブルのブームに乗って短期間で大儲けした方々が多数。

凡人の方々がたったの1年以内に億を掴み取れたケース多発。

平成の「ゴールドラッシュ」だった。

同時に自分を天才と勘違いした凡才なお上りさんたちが大量に出現した。

お金は人を狂わせるとは聴いていたが本当だった。

他の誰よりも狂った当本人の僕が言うのだから間違いない!

恥をしのんで正直に告白しよう。

『凡人が天才と勘違い』

他の誰よりも僕自身がこの典型的な例だ。

超短期間で大当りすると、見える光景、会える人たちが、まるでおとぎ話の中か、パラレルワールドにでも来たかのように突然激変を遂げる。

プライベートバンク担当者と面接したり。

上場企業社長とシャングリ・ラホテルで株の出資のお話したり。

上場を目指すビジネスの資源投資など事業投資、自分らが海外で銀行つくるお話。

まるで、サクセスストーリーの主人公にでもなったかのようなお話が毎日のように舞い込み始める。

事業計画をつくる、会社をつくる、社長と社員雇う。

30代前半の僕がいとも簡単に複数の会社オーナーになる。

社長という肩書すら下の位の人間に見えてくる。

仕事を何もしないでお金だけ出してビジネスを立ち上げ不労所得を得続けるのが、会社オーナーであると勘違い続ける日々。

高級酒に浸る日々。

好きな言葉は「上場とM&A」。

日本での上場は難しくても世界各国見渡せば、上場条件も軽く上場しやすい国と市場がある。

収益上げるビジネス構築簡単!

なぜなら僕は天才だから!と勘違い。

上場企業の創業仕掛け人という光景まであたかも当たり前の日常かの如く。

まだ上場もしてないのに。周りで語り合うみんな熱く夢や希望を語り合う。

誰もネガティブなこと、否定的なことは言わない。

なるほどこれが一部の人だけが足を踏み入れることを許された。特別な人たちの世界なのか!

勝手に自分でポジティブに納得しはじめる。

物事をクリティカルに見えてないか、詐欺師だらけと気づかないだけなのに・・・。

ベトナム大統領弟、カンボジ首相、南国首相、国家重要人レベルの方々との特別なミーティングの機会も出て来た。

いよいよ僕も30代で特別な人?

しかしそんなファンタジーな夢は長くは続かない。

上映された映画が必ず終わるように、フィナーレは必ず訪れる。

どうやら僕はしばしの間夢を見ていたようだ

夢や希望は失望に変わり絶望に堕ちる。

3,500万一撃で消滅した米国資源投資はブッ◯ュ元大統領一族。

各国の偉い人がらみ案件だからといって必ず儲かるとは限らないと知る。

重要人ご自身は儲かる。

挙げ始めればきりがない過去のお金出してなくなるだけの投資遍歴。

しかしその中で、一見すると見た目信頼できない怪しいものは皆無。

でなければ大金など投じるワケがない。

基本的に無名で信頼できない人が詐欺行うのではなく、有名だったり、士業だったり、絶対信頼できそうな人が舞台主演俳優として立ち。裏でプロデューサーがしかけ、公演が開始、必ずひっかかる。

僕のように、天才と勘違いした凡人が偶然性の高い方法で大金を持つと、たちまち周りに有名・特別な御方々が次から次へと沢山出現しはじめる。

下の世界から短期間で這い上がってきた、若き天才を寛容に受け入れてくれる。

当然だ、カモがネギ背負って鍋の中に入ってきたのだから、こうして偶然のラッキーで稼いだお金その全てを失ってしまう。

全てを失った時、気づかされる。

どうやらしばらくの間、夢を見ていたようだ。

ああ僕は天才ではなく凡人だったのか・・・と、空っぽになった通帳とハリボテの虎の如くブランド品の服と高級腕時計を身につけた自分だけが残る。

再び盛大な誕生日パーティーが催されることもない。

天才は個人事業主(S)の領域では強いが、経営者(B)と投資家(I)の領域で弱い。

自分が年老いるのにも。

けれども、自分を天才と勘違いした凡人はもっと脆い。

それでは、一体どうすればよいのだろうか?


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