「その場合、絶対に年収1,000万到達することは無いから諦めてください!」
「年収」を語る上で、ハッキリとさせておくことがある。ネット上では、情報発信者たちによって年収1,000万があたかも簡単かのように表現されていることが多いが、それは完全に間違っている。
さらには、月収500万とか、月収1,000万とかさえ獲得するのが当たり前のように表現されていることもあるが、それはそもそも論外だ。事実として、日本人の大多数には、年収1,000万の席は用意されていないのだから。
大多数の方々にとって、年収1,000万というのは、これまでの人生の延長線上に達成できるかどうか?という議論にも乗らない、達成可能性ゼロパーセントの難関なことあることを認識しないとならない。
「いつかは私も年収1,000万以上になって・・・」
何の根拠もなしに単に夢や希望を抱き続けると、逆に達成できない状態に、自虐的になったり、苦しみ続けたりするから。いっそうのこと諦めて、今の延長上で
「生きてるだけでもシアワセ」
と考えた方が良いかも知れない。今日時点の社会は極めて合理化されていて、
- 住処:ボロアパート
- 食事:吉野家・富士そば
- 衣服:ユニクロ
- 趣味:ネットサーフィン
に集約していけば、年収200万でも十分暮らせるのだから。「年収」を上げようとすることから、サヨナラを告げた方が良いかも。このリアリティは、僕がイヤミを言っているのではなく、数字で語ってみると容易に見えてくる。
最新・年収1,000万以上は就労人口の”3.7%”だけ
「総務省統計局」が発表した2019年の「労働力調査」に基づくと、日本でお仕事を持っている就業者数は6,724万人とのこと。
日本の人口は1億2,615万人「年収」に関して語れるのは、日本の人口の53.3%を占める6,724万人の就労している方々のみということになる。
この内、調査記録が残っているデータに基づくと、1年を通じて勤務した給与所得者5,026万人。
- 1,000万より上〜1,500万以下:180.4万人
- 1,500万より上〜2,000万以下:39.3万
- 2,000万より上〜2,500万以下:12.8万
- 2,500万より上:16.4万人
日本で年収1,000万以上もらっている人たちは、248.9万人ということになる。就労人口6,724万人を母数として考えると、そもそも年収1,000万以上の方々は億万長者など全てひっくるめてもたったの”3.7%”しか存在しないことになる。
- 1,000万より上〜1,500万以下:2.6%(38.4人に1人)
- 1,500万より上〜2,000万以下:0.58%(172.4人に1人)
- 2,000万より上〜2,500万以下:0.19%(526.3人に1人)
- 2,500万より上:0.24%(416.6人に1人)
年収1,000万よりさらに上の領域は、小数点以下の%のお話になってくるし、そもそも「年収1,000万」をクリアできない人が、その上を目標として目指せるわけがないので、「年収1,000万」だけに目を向けないと意味がない。
「年収1,000万」を目標にした場合、四の五の言わずに、全就労人口の2.6%、38.4人に1人に入ることを意味する。
こうして数字だけを並べると、就労人口6,724万人全員に平等にチャンスが開かれていると思われるかもしれないが、実際はそんなことは無く、今日時点から過去に遡った時の経歴次第では、
「今の延長上では100%無理です!」
と宣告せざるを得ない方々が大多数だ。
正社員でも「目標年収1,000万」を語れない人たち
さらに就労者を属性分けして行くと、雇用されている人=雇用者数は6,004万人。つまり、サラリーマンと呼ばれる方々。サラリーマンにも,正社員と呼ばれる方々と非正規と呼ばれる方々の2パターンがある。この内、正社員と呼ばれる方々は、3,503万人のみ。
つまり、残りの2,501万人は、正社員ではない。この時点で、正社員ではない2,501万人の方は、就労という枠組みの中で「年収1,000万」を達成できる可能性はゼロパーセント。「年収1,000万」を目標にすらできないことが確定してしまう。
どんなに、「年収1,000万」以上の世界を妄想しながら就労に励んだところで、全ては夢や希望のみのお話であり、永遠に達成されることは無い。次に正社員と呼ばれる、3,503万人に目を向ける。
しかし、正社員だからと言って、誰もが「年収1,000万」を目標として掲げられるわけではない。なぜなら、正社員の中でも「年収1,000万」を確実にもらえるのは、上場企業や、大企業と呼ばれる企業に勤務している正社員のみ。
さらにはその中で、「部長」の職位まで昇りつめた方のみである。大企業の「部長」の数は、日本に約41万人。つまり、「年収1,000万」以上もらえる席が41万席もあることになる。
しかし、ここで問題になるのは、日本は「学歴社会」と呼ばれているように、一流大学出身者にしか、「部長」まで昇れない「現実」がある。
しかし、当然ながら「部長」の席が、41万席から急激に増えるわけはないので、一流大学出身者だからといって、「部長」になって、「年収1,000万」になれるわけではない。
ただの一度も挫折することなく、「出世コース」なるものに乗り続けて「部長」になれないと、「一流大学」卒業生でも「年収1,000万」を目標にすらできない。
学歴と平均年収 参考データ(卒業大学/平均年収)
- 東京大学:約730万円
- 一橋大学:約700万円
- 京都大学:約670万円
- 慶應義塾大学:約630万円
- 東北大学:約620万円
- 名古屋大学:約600万円
- 大坂大学:約600万円
- 神戸大学:約580万円
- 北海道大学:約580万円
- 横浜国立大学:約570万円
ここまでの数字をまとめてみると、「年収1,000万」のロードマップ
Q1. 一流大学を卒業していますか? A1. はい / いいえ
「はい」の場合のみ次へ
Q2. 大企業に就労していますか? A2. はい / いいえ
「はい」の場合のみ次へ
Q3. 正社員ですか? A3. はい / いいえ
「はい」の場合のみ次へ
Q4. 順当(年齢)に係長・課長と出世していますか? A4. はい / いいえ
以上1〜4の全てをただの一つも落とすこと無く、クリアしていないと、「目標年収1,000万」を、目標にすることすらできない。
ただの一つでも「いいえ」があると、その時点で今の就労の中で、「年収1,000万」を目標として掲げること自体間違っていることになる。
残酷な現実から、目を背けることはできない。昭和の時代は例外もあったようだが、様々な部分が合理化された令和の時代に、例外は無い。
「その場合、絶対に年収1,000万到達することは無いから諦めてください!」
これは決して大げさな話ではなく、単に現実を語っているだけなのだ。
675万人の「自営業者」なら簡単に「年収1,000万」?
それでは、日本に約675万人いる「自営業者」ならどうなのか?
サラリーマンとして、「一流大学→大企業→正社員→出世コース」の条件が全て揃えられない場合、それでも「目標年収1,000万」を達成したいという場合、自分でビジネスを営む「自営業者」の道を歩むしか選択肢が無い。
ここが、インターネット上でも、「あなたでも簡単に稼げる!」という安易な「年収」議論の主な舞台になっているわけだが。本当に「自営業者」になれば、そんなに簡単な感じで、年収1,000万以上獲得できるのだろうか?
その答えは「ノー(きっぱり)」。むしろ、サラリーマンとして年収1,000万を獲得するよりも、難易度は高い。そもそも論で、就労人口が6,724万人もいるのに、なぜ「自営業者」が675万人しかいないのか?この部分に目を向ける必要がある。
「自営業者になれば誰でも簡単に儲かる!」
ならば、とっくに6,004万人の就労者たちも「自営業者」の世界にドッと一斉に流れ込んでいるはず。
自営業者:就労時間も勤務場所も自分で自由に決められる
就労者:毎日出勤して、決められた時間が拘束される
正社員なら一日10時間拘束単純に条件を並べて比較するならば、
「自営業者の方が楽して簡単に・・・」
というのがリアルなら、誰も「就労者」の道なんて選択しないはず。時には自宅で、時にはホテルのラウンジで、パソコンに向かってパチパチ。。
「南国のビーチで、真っ青な海と空を眺めながらトロピカルジュースを飲んでいる間にも、銀行口座には次々とマネーが。チャリン♪」
という世界の方が老若男女、誰でも良いに決まっているのだから。どうして、「自営業者」はこんなに少ないのか?その理由は、「就労者」よりも、「自営業者」の方が、難易度が圧倒的に高いし大変だから。
「自営業者」は、独立起業して最初の10年の生存率がめちゃくちゃ低いことからも、その難易度の高さが伺える。100人が独立起業したとしても、最初の5年で90人がリタイア。次の5年で残り9人がリタイア。10年後には100人中1人しか生き残れない。
それが、「自営業者」の道のリアル。サラリーマンであれば、就職して10年で、100人中1人しか生き残れないというそこまでひどいことはない。しかも、これは単に「生存」を語っているだけで。
実際「自営業者」の大多数は、サラリーマンとして就労していればもらえていただろう、給料水準を超える「所得水準」に到達することもできない。到達したとしてもその状態を、キープすることすらできない。
こういうリアリティを無視して、なんか「自営業者」になれば、誰でも簡単に「年収UP」などと、安易に妄想を抱いている方が、うまくいくわけがない。「自営業者」の道は、そういう簡単で、楽な世界ではないから。
もしも「自営業者」が、サラリーマンよりも楽で簡単なら、少なくても、大企業のサラリーマンの部長に昇ったことがある人は、部長から落ちた瞬間に、会社を直ちに辞めて「自営業者」の道に入ってきているはず。
でも実際はそんなことはなくて、上場企業で部長を経験した人でさえ、「自営業者」として成功するどころか、生き残り続けることが困難。おとなしく、サラリーマンを続けられる内にまじめに勤務を続けていた方が、「シアワセ」ですよ!
「強い気持ち」がベースとしてないと絶対に無理
「自営業者」の利点は、「自営業者」の成功に過去の学歴・職歴が不問ということ。「自営業者」が成功するまでに必要なパーツとして、学歴・職歴・年齢・性別が一切問われないということだけだ。
中卒でも、高卒でも、中小企業勤務経験しかなくても、男でも、女でも、若くても、年寄でも、チャンスが開かれていること。
どうやって「成功」するか?自分で決められるし、どれくらい「成功」するか?自分で決められる。ということくらいだろうか?本当に「自営業者」になりたいですか?
サラリーマンと比べて楽な道ではないし、簡単ではないかもしれないけど、学歴・職歴・年齢・性別問われないから、誰でも「年収1,000万」に挑戦できますよ!・・・と言った具合である。
- サラリーマンとして 「年収1,000万」を目指す?
- 自営業者として 「年収1,000万」を目指す?
どちらにしても、楽して簡単などという道は存在せず。甘い気持ちのまま目指せる領域ではない。それが「年収1,000万」のリアル。最低限、
「孔明さん、それでも絶対に年収1,000万以上になりたいんです!なり方を教えて下さい!」
という「強い気持ち」がベースとしてないと、絶対に無理だと言っておこう。そうでなければ、年収1,000万以上が、全就労人口の3.7%しかいないなんてことは数値として起こらないはずなのだ。
このリアリティを理解した上で、なお、欲しいモノを手に入れるため。願いを叶えるため。
「成功=シアワセ」を掴み取るために「年収1,000万になりたい!」と決意される場合は、土日に開催される、「独立起業合宿」を受講して、「自営業者」として、「年収1,000万」を目指す道がどういうものなのか?
学歴・職歴・性別・年齢不問で、偶然のラッキーではなく、狙って「年収1,000万」を達成する方法とは?極めて現実的な方法論を学んで頂きたい。
追伸・・・
「孔明さん、それでも絶対に年収1,000万以上になりたいんです!なり方を教えて下さい!」真剣な眼差しで願う場合、まずは「LINE@5ポケッツ成功者の思考と習慣」を通してジックリと学んで頂きたい。
「LINE@5ポケッツ成功者の思考と習慣」
https://kitasociety.com/lp/5pockets_line2/
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…