「爪切り」と「お金」はおんなじ。
「爪」が伸びた時に、「爪切り」をつかう。
それだけのもの。
儲けたものは貯金して「お金」と変わっていく。
我々はそういう概念が、「爪切り」と同じ。
観点が違う。
やりすぎると「深爪」になって怪我をする。
by大富豪ファーザー
・・・この言葉は、僕にとって重い・・・重すぎる。
アラモアナセンター目の前、「ファーザー」のハワイご自宅で「MARTELL MEDAILLON」をなめていると。僕が独立起業後たったの2年間で、それまでコツコツと地道に溜め込んだお金を立て続けに「飛んでイスタンブール」させてしまう。
億単位のお金を投じ続けた、あの頃のことが走馬灯のようになって蘇る。
大人しく・・・一人静かに夜空を見上げながらそれこそ「マーテル」でもロックでカランコロンやりながら、チビチビとなめ続けていれば。手元にあるお金で、もう一生分普通に暮らせるのに、
あの時は、灼熱のモチベーションと共に、
「オレはやれる!もっと儲けられる!そして目指すは大富豪!」
もっと大きなお金を掴み取ろうと、前のめりになってしまった。
その結果、まるで、はちみつに群がるミツバチのように、慌ただしくバタつきながら、「これをやれば短期間でこんなに儲かる!」
・・・という類の、甘い話を聴いては、速攻で飛んでいき、1億7,000万、3,000万、2,000万。。。と今考えれば、意味のわからない額のお金を、「投資案件」や「新規事業」なるものに投じ続けた。
まるで、ダルビッシュのような豪速球を投げまくってしまった。
「投資」というのは、「資(お金)を投じることだ!」とワケの分からない自己流解釈と共に。
結果、「生涯収入5億円倶楽部」ならぬ、「生涯支出5億円倶楽部」の発起人となってしまったのだ。
・・・そんな妄想にふけっていると。突然ファーザーが、鋭い眼光を僕の方に向けて、
「孔明は大富豪なんて目指すなよ!深爪するから。人のために生きなさい!」
・・・ギクっΣ(゚Д゚)
光速でファーザーに、見抜かれてしまった。物凄い「心眼」。
孔明:「は、はい。ファーザーのお陰で、自分の身の丈というものが分かりました。僕はお金は「爪切り」程度に、人のために余生を送ろうと思います!」
・・・と宣言させて頂いた。
しかし、最初に言葉がどもってしまうところが、まだまだ心の甘さが残るところであり、僕自身が戒め続けなければならないところである。
一緒に「マーテル」をなめながら、ファーザーのお話を聴いていた、「プラチナ」たちもクスクスと笑う。
最近だと、
「あなたは凄い人なのだから、あなただったらこれをやるだけで、こんなに沢山、こんなに簡単に儲けられるよ!富豪の世界はこんなに素晴らしい世界是非いらっしゃい!」
・・・と、優しく甘い言葉で、囁き続ける人のことを見た瞬間に、髪の毛が数本ピーンと立って、「鬼太郎センサー」が発動するようになった。
コイツは僕から、「お金か時間か労力」を奪おうとしている妖怪やな!と、胸がムカムカゾクゾク、肌にもビンビン危険信号が走るようになった。
ただ、「ファーザー」は、「人間本質は変わらない常に同じところで引っかかる。」
・・・ともおっしゃっており。ほんの少し、ワキを開けてしまっただけで、同じ過ちを繰り返してしまう危険性は大きい。
もともと、生まれながらの「門」、「月財門」には、そういう気質が入っているし。。
僕が実際に体感した、「お金」の真実は「矛盾」の塊。
甘い言葉と共に、お金を儲けた後の、スイーツだらけの世界を優しく語りかけてくれる輩(やから)にロクなものはいない。
ファーザーは、厳しい現実の世界を「文学」を通して気づかせてくれる。
毎月一度、世界のどこかの国で、ファーザーの旅行に合わせて、数日間お時間を割いて、今回のように飲みながら、語って頂いているが。
ありがたや!
除霊いただくかの如く、心の甘えやスキを根絶していただく。
易(やすき)きに流れ、乱れ、ゆるみがちな「脳のOS」を、正常に働くように、バグやウィルスを排除して、キチッと正して下さる。
「ナムアミダブツナムアミダブツ」
仏門に下った僧侶のように、ファーザーのお言葉を口に出して唱え続ける日々が続く。
「孔明のフリ見て我がフリ直せ!」
もしも今、あなたに他の誰かが・・・。
たとえ、あなた基準で、信用してる人、信頼してる人、だったとしても。
「これをやれば月これくらい稼ぐのは楽勝だよ!」
・・・と言ってきて、それが月300万円、500万円、1,000万円とか本来「金融資本主義のピラミッド」から見て、1%未満の「修羅の領域」の金額だとしたら。
あなたには素直に「???」を感じて頂きたい。
明らかな「赤信号」。
かつて億単位のお金を「飛んでイスタンブール」させた「飛んでイスタンブール四柱推命鑑定士」の僕だから断言できること。
「お金」だけは前に置いた瞬間、全てをドミノ倒しで崩していく。
だから、繰り返し唱えるべきは、ファーザーの「文学」。
「趣味は仕事、道楽は貯蓄、好きな言葉は節約」
「利用する時だけあれば良いのが「爪切り」と「お金」」
こと「お金」に関しては、互いに現実をよく見て、夢や希望を達成できる目標へと変え、一歩一歩地道にあるき続けよう!
追伸
ディナーでは同じくハワイにもいくつも不動産物件を持つ、ファーザーの地元の「お友達」もご夫妻で同席。
ファーザー同様に、40年間以上生き残り続けた「修羅の中の修羅」。
お金は、お金を持っている人のところに集まるように。
「修羅」は「修羅」を呼び寄せるようだ。
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…