ノリ、ダイ、オオ、イバキ、メロンパン、ノブナガ、ココ、シリュウ、マーベ、コウメイ
・アクニン=負傷欠場
・カナ=帰国
・S氏=負傷欠場
・バッカス=疲労欠場
・ノリ=参加
・イバキ=参加
・メロンパン=参加
・ココ=参加
・・・などがあり、メンツが入れ替わりつつ、結局は昨日同様に10名で出陣。
今回僕たちが回るのは、BコースとDコース。
ファーストフライト
・ノリ（月創門）：経験者
・イバキ（陽財門）：チェリー
・メロンパン（月官門）：チェリー
セカンドフライト
・オオ（月立門特級）：経験者
・コウメイ（月財門）：ゴルフ歴2ヶ月
・シリュウ（陽官門修門特級）：ゴルフ歴2日目
サードフライト
・マーベ（陽修門立門特級）：経験者
・ダイ（月修門）：経験者
・ココ（月財門）：経験者
・ノブナガ（月立門特級）：ゴルフ歴1ヶ月
・・・という形で、ゴルフ経験者と、ゴルフチェリー卒業したばかりと、ゴルフチェリーがミックスされる形で、さらには、門の組み合わせを考慮しながらチーム分け。
ゴルフ歴20年近く？のノリからのティーオフにて、スタートした。
心穏やかではない出来事
前半9ホールは、昨日と同じコース。昨日は前半54と、50超えしてしまったので、2日目の今日は50を切りたい。けれども、結果としては、昨日よりも5打多い、59で回ってしまった。。
前半は昨日同様、ドライバーもウッドも使わず、代わりに「7番アイアン」を使っている。昨日からの経験が積み重なり、本来なら良いスコアを獲得しても良いはず。
けれども、次の2つの理由で、アイアンが大きく乱れてしまった・・・。
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昨日の自分を超えようとして、逆に力んでしまった。。
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心穏やかではない出来事が多々あった。。
以上の2点が原因で、身体に力が入ってしまったようで、ボロボロになってしまった。
1コース目：Par4のところ8（昨日7）
2コース目：Par5のところ8（昨日7）
4コース目：Par5のところ9（昨日8）
・・・と、イキナリ散々なスタートである。
S級イケメン2人に囲まれ事件は発生・・・
事件は、コースを回り出して、間もなく発生した。何やら、キャディたちの様子がおかしい。昨日回っていた時には、全く感じなかった空気感。ソワソワ、キャッキャしている。
それもそのはず・・・「北のゴルフ倶楽部」が誇るイケメンの2人たちが、プレイをするチームだからだ。
稼ぐイケメンが多い、「北のゴルフ倶楽部」であるが、この2人のイケメンぶりは、その中でも特に際立っている。
セカンドフライトのメンバー
・オオ（月立門特級）：イケメン・カッコイイ系
・シリュウ（陽官門修門特級）：イケメン・ジャニズ系・可愛い系
・コウメイ（月財門）：お世辞で「いい人」で終わるクマさん系
月立門特級のSイケメン
月修門のSイケメン
月財門のBメン
コウメイと一緒にいることで、月財門の力が妙に働き、合コンで言う「引き立て役」的な門力も発動。コウメイと一緒にいると、オオとシリュウは、ますます格好良く光り輝くイケメンと化す。
・・・オオの方は、月立門特級なおかつ、今回の「北のゴルフ倶楽部」では、ナンバーワンのスコアを叩き出すほどの、ゴルフの達人。どちらかと言うと、女性たちも恐れ多い雰囲気がある。けれども、カッコイイ。
けれども、問題は月修門のイケメンシリュウである。小顔で小柄で目が少女のようにパッチリの、可愛い系のイケメンである。
Facebookでも、毎日女性が100人以上、勝手に申請して来て、何もしないで数千名を超えた・・・。という、男女逆転現象が、発生してしまった伝説を持つ男でもある。
さらには、月修門のイケメン男子というのは別の力を発動する。それは・・・場の気を吸い取るためのチャーム（魅了）である。
合コンとかパーティーとか、「へーそうなんだー！」「キャハハ」・・・鼻に通ってでるような甲高い裏声で話、男性たちの気を引き、男子たちが、その女子ばかり注目してしまい、他の女子たちから疎まれ睨まれる。。みたいなのを使う月修門女子が多いが、あんな系統の能力と言えば、あなたも記憶にあるのではないだろうか？
シリュウ：「ボクは何もしてないのにいつも女性が勝手に・・・」という。
本人には自覚は無いようだが？？とにかく、本人が意識してるかしてないかは別として。
笑顔で微笑んでいても、キャディがキャー！
ミスショットしても、キャディがキャー！
ビギナーということもあり、ボールがバンカーに落ちようものなら、キャディが自らの意思でボールを拾いフェアウェイに。
しまいには、、、
シリュウのキャディが、シリュウと一緒に、スマートフォンで写真撮影。
続けて、シリュウのキャディが、オオの方とも一緒にスマートフォンで写真撮影。。
・・・そして、コウメイの方は無視。
シリュウのキャディは、通りすがりの別のキャディまで、シリュウの事を話して。通りすがりのキャディも、キャーキャー言い出し、スマホを取り出す始末。なんだこの連鎖は。。
コウメイ：「ムムム、、、なんかザワツクぞ！心が！」
ウン。そんなことは十分過ぎるほど分かってる。コウメイは確かにイケメンじゃない。月財門であることも後押しになり、身体は大きくも、女性たちからの存在感も薄い。
S氏からも、「孔明さんは昔から、男性「には」モテますよね！」・・・と悪気なく言語化される始末。
さらに、別にシリュウのキャディも、通りすがりのキャディも、僕のタイプでも何でもないし、そもそも僕は、「清く正しく美しく」女性には一切興味を抱いていない、永遠のチェリーズ。
けれども、一体何だ、この妙に胸がザワツク状況は、なぜ関係無いはずなのに、怒りの気持ちが湧いてくる。その源泉は、追憶の中に残っている感覚。
そうだ・・・「バレンタインデーの悪夢だ」
ここでカミングアウト「バレンタインデーの悪夢」
小学校時代、2月14日になると、学校から帰宅したコウメイは、カーテンを締め切った真っ暗闇の部屋に篭り、ビデオゲームをプレイしながら涙を流していた。
嬉しいわけじゃない。
悲しいわけでもない。
やり場の無い怒りのようなものが次から次へと腹の奥底深いところから、次から次へと沸き起こって来て。感情の渦の力があまりにも大きすぎて体内に留まることができないのか、涙腺を通して、勝手に涙として体の外に溢れでて来てしまうのだ。
小学生の時に負った根深く深い傷（トラウマ）。コウメイの小学生時代裏版・・・語りたく無い過去の方である。
普段は女子たちから人気がない事、モテナイことにもあまり気がつかなかった。どちらかといえば悪い事も、嫌な事も、すぐに忘れてしまう性格だったからだ。
けれども毎年一度、現実を知らされてしまう日がやって来てしまう。望む望まないに関わらず、地獄のような一日が必ず。それが2月14日「バレンタインデー」。
教室内では世にも恐ろしいことが繰り広げられていた。クラスの女子から人気者のイケメンの所には、恐ろしい程の量のチョコが一気に集まる。
下駄箱の中。
机の中。
ロッカーの中。
さらには、告白を伴った手渡し。
ありとあらゆる場所で女子たちが先回りして待ち構え、次から次へとイケメン君に包装された箱型のチョコが手渡しされていく。
なんと、噂に聴くところによると、わざわざ母親と一緒に家にまで届けに来てくれる女子も、いるらしいではないか？
それでも、基本的にポジティブ思考だったコウメイは、2月14日小学校に登校すると必ず期待する。
周りに気づかれないように、悟られないようにさり気なく、まずは下駄箱の中を確認。
教室の席の机の中にそーっと手を忍ばせて確認。
お道具箱をさり気なく取り出して、分度器を取るふりをして中身を確認。
お道具箱を出した後も再び机の奥深く部分を確認。
ランドセルを入れる時に、ロッカーの中を確認。
ピアニカとリコーダーの間に紛れて挟まっていないかも。
はたまた帰りの校門の裏で誰か女子が待っていないか期待する。
万が一のうっかりミスがあっては大変だと、右、左、前、後、上、下、確認できるところは、全て確認した。
ギフトペーパーに綺麗にラッピングされたチョコ。
あの時は素直になれずに、言語化できなかったが、本当は心の奥底から欲しかったのだ。けれども期待とは裏切られるためにあるのだとその度に知らされる。夢と希望とは、崩れてなくなるためにあるのだとその度に知らされる。
現実とは辛いものだということも。。。どこにもギフトペーパーに綺麗にラッピングされたチョコなどは見当たらないのだから。
その日に限っては、男子と女子の間に深い壁が。勘違いされるのが、申し訳無いからなのだろうか？普段はある程度会話してくれる女子も、声をかけてくれ無い。校門の陰にも誰一人として待っている女子はいないのだ。
自宅に帰宅後も、誰かクラスの女子がチョコを持ってこないか期待をし、チャイムが鳴るたびに、ダッシュで玄関に向かう。
噂通りにチョコを手にした女子が母親と一緒に立っている事を期待して。。。配達のおじさんだ・・・・。
・・・こうして、手元には、クラスのみんなとかに配る系の義理チョコだけが手元に残ることになる。
女子たちは知っているのだろうか？男子にとって、義理チョコというものは、誰かに本命チョコをあげたのが判明した途端。タダでもいらない、「クソチョコ」になるということを・・・。
小学生時代のコウメイ：「なんだよこのクソチョコ、捨ててやる！」
・・・と、ゴミ箱に投げ捨てようとしたが、クソチョコ（義理チョコ）を捨てること無く、食べてしまった負け犬ブリは、当時はシュガーズ好きだったので致し方がない。。
仮に、義理チョコを渡すのであれば、本命チョコを誰かにあげてるのを、絶対にバレないようにするのが男子心を気遣ったマナーである。それが出来ないのであれば、義理チョコなんてあげる必要は無い！
特に、学校で他のチョコをもらえない男子たちがいる前で、意中の男子に本命チョコを見せつけるかの如くあげてしまう、女子たちの節操な具合には、ガチで憤りを感じていた。
元々が、200人女子がいても、好きになる女子はほぼいない月財門。
（※月財門に共通する特性、ただし一度好きな女子ができると財を渡したくなるほど前のめりになる）
クラスに自分の好きな女子がいたわけではないが。それでも小中学校時代、一度は本命チョコなるものを、もらってみたいのは男子としての心理だった。
このトラウマがキッカケでコウメイは、バレンタインデーの到来が嫌で、市立男子高校への進学を選択。その後も、男だらけの体育会の中で、熱血武闘派一筋の学生時代を歩むことになる。
・・・そんな、普段は忘れていたトラウマがなぜかカミングアウトされ。
コウメイ：「キャディしっかり教育しておけよ！」
・・・とばかりに、振るう7番アイアンに余計な力が篭ってしまったのだろうか？スコアにモロに影響されてしまったようだ。
一層のこと、仏教の「現世の器は借り物」的な概念から、性別に対しての俯瞰レベルの高いタイなのだから。女性キャディではなく、男、オカマ、おこげ、おなべのキャディをつけてもらいたいものだ！・・・とリアルに思った。
コウメイ：「シリュウは僕のボーイフレンドだから、近付かないでねハー！」
（※タイでは中性系はカッでも、カーでもなく、ハーを語尾につける場合が多い。）
・・・と、呪文「ゲイカップルのカミングアウト告白コール」で、嫌がらせでしておいた。
途中、シリュウのキャディに仕返しで、ゴルフクラブでお尻をカンチョウされる場面もあったが。これによって、トラウマカミングアウトのザワザワ感が収まり、後半最後の方は、テンポが戻り、
・16番ホール：ボギー
・17番ホール：ボギー
・18番ホール：ボギー
結局この日は、
前半スコア：59
後半スコア：54
スコア合計：113と前日より少しだけ良くなった。
ゴルフは人間としての器量を図ることもできるスポーツであるが。コウメイの41にもなって、未だピーナッツほどの器量の小ささというものを、リアルに図ることができたラウンドであった。
あなたは借金が怖いですか？
私は死ぬまでに＜1,000兆円＞の借金をすることが夢なのですが…
