2003年に初めて香港に移住して以来、沢山の国に出張で訪れました。香港、マカオ(澳門)、台湾、中国本土の半分以上の省、フィリピン、ベトナム、タイ、シンガポール、マレーシア、インド、ロシア、アメリカ、イタリア、コソボ、アルバニア、ドイツ、トルコ、ノルウェー、北極。
当然それぞれの国にはそれぞれの国の良さがあるのですが、家族と共に移住することを考えると、結局はアジア圏内が一番良いと僕個人的には思います。
飛行機で日本からの所要時間が短くて3時間から4時間、長くても8時間程度です。日本で生まれ育った僕たちやその家族としては、日本から近いところに住むことは安心です。日本に遊びに行くこと。一時帰国する時のことなども考慮をした場合気楽さが違います。さらには、アジアは全体的に、物価の安さに加えて治安が安定しているところも魅力的です。
家族と移住する場合は必ず居住ビザを取得
独り身である場合は、居住ビザを取らずに、パーペチュアルトラベラーとして、1ヶ月毎に各国を転々としてみることも、非常に楽しそうなのですが、僕のように家族を連れて移住ということになると、しっかりと正式に居住できるビザを取る必要があります。
居住ビザが無い状態での海外居住を家族に強いる・・・これは一家の主としては、駄目駄目の行為です!意地でも家族が安心して暮らせるように、正式な居住ビザを取得しなければなりません!ということで、どこの国がビザを取りやすいのか?まずは各国のビザの状況を調べてみます。
- フィリピン:僕の仲間が実際に移住して住んでいます。特別永住ビザのSRRVというものがあり、これは35歳以上であること、無犯罪者であること、PRA(フィリピン退職庁)の認定する銀行にUSドルで2万USDの定期預金をすることが条件です。僕もフィリピンには投資の面でかなり力を入れていて、マカティとセブ島にそれぞれ不動産物件を購入済みで、さらには、商業施設への事業投資も行なっています。その内セブ島のリタイアメントハウスプロジェクトの方では、2万USDの定期預金が免除されるという非常に効率的な方法でリタイアメントビザの取得権利を持っています。
- インドネシア:インドネシア退職者長期滞在査証というものがあります。55歳以上で仕事をしていない対象者。会社役員の場合はOK。月1,500USD以上の年金受給者、もしくは同額以上の定額収入があることが、収入証明書によって証明できる。健康保険・死亡保険・第三者損害保険を加入する義務があります。指定された観光地域において3万5千USD以上の宿泊滞在施設を購入するか、月500USD以上の賃貸物件を借りる必要する必要があります。さらには、インドネシア現地で、インドネシア国籍の使用人を雇用することと、現地で就労しないことなどの条件があります。そもそも55歳以上という部分の条件があるので、1976年生まれの僕の場合は最初から条件外になりました。
- 台湾:リタイアメントビザは2006年2月より、日本人の退職者向けに設けられたビザで、55歳以上の定年退職社で日本国籍を持っていること。5万USD以上の金融資産を保有する人。もしくは年金受給者であること。無犯罪者であること。期間が半年以上の海外旅行保険に加入していること・・・などと、リタイアメントビザらしい条件があるのですが、なぜか滞在期間は6ヶ月間だけで、それ以降の延長はでき無いリタイアメントビザ・・・。あまりにも中途半端で、このビザの存在意味自体がよくわかりません。ビザの条件が55歳以上なので1976年生まれの僕としては対象外です。台湾は2003年から毎月のように出張に行っていて、物価も安いし日本人にとって住みやすいし、僕個人的に大好きな国の一つなのですが・・・非常に残念です。
- タイ:1年更新の50歳以上の退職者用ノンイミグラントO-A査証というものがあります。タイ国内に80万バーツ以上の預金がること。または月6万5千バーツ以上の年金収入などがあること。もしくは、預金と年金の年間収入を合わせて80万バーツ以上あることが条件です。1年間の滞在許可が得られて、以降は1年毎の更新で、入出国自由のマルチプル査証です。僕はタイにも2003年から毎年のように出張に行っていたこともあり、アユタヤという場所にコンドミニアムを購入していて、非常に大好きな国の一つなのですが、ビザの条件が50歳以上ということで1976年生まれの僕としては非常に残念です。
・・・2010年12月時点では、僕はまだ34歳だったのでフィリピンの永住ビザの取得も無理でした。僕が候補として挙げたところに限って、当時の僕の年齢ではリタイアメントビザの取得は無理。そういうことで残されたオプションはマレーシアしかなかったのです。そして・・・
マレーシア:MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)という年齢に関係なく取得できるリタイアメントビザがあります。期限は10年間でそれ以降はまた10年毎に更新する形になります。50歳以上は35万RM(約872万円)以上の銀行口座残高と15万RM(約375万円)の現地銀行でのMM2H専用定期預金。50歳未満は50万RM(1,250万円)以上の金融資産と30万RM(約748万円)の現地銀行でのMM2H専用定期預金。※各定期預金は1年後に不動産投資などの現地投資をするためのみに半分取り出すがこと可能。
マレーシアジョホールバルに不動産を購入しに来た時に、このMM2Hというリタイアメントビザの存在を発見。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!といった感じです。僕が望む全ての条件が揃っているビザだったのです。しかも、知れば知るほど本当に価値のあるビザだったのです!
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…