ハワイで「屋台村」に来ると僕はワクワクドキドキする。
アラモアナセンターの一角にある、白木屋(SHIRAKIYA)。その中にあるフードコート、「屋台村」である。
住所:
1450 Ala Moana Blvd #2250, Honolulu
アラモアナセンター2・3階山側メイシーズ寄り
「屋台村」は3階部分にある
TEL:808-973-9111
営業時間:
月~土曜9:30~21:00、日曜10:00~19:00
※屋台村は毎日10:00~22:00
なぜ、僕が「屋台村」に来ると、ワクワクドキドキするのか・・・
ホノルルにいながら、ラーメン、餃子、うどん&そば、たこやき、カレー、寿司、肉や魚料理など日本料理がお手頃な値段で、なんでも食べられる・・・ということもあるが。
それだけではない。
なんと・・・「屋台村」では、毎日17時30分から、ビールがたったの「USD1.00オンリー」で飲めてしまうのである。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!
「USD1,00オンリー」で提供してくれるのは、約300mlの「バドライト(BUD LIGHT)」ビール。
バドライトは、ハワイやグアムなど、米国の常夏スポットで大人気のビールで。ビールの苦味が苦手!という場合でも、ライトで飲みやすく。ビールマニアの場合でも、ライトなテイストなのに、しっかりと味がある。
・・・とここハワイでは、若者から年配の方まで、幅広い年齢層に愛されているのだ。
その「バドライト」ビール約300mlが、な、なんと「USD1.00オンリー」で、飲めてしまうのである(ドドン)。
ご存知の通り、「USD1.00オンリー」というのは、円安が加速している現時点でさえ、たったの124円である。円高の時代だったら、たったの98円だったことになる。
どちらにしても、こんな激安価格で、ビールが飲めてしまうお店・・・。
日本でもそんなお店は、無いのではないだろうか?
全米広しと言えども、そんなクレイジーな価格設定でビールを提供しているお店は無いのではないだろうか?
・・・にも関わらず、基本ボッタクリ気味の観光価格設定の多い、ここ世界最高峰の観光地であるハワイにおいて・・・。
「USD1.00オンリー」という異常な価格で、常夏ハワイで大人気の、「バドライト」ビールが飲めてしまうのである。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ。
香港大富豪ならぬ香港大酒豪だったかつての僕・・・
もしもあなたが、2010年時点の僕と出会っていたとしたら・・・。
恐らくあなたと僕の接点は、酒を酌み交わすことだったはずだ。一度飲み始めてしまえば、朝まで飲み続ける・・・ということはザラだった。
香港大富豪の会社の幹部たちとも、通称「Dファイト」と呼ばれる、酒の飲み比べディナー会があったが、最後まで生き残って、不敵な笑みを浮かべることができていた。
中国本土の、共産党の広電総局の幹部、国営テレビ局の幹部、公安幹部、各地域の流通業オーナー。
酒の飲み比べ会の中で、日本人でありながら、たった1人で彼らの懐での飲み比べ。倒れることなく、逃げることなく、朝まで生き残り続けることで、信用・信頼を勝ち取って行った。
中国人200名VS僕1人・・・僕の席の前には、飲み比べの行列。。。
・・・という、まるでKOEIのゲーム「三国無双」の、酒飲み版のようなパーティも、何度も経験した。。。
その結果・・・肝臓を痛めてしまい、
「酒飲み修羅の道」からは、アーリーリタイアメントする羽目に。
今では、北野会長との、謁見宴時と。高級レストランでの、ワインや日本酒。高級バーでの、マッカラン。・・・など、条件を決めてのチビのみ程度に留めている。
ああ・・・愛しきアルコール!
ああ・・・愛しきアルコール!
ああ・・・愛しきアルコール!
夜通し飲んだ後、日の出で空が明るくなって行く中、チュンチュンさえずる小鳥の声を聴きながら、頭がグワーンとした状態、千鳥足でよたよたと帰宅して行くこの世かあの世か分からないようなあやふやな感覚はまさに快感。
「酒飲み道」を歩んだ修羅にしか分からないだろう・・・。
もう、そんな経験をすることは、一生無いのだが・・・(はずだ)。
目の前でビールが、「USD1.00オンリー」で売られている、異常とも言える状態を目にしてしまえば。。。
アルコールが全身を巡るかのように、アドレナリンのようなものが駆け巡り、ワクワクドキドキしてしまう・・・。
ビールを注文するべきか・・・。
ビールの注文を我慢するべきか・・・。
僕の頭の中で、天使と悪魔が壮絶な「ビール聖戦」を繰り広げている状態。
僕は、ビールの注文コーナーに、並ぶべきか否かを眉間にしわを寄せ、真剣に悩みながら・・・。
ビール一杯「USD1.00オンリー」のポスターを睨みつけながら、血走った目で、行ったり来たり、ウロウロとしていた。
結果・・・
孔明:「カップを4つ下さい!(英語)」
・・・
・・・水を入れるプラスチックカップを4個だけもらった。。。
ビールを断念して、無料の水をもらうことにしたのだ(ドドン)。
肝臓のためにビールを我慢する、天使孔明の方が「ビール聖戦」に勝利した瞬間である。
そして・・・前回年末年始に「屋台村」に来た時にはなかった。京都ラーメンの「あかさたな」というお店で、いかにも肝臓に良さそうな、鶏がらスープのラーメンを注文することにした。
しかも、国ではハリウッドの女優や多くの有名セレブたちの間で流行っていると言われている、いかにもヘルシーそうなネーミングの、グルテンフリー(Gluten Free)のヌードルを選択。
鶏肉チャーシューと、ネギを多めに追加をして。
白濁した鶏がらスープのグルテンフリーヌードルラーメンを、ビールと一緒ではなく、賢者にでもなったかのような冷静な顔で、水を飲みながらすすり食べた。
嫁さんは蕎麦。
長女は同じくグルテンフリーの鶏がらかつおだしの京都風味噌ラーメン。
次女はもやしとんこつラーメンを注文。
4人共に、無料の水を飲みながら食べていた。
ビール一杯「USD1.00オンリー」!
・・・の「屋台村」のワクワクムードにだけ浸りながら。。。
ちなみに、京都ラーメンの「あかさたな」のお店の日本人店員さんが・・・。ラーメンを席まで運んで来てくれた時に。
「あかさたな」日本人店員さん:「中華料理屋さんで働いているですか?」
・・・と、真顔で聴いてきた。
孔明:「いいえ、中華料理屋さんではないです。部屋着兼私服でいつもこういうの着ているんです。」
・・・と回答。
僕が、銀色のマオカラーの中国服を着ていたので、中華料理屋の店員さんと間違えてしまったようだ。こういう質問は、はじめて頂戴したので、
「中華料理屋さんで働いている・・・クスクス。」
一人でツボに入ってしまった。それにしても、今日はなんとか、「ビール一杯 USD1.00オンリー!」
・・・の悪魔の攻撃に対して、無事に天使孔明が勝利することができたが。。
残りのハワイ滞在・・・月末まで、果たして耐えることが出来るのだろうか?
アラモアナセンターの一角にある、白木屋(SHIRAKIYA)「屋台村」は。。
僕たちが今回宿泊している、「イリカイホテル(Ilikai Hotel & Luxury Suites)」のコンドミニアムから、徒歩5分位で着いてしまう場所にある。。
そんな場所にある、「ビール一杯 USD1.00オンリー!」
孔明:「ちょっと外に気功しに行ってくる!」
・・・と言いながら、コンドミニアムを一人そっと抜け出し、フラリ「屋台村」まで歩いて行って、「ビール一杯!」と、注文してしまいそうである(笑)。
・・・調子に乗って、ラーメン、餃子も注文して、ビール・ラーメン・餃子という、魔のトライアングル(三角形)を召喚してしまいそうな危険性も。。。
他にも・・・アラモアナセンターに家族で買い物に来た時・・・。
孔明:「好きに買い物しておいで! パパはここでパチパチしているから・・・。(パチパチ=MacBookに向かってお仕事の意)」
嫁さんや娘たちには買い物に行ってもらって、仕事をしているフリして、こっそりビールを注文して、一人飲んでいる・・・という図式も。。
どちらにしても、「ビール一杯USD1.00オンリー!」
・・・は、かなりワクワクドキドキするイベントである。
学び「ビジネスで成功したければ1ドルを取りに行け!」
僕のビールへの葛藤・・・ということは、一先ず置いておいて、「屋台村」がやっている、「ビール一杯USD1.00オンリー!」
・・・を現場で見ていると、「ビジネスで成功したければ1ドルを取りに行け!」
・・・という、北野会長の言葉の重要性を、改めて実感する。
平日の夕方・・・しかも、年末年始や夏休み時のピーク時とは違い、アラモアナセンターは、全体的に観光客数も少なくかなりガラガラ。
覗いてみれば、レストランも混んでいるところは皆無。
という状態の中、「屋台村」だけは、今日も活気を感じる。
「白木屋」自体、アラモなセンターの、かなり隅っこの方の、目立たない場所に位置している。
「屋台村」は、さらにその「白木屋」のエスカレーターを昇って、上に行かなければ到達できない、超辺鄙な場所に位置している。
・・・にも関わらず、「ビール一杯USD1.00オンリー!」
・・・を求めるために、外国人を中心に、並んでいるし、席も埋まっているのである。
そしてほぼ全員、「ビール一杯USD1.00オンリー!」・・・の、おつまみに、ラーメン、餃子、うどん&そば、たこやき、カレー、寿司、肉や魚料理など「屋台村」の日本料理を注文しているのである。
さらには、ビール自体も・・・
「ビール一杯USD1.00オンリー!」・・・の「バドライト」だけではなく。
USD5.00の「バドライト」ピッチャーをはじめ。
「キリンビール」
・グラス:USD2.00
・ピッチャー:USD8.00
「サッポロビール」
・グラス:USD3.00
・ピッチャー:USD14.00
「アサヒビール」
・グラス:USD4.00
・ピッチャー:USD20.00
・・・を、注文している人たちもちらほら。
1、2、3、4・・・という、単純な値段設定が僕的にはツボだが。。。(ちなみに日本酒「松竹梅」のグラスは「5」。爆)
とにかく、いつ来ても活気にあふれている場所になっている。
人さえ沢山来てくれて、滞在してくれれば、商売は成り立つ。。。
それが結果として、大きな商売となる。。。
大きな利を得るためには、まずは損を取る。。。
などなど、ビジネスに成功するための秘訣が、白木屋の「屋台村」には、沢山秘め隠れている気がして。
僕にとっては、ハワイの中でも、特に大好きなスポットである。娘たちも、USドルを手に、自分たちで買い物をするのが、非常に楽しいようだ。
結果として、ハワイ滞在中はいつも、「屋台村」に入り浸っている頻度が高くなる。
追伸
ちなみに・・・「屋台村」の下には、入り口が「鉄格子」の、謎めいた施設がある。。。
入り口には、「VINTAGE CAVE」と書かれている。。。
インターネットで検索してみると、なんと・・・会費5万USD(約600万円)と、会費50万USD(約6,000万円)の、超高級レストランである。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
地下ソサエティメンバーなら誰でも知っている、あの、北野会長の、一杯60万円の「マッカラン」のお話の舞台でもある。。
僕が「マッカラン」「マッカラン」をよく連呼しているのも、元々はココカラ来ている。。。
一杯60万円の「マッカラン」。
一杯120円の「ビール」。
2階の「VINTAGE CAVE」と3階の「屋台村」。
これほどまで近い場所に約5,000倍の開きのある「一杯」のアルコールが混在。
これぞハワイの魅力の奥深さ・・・と感じた。
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…