世界で最も裕福な所得上位62人の資産が、下位36億人の資産とほぼ同じだとする報告書を国際的なNGOがまとめ、「貧富の格差が急速に拡大している」として対策を急ぐよう訴えています。
貧困問題に取り組む国際NGO「オックスファム」は18日、スイスの金融機関の資産データなどを基に、「1%のための経済」という報告書を発表しました。
この中で、去年、世界で最も裕福な所得上位62人の総資産は1兆7600億ドル(およそ206兆円)で、所得下位の36億人分、実に世界の人口の半数の総資産に匹敵すると推計しています。
62人は、マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏などで、日本人ではユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が含まれます。
「オックスファム」によりますと、5年前の調査では、所得上位388人の総資産が世界の人口の半数の総資産とほぼ同じだったということで、「世界の貧富の格差は急速に拡大している」と警告しています。
「オックスファム」は、20日からスイスで世界各国の政治や経済界のリーダーが集まる「ダボス会議」が始まるのを前に今回の報告書を発表しており、格差解消のために、貧しい人への社会投資や最低賃金の引き上げ、大企業の租税回避への対策などを検討するよう訴えています。
・・・とのこと。
(オリジナルニュース:NHKニュースWEB)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160119/k10010377151000.html
ニュースを見て考えること。。同時刻、「仕事はじめ」として、書類業務・銀行もろもろのために中国特別行政区香港に来ていた。
香港では、金融資産約100万USD(1億2,000万円)以上持っている人たちが、人口約680万人の内、100万人もいるとのこと。
つまり7人に1人が億超え。こういう国(香港は特別行政区だが)だと、頭脳的業務が自国民、手足動かす労働業務は外国人。
香港人は金(カネ)と口を出すだけ。外国人は安い賃金で手と足を動かす。
階層のようなものを徹底していて土日になると、フィリピン人お手伝いさんを中心に、街中一気に、労働者たちの憩いの場となる。
国民みんながお金持ちになるということ。イコール、安いお金で動いてくれる誰かが、労働者の役割をしてくれないとならない。
お金を欲しがるお金の無い人たちが沢山いて、少数のお金を持っている人たちがいる。
お金を持っている人たちは、自分たちが生きるために必要な、全ての労働を、安い賃金で働いてくれる全ての労働者たちに代行してもらっている。
この図式は、どうやったって崩れない。
労働者は、労働者側にいる時には、文句ばかり言うが。なら、自分が、お金を払って労働者を雇う立場になったとしたら、自分の取り分以上の金額の賃金を労働者に払える決断ができるか?
・・・ということだ!
恐らくその答えはノー。
既存の雇用主と同じように、いやそれ以下の条件で、さらに安い賃金で、労働者を雇用しようとするはずだ。
立場が変われば主張が真逆になるだけなのだ。
たとえば、もしも日本人全員がお金持ちになりたいのなら、その何倍の人数の、外国人労働者の方々に、日本に来てもらい、安い賃金で全ての労働を代行してもらわないとならない。
それでも、格差がなくなる社会にしたいのなら、それこそキアヌリーブス主演の映画
『マトリックス』のように、人類全員、動けないような、状態になってもらい、直接脳をサーバーに接続。
サーバー管理と、人体本体の誕生・生存・維持・廃棄の管理を天才頭脳を持つロボット君たちに任せて、サーバー世界の中で生きれば、格差の無い社会を実現することができるかも。。
・・・しかし、これでは人間が、ロボット君たちに完全管理されているという状態で、生物として生きた心地がしないので、やはりそういう発想はみらいに実現に至らないかもしれない。
ということで、一部のお金持ち沢山の労働者この流れはこれからも変わらない。
出すぎた人たちを、剣とか鉄砲とか持って、革命によって倒せるご時世でもないし。お金と口だけを動かす人になりたいのか?安い賃金で手と足を動かす人になりたいのか?
さて、僕たちはそれぞれ、どちらの道をあゆんで行くのだろうか?
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…