「コロナ渦」で毎日テレビでは、コロナ感染者数が報道されているので、さぞお医者さんのところには、患者さんやその予備軍が殺到していて、
「お医者さんは儲かっているのかな？」
と思いきや実態は逆だった。「コロナ渦」において、逆に医療費が大きく減っているとのこと。4月〜7月の医療費の総額は、前年同期と比べて1兆円規模で減少。
医療機関訪問時の感染を恐れた人たちが、お医者さんの受診控えをしたり、感染を恐れた病院の診療体制の縮小が主な原因とのこと。小児科の外来は、3割減と大幅な落ち込みが続く。これは日本だけではなく、世界各国で同じ状況のようだ。
入院と外来で分けると、入院は6%の減少。外来は10%の減少で、入院より外来の減少幅が大きい。緊急性の低い医療が絞り込まれた形である。確かに、僕個人的な所感としても、院内感染が怖くて、一番近寄りたくない場所と感じている。
この傾向は今後も続くのでは無いだろうか？
最後の砦「お医者さん」の根拠にほころびが
「お医者さん」といえば、僕たちが共通的に持っているイメージとしては、高収入で社会的地位も高い。どんな不況にも強く決して食いっぱぐれることは無い。
バブル崩壊以降、大学文系の最強資格だった、弁護士、公認会計士の世界では、職業として成り立っていない方々も続出。
「三大国家試験」の2つが陥落仕掛ける中、バブル崩壊平成以降の「残るはお医者さん！」ということで「大学医学部受験」は年を追う毎に加熱。
1980年〜2017年の間に、日本全国の平均偏差値は、なんと「10」も上昇。マスターヒロさん曰く昔はお金さえ払えば、足でサインしても入れる位の私立系医学部でさえも、もの凄く合格困難な状況とのこと。
十数倍という倍率を勝ち抜かなければ、お医者さんへの道は、入り口時点で閉ざされてしまう。競争倍率が上がったことで、昔であれば高校生になってから、
「僕将来お医者さんになりたい！」
と決意を固めて、勉強を開始しても。国立系の医大の学費約600万私立系の医大の学費1億学費が私立の10分の1未満の国立系の医大合格は無理でも、私立系の医大ならなんとかなった。
けれども今日時点では、小中学生時点で、子供たちが能動的にお医者さんを目指して猛勉強をしなければ、受験合格は困難なものになった。それだけ苦労してお医者さんになれた先にはどういう世界が待っているのか？
確かに近年でも、他の職種に比べればお医者さんの平均給料は高い。本来は平均年収が男性に比べて圧倒的に低い女性でも、30代になれば平均年収が1,000万を超えてくる。
60歳を超えても、年収はそれほど下がっていなくて、「人生100年時代」と言われている時代を見据えれば、男女の差も少ないし、長く高年収を維持継続しやすいし、お医者さんは魅力的な職業！
「英才教育系」のご家族が、一家ワンチームで「目指せお医者さん！」と必死に頑張り続けているのも納得である。けれども、今回の「コロナ渦」によって、根拠のいくつかがほころび始めているのが見え隠れしている。
「お医者さん」に迫る「リストラ」の危機
世の中的には、
「コロナ渦にも関わらず医療従事者の皆様、ご苦労さまです！」
「コロナ渦」最前線で医療行為に励まれているお医者さんに対する敬意の気持ちは、共通的に持ち合わせているものであるが。
実際は、お医者さんのお子様を保育園に預けようとすると断られるなど、ご家族も昔の「えんぴー」に似た差別にさらされてしまっている。
人の命がかかっている職業ということもあり、他の業種と比べて働き方改革が遅れている業界。時間外労働も当たり前の世界。さらには、「コロナ渦」における医療業界への大ダメージによって、沢山の医療機関が厳しい状況に追い込まれてしまっている。
高年収だった勤務医の方々にリストラの影が迫って来ている。「コロナ渦」というたった一つの問題によって、数多くの職種の中で、抜群の安定感を誇っていた「お医者さん」であるが。
- 開業医の経営危機
- コロナ受け入れ病院の大赤字
- お医者さんの高額バイト急減
・・・日本のお医者さんと医療制度がはじめて直面する前代未聞の事象。
「子供が将来医学部を卒業してお医者さんになれば・・・」
というセオリー的なものの根拠が揺らいでしまった。日本の三大国家試験でなれる職業。
- 医者
- 弁護士
- 公認会計士
沢山の学費を費やし、お勉強を頑張って、これらにまつわる資格を卒業して、医者、弁護士、公認会計士になっても生き残るのが難しい時代。
果たして、子供を持つ親御さんとして、どう「子供の教育」に取り組めば良いのだろうか？根本的な部分から、見直す必要があるのではないだろうか？
何の職業に就くかではなくどう考え取り組むか？
マスターヒロさんが、子供の英才教育論『ワンチーム』を通して度々おっしゃっていること。お医者さん、弁護士、公認会計士になれば安泰という時代ではない。
「何の職業に就くか？」が大事なのではなくて、どんな「考え方」を持つか？例えば、「コロナ渦」において、「飲食店」なども全体的にかなりの大ダメージを受けている中。
中には、ここが「チャンス」とばかりに、売上・利益を伸ばしている飲食店経営者たちもいる。おとなになってからの職業から完全に逆算された形で、「子供の教育」に向き合って取り組むのであるが。
その際、あくまでも大切なのは、「考え方」。子供たちが、自らの「成功=シアワセ」を掴み取るために、どんな根拠を持って、それぞれのことに取り組めるのか？枝葉のお話は、その土台が固まってからということになる。
この職業に就けば、この会社に入れば、このビジネスを手がければ、という枝葉のお話だけでは、生き残ることさえ出来ない世の中になっている今。本質的な「叡智」を、子供としての活動の中で身につけることが求められている。
そういう時代の本格的な幕開けを感じさせられる「コロナ渦」。「子供の教育」に取り組むその親御様としても、どう考えて、どう取り組むのか？
引き続き、僕たちの0歳〜18歳の子供の英才教育に特化したコミュニティ『ワンチーム』の中でも、毎週一回ZOOMで開催される「おとなの父母会」を通して熱く討論が繰り広げられている。
追伸・・・
「子供の教育」の本質は両親の「考え方」の継承。両親が「キリギリス」として何もまともに考えられないのに、子供にだけ「アリになれ！」というのはあり得ない。子供たちがミライの「修羅」になるために、両親が持つべき「考え方」は、「LINE@5ポケッツ」を通して学ぶことが可能。
「LINE@5ポケッツ成功者の思考と習慣」
https://kitasociety.com/lp/5pockets_line2/
あなたは借金が怖いですか？
私は死ぬまでに＜1,000兆円＞の借金をすることが夢なのですが…
