先人たちが創りだした不公平な世界を飛ばして若者たちが進化成長を遂げようとしている中僕たちが未来を見据えて歩む道を香港で熱く語り合った。
金(カネ)で人が動かない時代が到来するかもしれない。そう僕たちは、未来を見据えて考えている。
日々、ビジネス、投資、居合抜きで、先人たちが創りだしたゲームルールに則り金(カネ)を獲得するゲームには参加している僕たちであるが。一方では、金(カネ)とは対極的な方角にも目を向けている。
今、2013年4月を皮切りにスタートを切った、
日本の、量的質的金融緩和によって。年間当たり80兆円もの日本円が市場にばらまかれ続けていることもあり。その恩恵に預かれる、会社経営者など、ごくごく一部の人たちは、めちゃくちゃもうかり続け、金(カネ)が次から次へと転がり込んでくる状態。
年末年始の、百貨店や高級ブティックの売上は、富裕層の大人買いによって、かなり熱いことになるだろう。
しかし、サラリーマン、派遣、パート、アルバイト、、雇用されている立場の人間たちは、一層のことひもじい年末年始を送ることになるかもしれない。
お金の本当のルールを知っている人、知らない人。お金をもうけられる人、お金を労働によって受取る人。
両者間の差は開く一方だ。
資本の格差、情報の格差・・・あまりにも差が開き過ぎてしまっているのだ。
サラリーマンの平均年収が下がり続けている
12月7日(月)18時10分に配信されたビジネスオンラインの記事を一つ挙げさせて頂く。
『サラリーマンの平均年収はいくら?2015年ランキング』
転職サービス「DODA(デューダ)」を運営するインテリジェンスは12月7日、「平均年収ランキング2015」を発表。
2014年9月~2015年8月の1年間に、同サービスに登録した約22万人のデータを元に、20~59歳までのビジネスパーソン(正社員)の平均年収と生涯賃金をまとめたもの。
「図を数値化」
2008年:約460万円↓
2009年:約458万円↓
2010年:約450万円↓
2011年:約459万円↓
2012年:約442万円↓
2013年:約447万円↑
2014年:約442万円↓
2015年:約440万円↓
2015年の平均年収は440万円で、前年比-2万円。
2009年からマイナス傾向にあった平均年収は、2013年には一度プラスへと転じたが、2014年には再度マイナスへと戻り、さらに今回も前年を割る結果に。
2013年4月以降、年間当たり80兆円もバラ撒かれ続けているはずなのに・・・。人口1億2,000万人ベースで換算すると、一人あたり66.6万円(80兆円÷1.2億人)位収入がUPしていてもおかしくはないのに・・・。上がるどころが、平均年収が下がってしまっているのである。
しかも、「平均年収ランキング2015」のデータは「正社員」を対象に行われた調査。
「正社員」でこういう状態であれば、派遣、パート、アルバイトの方々をデータに入れて計算すると。もっと悲惨な数字になるのではないか?と推測することもできる。
お金持ちはよりお金持ちにお金のない人はよりお金の無い立場に。
今の世の中が、「金融資本主義」で成り立っている限り、この流れは変わらないかもしれない。
しかし、この流れに対して、独自の方向性に進んでいる人たちがいる。それが、今の10代、20代の若者たちだ。
10代、20代の若者たちは「進化」を遂げた
今、10代、20代を中心に、日本の若者たちには「高級時計や高級車に興味を示さない」「お酒を飲まない」「異性に金(カネ)を使わない」傾向が見られると言う。
それを見た、昭和生まれの大人たちが、「近頃の若者たちは元気が無い」「自発的じゃない」などと横目で見ているのだ。
僕もはじめはそうなのかと思っていた口であるが、僕がメンバーとして参加している会のアクティビティを通して、実際に20代の若手経営者たちと対話する中で。実は弱体化していたり、後退しているのではなく、「進化を遂げはじめている」のだと理解した。
10代、20代の若者たちは、物や金(カネ)に費やす可処分時間とか処分所得の割合が大幅に激減した一方で。FacebookやLINEを中心に、人と人とのコミュニケーションにかける可処分時間と可処分所得の割合が大幅に増大した。
つまり、10代、20代の若者たちは、多くの時間、金(カネ)、労力を、人と人とのつながりに費やしていることになる。
僕たち仲間内ではよく、「マズローの欲求5段階説」を元に、それぞれが置かれている立場というものを分析しているが、今年39歳になった僕を含めて、昭和の時代に生まれ育った人間の大多数は、まず社会に出た時に、5段階のピラミッド構造の
- 生理的欲求
- 安全の欲求
を満たそうと躍起になる。これを十分に満たした後、より高次とされる欲求、
- 帰属の欲求
- 尊厳の欲求
- 自己実現の欲求
という順番で一つ一つ満たしながら「自己実現の欲求」に向けて昇格して行く。
しかし、今の10代、20代の若者たちの動向を、彼らとの対話の中から探ってみると、
- 生理的欲求
- 安全の欲求
という部分を飛ばして、いきなり高次の欲求である、
- 帰属の欲求
- 尊厳の欲求
を強く求めていることが分かる。
昭和の時代に生まれ育った僕たちの常識である、社会に出たらまずは自分の動物的本能に従って自分の「生存」というものを確保しに走るのではなく。人間としての「尊厳」の獲得をしようとしているのである。
僕たちが今、使っているfacebookの「いいね!」ボタンなどは、人間としての「尊厳欲求」を満たしてくれる機能ということで、10代、20代の若者たちのお目にかなったわけだ。
人間は進化成長をし続けている。
「生存」のために、金(カネ)や物のために、労働・活動をしなくなって行く。
「生物としての生存」の代わりに、「人間としての生存」のために、働くようになる。
- WEB機能を活用した 心と心の直接の接続
- 人間と人間とのコミュニケーション
- 自分の能力を最大限に発揮する場所
- 自己実現の欲求
- 社会貢献
- 仲間への貢献
次の世代の人たちは、「昭和時代」の常識とは全く別の動機で、「労働」するようになるかもしれない。
人(ヒト)、人(ヒト)、人(ヒト)の時代の到来に備えて
先人たちが創りだした、あまりにも不平等で不公平。理不尽な仕組みの中では、自分たちの活路や生きがいを見いだせなくなった人たちは進化成長を遂げて行くはず。
金融資本主義の下 お金や物という基準に囚われている昭和の時代の大人たちを横目に。人は次の次元に進化成長を遂げて行くことになるはず。
こうした時代に見据えて、次の時代、次の次元の価値の基準の中で、最も人生を謳歌しながら活躍するために。欲張りさんな僕たちは香港のホテルに篭もり、熱く語り合っていたのだ。
「お金があればあるほど、人生の選択肢が広がる」
いずれ、そういう言葉も、過去の言葉になるかもしれない。
これから先に、僕たちが求める新たな価値観とは・・・?
僕たちが充実した人生を送れたと、笑いながらあの世に行くためには・・・?
新たな時代の新たな価値観。進化成長を遂げるために、僕たちは夜通し熱く語り合った。
追伸
「人生の生きがい」
それは金(カネ)や物では得られるものではない。
ヒト、ヒト、ヒトの時代に向けて、ステップバイステップで、新たな進化成長を遂げたい場合は、まずはこちらの動画から・・・。
(真田孔明はナビゲーターとして登場)
http://hirajoshiki.com/op/k-mag/
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…