ファミコン、PCエンジン、プレステ、ゲームボーイ。
私の世代以降の人なら、 一度はゲームに熱中したことがあると思う。
ゲームを面白いと感じることの本質的な理由は、 『競争相手や対戦相手がいるから』 だと思う。
ゲームそのものがどんなに面白くても、プレイヤーが自分1人だったらどうだろうか?
ドラクエを一生懸命頑張ってレベル99まで増やしても、やったことのない人には、それがどれほど大変なことなのか、凄いかどうかがわからない。
自分のゲームしている状況を録画した動画をYoutubeにアップしている人の動機は何だろうか?
それはやはり、 『見てくれる人がいるから』 。つまり、その背景には『承認の欲求』というものが働いている。
子供は何をする時でも、親に『見て見て〜』 と声をかけてくる。 これも承認の欲求の表れだ。 子供は親に承認されればされるほど、生まれてきた意義を感じることができ、自尊心が育まれて行く。。
そして大人になっても、それは続いて行く。 私たちは、『誰かに認められた』 と感じた時、 達成感や自分の存在意義を感じている。
ビジネスで大きな結果を出すことができ、大きなお金を手にできたとしても、その結果を誰も知らなかったら、喜びは半分以下になってしまう。
それでは、自分の実績や功績を世の中に知ってもらうには、どうすれば良いのか ?
テレビや雑誌などのマスメディアに露出すれば良いのか?
これは一長一短で、マスメディアに露出したことを後悔する人も少なく無いのが現実だ。マスメディアは、往々にして出演者の意図しない形で、視聴率や特集のテーマに合わせた 自分たちの都合で発信内容を捻じ曲げてしまうことがあるからだ。
死ぬ時に後悔しない生き方とは
『お金にはある程度困らなくなったが、このまま人生を終わらせたくないんです』
こういったメッセージが、日々私のところに届いている。
お金があるということは、生活に余裕が出るということ。選択肢が広がるということ。
ただ、お金があるかどうかということと、日々の生活に充実感を感じられるかは、必ずしも一致していないようだ。
現在その人がお金を持っている理由が、親からの資産を受け継いでだことであったり。エリートサラリーマンとして自分を殺して 本当にやりたいこととは別のところで お金を稼いできたり。あまり周囲には言えないことで お金を稼いできたり。
そういう場合では、、お金を稼いでも充実感を感じられないようだ。
『死ぬ時に後悔はしたくない』
これは、世の中の大多数の方々が望むこと。 後悔をしない生き方をするための条件とは?
それは、
1)人生における自分の使命を知っていること。
2)自分の人生を完全に自分の支配下におき、コントロールできていること
以上2点だと思う。
私の場合は親から資産を受け継いだわけでもなく、宮崎という日本全国で見ても、平均所得が常に45位以下という場所の、平均的な家庭で生まれ育ったが、社会に出て独立起業をして、がむしゃらに働いて、気がついてみれば、2点両方とも実現していた。
今死んで後悔しないかといえば、またそれは別の話になるのだが。。『自己実現』という言葉がありますが、この言葉の意味するところは、まさにこの2点だと思う。
人生の価値は、どれだけ影響を与えたか
「死ぬ時に後悔しない生き方」の定義
2)自分の人生を完全に自分の支配下におき、コントロールできていること
と私が定義付けたこと。
しかし、これはあくまでも、1)と2)を満たしていた方が、比較的、後悔しない可能性が高い、というだけ。
例えば、終身刑になった囚人が、自由のきかない獄中において、絵を書き続けたとする。
この囚人は、自分の人生を完全に自分の支配下においているとは言えない。
それでも、とにかく自分の心の声に従って、絵を書き続けた。
彼の死刑が執行された後、彼の遺品であった絵画が専門家に鑑定され、かなり高い評価を受け、多くの方に感銘を与え、死後100年経っても、美術館に飾られ続けた。
彼はもう亡くなっているので、喜んでいるかどうかはわかりません。生前に犯罪もおかしているので、人生トータルで見て、プラスかマイナスかは評価が別れますが、客観的に見れば、『多くの人に感銘を与えた』という点は評価できる。
つまり、人生を振り返ってみた時に、『ああ、良い人生だったな』と思えるかどうかは、
- 世の中にどの程度影響を与えたか
- 人々にどの程度影響を与えたか
この2点に尽きると思う。これから10年後、20年後に、
『私は世の中に対してこういうことを成し遂げた人間だ』
ということを、自分の心の中にある正義、そして大切な家族に対して、自信を持って言えるかどうか?
私はこれから70歳ぐらいまで現役で活動するとして、あと30年残されているので、30年かけて、これを実現していきたいと思う。
私がネット上にアップする記事は、『今日のお昼は何を食べました』といったようなライフログ的なものではありません。
記事の1本1本が、必ず誰かに何らかの影響を与えられるように、という魂を込めて書いています。
世の中に影響を与えていくこと、多くの人に影響を与えていくこと。それが自分の人生の価値基準だとすると、『インターネット上でどの程度の影響力を獲得できるか』これがキーポイントになってくる。
イチ個人であっても、影響力を身につけることで、大企業と対等な関係を身につけることもできるし、自分がやりたいことがどんどん実現するようになる。
その秘訣を、動画の中で公開している。
http://hirajoshiki.com/op/k-mag/
平城寿@SOHO
追伸
私は、会社に縛られず、組織に縛られず、仕事に縛られず、国に縛られず、毎日自分の行きたいところに行き、会いたいひとと会い、やりたいことをする、というライフスタイルを手にすることができた。
フィリピンのセブのITエンジニアとのカンファレンスでこの話をしたところ、『一介のエンジニアが、そもそも企業から独立をして仕事ができるなんて!』と、とても驚かれた。
日本では、実際に実行するかどうかは別として、ITエンジニアが独立を考えるのは、ごく自然なこと。
フィリピンのITエンジニア達は、まだまだそういった発想すら無かった、ということだった。
国境を超えても人に影響を与えることができる。これはとても素晴らしいことだと実感。
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…