長く修羅として生き残り続けると、「ともだち」がドンドン少なくなる。
なぜなら、お金の世界では、「ともだち」が勝手に死んでいくからだ。
毎月一度、世界各国どこかの国大富豪ファーザーの行かれる場所について行き、謁見を通して、食事とお酒を楽しみながら、ファーザーから直接お話を伺う。
「ファーザー謁見宴(うたげ)」
今回の会場初日はベトナムホーチミンの高級ベトナム料理レストランの個室。
白ワインのグラスを片手にファーザーが過去を回想しながらお話になった。
ビジネス、投資の世界。
毎年のように、華やかに舞台に躍り出るように、修羅になる者たちはいるが。
みんなその状態を継続することなく勝手に死んでいくと言う。
45年以上生き残り続けることとは、一方ではとても寂しい気分を味わうことだとも言えよう。
KセラのI盛さんでさえ、「ともだちが少なくなった」と言っていたと言う。
共通しているのはみんな、「飲み、打つ、買う」で死んでいくと・・・。
修羅になる者は生物として強いのだろうか?
元々色恋に強いものが多いのだろうか?
しかし、オンナに狂うと大体死ぬ。
戻りが聞かない。
オンナは、修羅の脳を破壊して行くのではないか?
愛にボケたら大抵終わり。
小さな蔵にドンドン吸い込まれて行く。
寝ても覚めても女の顔が脳に残ってたら終わり。
愛はあやふや、恋は恋しいというけれど、愛に殺される男は多い。
酒とオンナと博打。
この三角形で死ぬ。
特にオンナに当たったら終わり。
持っている銭小さな蔵に吸い込まれる。
魔人ブーのように吸い込まれたら終わり。
あれは何兆円でも入る。
でも凄いよ。
なんで会社がだめになったの?と聴いたらオンナのところに浸かりっきり。
会社のこと疎かになったり、銀行のこと疎かになったり。
4、5年のうちに歯が抜けるようにガタガタになる。
女の部屋入り浸り、ちょっと暇だからと女のところに行くとだめ。
こないだも80歳の男、4人の愛人、子供もいる。
ショッピングモール売った金を誇らしげにオンナに配った。
感謝されたのか?
否、オンナたちは当たり前のようにお金を受け取り。
そして、「今では玄関の戸が開かない。」
・・・これが真実である。
博打・・・
博打、競輪、競馬、競艇。。
若い頃はファーザーも博打していたという。
しかし修羅の先輩が「お前、博打やるんだったら、商売辞めたほうがよい」
その日以来、ファーザーはキッパリ博打をお辞めになった。
「お前、これから商売するのなら、博打をやるのか?博打やめて商売やるのか決めなさい。」
あの真剣な眼差しが家に帰って博打を辞めることを決意するに至ったとのこと。
博打の誘いがあっても、3回断った。
3回断ると誘いが来なくなる。
昔、赤坂の博打場もいっぱいあった。
新しい店ができると5万円分の丸いチケットを送ってくる。
時には30万円分送ってきた。
ファーザーは既に博打辞めていたので、やらなかった。
しかし、ファーザーの先輩たちが博打好きだった。
後に先輩方、みんな100億、200億「飛んでイスタンブール」。
みんな博打好きだった。
昔、東京にも知人は沢山いた。
誰の先輩か誰の後輩か知らないけど沢山いた。
しかし、「酒とオンナと博打」で、みんな「飛んでイスタンブール」になって消えていったと言う・・・。
ファーザーがお話になる僕たち若手修羅たちの知らない過去のお話。
けれども、ファーザーのお話を聴いているとまるで自分が疑似体験したかの如く、映像として浮かび上がってくる。
この疑似体験を通して、僕たち若手修羅は、どんなことが修羅にとって生き残り続けるための「要」なのかを知ることができる。
しなくても良い失敗を避けることができる。
そういえば、「地下」のメンバーの中で、「地下」に所属後、「飛んでイスタンブール」なったという話は聴いたことが無い。
知っているか?
知らないか?
判断基準は?
ファーザーの謁見を通して、僕たちは、修羅として生き残り続けられる体質に変わって行くのかもしれない。
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…