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今流行の商売の情報を聞きつけ、飛びつくようにはじめてみる。しかし、実際に商売をはじめても、なかなかうまくいかないことが多い。
なぜ同じ商売でも、もうからずに潰れてしまう商売と、もうかり続けて、継続できる商売があるのか? 中国広州で、その違いが分かりやすく理解できるお店を発見したのでシェアさせて頂く。
立上げてうまく行く商売と失敗する商売の違いは?
新たに商売をはじめる時。まったく流行っていない商売をはじめるよりも、 すでに流行っている商売を始めたほうが、初動でヒットさせる確率は高まるかもしれない。
商売を始める時は、灼熱のモチベーションと共に、ワクワクドキドキすることが多い。
自分:
「私、新たに ラーメン屋をはじめることになりました! ◯月◯日に開店です!」
周囲のみんな:
「おめでとうございます! ラーメン屋開店なんて凄いですね! これからが楽しみですね!」
商売をはじめる時は、周りの人間も応援してくれて、気分はとてもハッピー!けれども、実際に商売をはじめた後に、継続的に売上・利益が上がり続けなければ、せっかく立ち上げた商売をたたむことになる。その時には・・・
- 自分が投資したお金を失うし
- 銀行から借り入れしていたら 元本・金利返済滞るし
- お客様には迷惑をかけるし、商売を失敗させたという、挫折感を味わうことになる。
それも、角度を変えて見れば、人生の中での経験の一つという考え方もあるかもしれないが。。はじめての商売だろうが、2つ目、3つ目の商売だろうが、結局、商売に失敗してたたむことになってしまうと、沢山の方々に迷惑をおかけすることには変わりない。迷惑をおかけすること前提に、商売をはじめるなどとんでもないことだ。
さらにははじめたのが、今流行のもうかるはずの商売だったとしたら、自信というものは、完全喪失だ。仮に一度のビジネス失敗で、1,000万円、2,000万円級の現金を失うとすれば、それはとてもとても痛いことだ。だから、できることなら、失敗する商売ははじめからやらない方が良い。
たとえそれがはじめてでも、2つ目、3つ目でも、あらかじめよくよく考えて、失敗しないように、入念な準備を整えておいた方が良い。
立上げて、うまく行く商売と、失敗する商売の違いは何なのか?色々と要因が挙げられるが、特に僕たちのような、個人単位でビジネスを立上げる、小さい規模の商売に絞って考えてみた場合、生き残り続ける商売に共通した重要な要素がある。それは・・・
「競合他社では、 デメリットだったり、 顧客のクレームが多い部分が、その商売では収益の中心になっている。」 ・・ということだ。
中国広州の「気になる足裏マッサージ店」
中国広州には、足裏マッサージ店が多い。安易な店舗のつくりの、安い料金のものから、重厚感のある店舗のつくりの高額料金のものまで、非常に沢山の種類の、足裏マッサージ店が、ひしめき合っている。そんな中、「気になる足裏マッサージ店」がある。
何が気になるのか?
特に足裏マッサージの腕が一流というわけではなく、お兄さんたち中心で、ほどほどの腕前の方々。けれども、ここの足裏マッサージ店に来る
お客さんたちの大多数が。マッサージ代に匹敵する高い価格の「足湯」を注文するのである。
これは異常事態である。
足裏マッサージ好きで、中国本土やマレーシアの華僑系のお店で、行ったことがある方々なら、誰でも一度は経験があると思うが。足裏マッサージを始める前に、「特別な足浴入浴剤にしますか?(中国語)」
日本で言うところの、入浴剤のような袋を取り出して、足湯の桶に入れるかどうかを足裏マッサージ師が聞いてくる足裏マッサージ店が多い。
たとえば、マレーシアジョホールバルでも、足裏マッサージ代が1時間50リンギット(約1,300円)位の価格にも関わらず、
孔明:
「それはいくらですか?(中国語)」と聴くと、
足裏マッサージ師
「30リンギット(約750円)」位です。(中国語)」 ・・・と。
足裏マッサージ前に、足湯をする際の入浴剤代が、マッサージ代の約60%もする価格を提示されることがある。
孔明:
「うわ、高い! い、要りません。 無料の中薬で良いです!(中国語)」
・・・当然のことながら、お断りを入れる。こういう光景は、僕だけではなく、他の方々も同じ。
皆、
「有料のは要りません。 無料の中薬で良いです!(中国語)」
・・・と、通常は共通的に、回答するのである。この光景は、中国広州でも同じ。足裏マッサージの相場は、道端の安いところにいけば、1時間35中国元(約550円)位。
しかし、足裏マッサージ師たちが勧めてくる有料版の足湯用入浴剤の料金が、20中国元(約310)円とか言われても、。足裏マッサージ前に、足湯をする際の入浴剤代が、マッサージ代の約60%もする価格。
孔明:
「うわ、高い! い、要りません。 無料の中薬で良いです!(中国語)」
ここ中国本土でも、マレーシアジョホールバルと同じように回答するのである。
逆に、足裏マッサージ師たちは、寄ってたかってこの有料版の足浴入浴剤を勧めて来るが、実際に注文する人はいるのだろうか?・・・と、不思議に思うほどである。しかし、中国広州にある、僕が「気になる足裏マッサージ店」はまったく違う。
特に足裏マッサージの腕が一流というわけではなく、お兄さんたち中心で、ほどほどの腕前の方々。言うならば対して上手では無いが、悪くもない。
かなり狭い店内に8個の席があるが、常に店内は満員。入るまでに2、3人が待っていたりする位の人気店なのだ。普通の足裏マッサージ店と
同じように、無料の足湯用入浴剤、「中薬」というものもあり、それがベースでの足裏マッサージ代は、35中国元(約550円)と他のお店と同じ。
けれども、とてもとても不思議なことに、ここの足裏マッサージ店に来るお客さんたちの大多数が。足裏マッサージ代と比較して高い価格の足湯用入浴剤を注文しているのである。
しかも・・・安めの+10元(約160円)の足裏マッサージだけではなく、+15元(約240円)、+25元(約400円)の高い足湯用入浴剤が、次から次へと出ていく。逆に、無料の足湯用入浴剤、「中薬」。。。足裏マッサージ込みで35中国元オンリーを注文するお客さんが少ない。
一体、「気になる足裏マッサージ店」の足裏マッサージ師たちは、どんな営業をして、足裏マッサージ代60分35元(約550円)に対して、高額な、+10元(約160円)+15元(約240円)+25元(約400円)の足湯用入浴剤を売付けているのだろうか?
・・・実は、「気になる足裏マッサージ店」の足裏マッサージ師たちは、誰ひとりとして、プラスアルファの足浴用入浴剤を、お客様に勧めたり、営業したりしていないのだ。むしろ、お客さんたちの方から、自らの意思によって、プラスアルファを選択している。
そして、なんと、いままで、プラスアルファの足浴用入浴剤を注文したことの無い、この僕自身まで、「気になる足裏マッサージ店」では、足浴用入浴剤+25元(約400円)のコースを、注文してしまったのだ。
ゴゴゴ
ちなみに、この「気になる足裏マッサージ店」は、かなりもうかっているようで、フランチャイズ加盟店の募集も、店内のポスターで堂々としていた。
足裏マッサージ師の1時間労働あたりの売上35中国元は変わらない中。他の足裏マッサージ店とは異なり、お客さんが率先して、足浴用入浴剤を注文している。足裏マッサージ師の時間あたりの労働は増えず、売上・利益だけが増えている形になる。他店に比べれば、相当もうかっているに間違いない。
足裏マッサージ師たちも、他店に比べてやる気に満ちていて活気がある。 何が違うのか? プラスアルファの足浴用入浴剤の注文によって、ボロもうけしてそうな、「気になる足裏マッサージ店」と、誰も足浴用入浴剤を注文しない、普通の足裏マッサージ店との間に、一体、どんな差があるのだろうか?
それは・・・「気になる足裏マッサージ店」店内にあるたった一つの看板である。通常の足裏マッサージ店では、足裏マッサージのコースとか、ボディマッサージのコースが記載されている。
対して、「気になる足裏マッサージ店」では、大きな店内看板に、足浴用入浴剤の効能が価格と共に羅列されていて、マッサージの種類は、足裏マッサージ60分間たった一つで、それ以外選択ができないのだ。看板の一番上には「中薬」35元となっているが、「中薬」の効能は一切書かれていない。その下に、15種類名前と効能ごとに、45元、50元、55元、60元と、4種類の価格がふってある。
「気になる足裏マッサージ店」では、通常の足裏マッサージ店では、足裏マッサージ師から勧められても断る、最も誰も注文しない足浴用入浴剤を、逆手にとって、種類を豊富にして、詳細を記載。
足裏マッサージとのセット価格のみを、誰もが見える位置に設置してある大きな店内看板に、羅列しているのだ。
その看板を見たお客様が、足裏マッサージ師に勧められることなく、足浴用入浴剤付きの足裏マッサージを自主的にセット価格で注文してしまうというわけだ。かくいう僕も、「腎動力」・・・陰陽五行で言う水の腎を強化する名前と説明に惹かれてしまい。普通の足裏マッサージ店では、絶対に注文しないはずの、足浴用入浴剤付きの足裏マッサージを自主的にセット価格で注文してしまった。
表示と伝え方が変わっただけなのに、本当に不思議である。
うまく行く商売と失敗する商売の違いは「三角形」
今流行の商売の情報を聞きつけ、飛びつくようにはじめても、なかなかうまくいかないことが多い。同じ商売でも、もうからずに潰れてしまう商売と。もうかり続けて、継続できる商売が出てきてしまう理由。
それは・・・同じ商売でも、もうからずに潰れてしまう商売では、普通のことを普通のようにしかしていない。点と点を結んで、線にしかなっていないのだ。ライバルと何も変わらないので、たまたま偶然に流れてきたお客様がパラパラとしか来ない。
一方、もうかり続けて、継続できる商売では、一見普通のことをやっているように見えて、普通ではない。むしろ、大多数のライバルが、最も苦手としていることが、その商売での、収益の中心だったりする。
ライバルは表面的なことしか、真似をして来ないから、ライバルとの差別化によって、永続的に商売の固定客が来てくれて、その賑わっているようすを見た、新規のお客さんも新たにやってくる。点と点を結び、さらに高(タカ)に点を起き、三角形になっているのであるが、この高(タカ)の点が、ライバルから見ても、見えづらい。
だから、もうかる商売は、一点集中的にもうかり続けたまま、継続しやすいのである。この部分がしっかりと理解できていないと、たとえ、もうかる人たちが続出している、流行りの商売だからと言って、新規参入で参加してみたところで、商売を継続し続けることは至難の技なのだ。
北の物販大富豪こと、北野会長もよく教えてくださる点と点、さらに高(タカ)の点、「商売構築三角形」の法則であるが。こういう何気ない日常の中からでも、学ぶことができるのだ。
・・・ちなみに僕は「気になる足裏マッサージ店」で注文した、「腎動力」足裏マッサージの、足浴用入浴剤の認識によって、パワーアップ。香港での「命運の成幸フォト撮影会」に臨む準備が整った。いざ電車に乗込み香港へ向かう!
追伸
セッション -SESSION- 「命運の成幸フォト撮影会」の次回開催は、2017年5月13日(土)、14日(日)に、場所は香港で開催することが決定しました。
2017年5月13日(土)、14日(日)のスケジュールで、参加を希望される場合には、直接こちらのメールにご返信頂ければと思います。参加枠に限りがありますので、複数参加希望があった場合には、参加費用着金順での枠確保になる旨、あらかじめご了承下さい。
『命運の成幸フォト撮影会』に興味がある方は、 こちらから資料を入手していただくことができます。
http://hirajoshiki.com/seikouphoto_shiryo
何か、ご不明の点などございましたら、info@hirajoshiki.com までご連絡下さい。以上、ご確認をよろしくお願いいたします。
『セッション -SESSION-』運営事務局 土居
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…