「金利生活者」とはどのような生活をしている人たちなのか?
松山氏の例に続く形で、僕が実行している、南国マレーシアリタイアメントパターンについて、公開させて頂く。
南国マレーシアでのリタイアメント移住
僕も以前は、日本の一部上場企業に勤務するサラリーマンだった。
2010年12月31日を持って退社して、独立起業したのだが、僕の場合は世間一般的に言う、独立起業ではなかった。
2011年1月1日に、嫁さんと2人の娘たちと一緒に、シンガポールのすぐ隣町、赤道直下の南国、マレーシアのジョホールバルに移住したのだ。
(そういえば、マレーシアは、リタイア後に移住したい国、ナンバー1なようだ!)
マレーシアのジョホールバルへの移住。ワーキングパーミットや就労ビザという、現地で働くためのビザを取得しての移住ではない。
マレーシアには、MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)という、非常に優れたメリットの多い、リタイアメントビザがあるのだが、僕と家族はこのMM2Hビザを取得して、リタイアメント移住したのだ。
子どもたちは今、マレーシアジョホールバルにある、アメリカンスクールに通わせている。
学費は一人あたり年間200万円位かかるが、その価値がある学校だと父親として感じている。
小学生ながらに、教科書は一切使わず、MacBookProだけを使うのだ。MacBookProを使っての検索、英語でのブログ作成。
写真と音声を組み合わせての、動画作成とYouTube投稿など、世界にも稀にみる教育形態をとっている学校なので。。。
学費は日本人学校とかと比べると高めだが、この最新の教育形態に惚れ込み、通わせている。
平日は子どもたちの学校重視で、マレーシアジョホールバルにて、自然に囲まれた生活。
土日・祝日は、運転手付きの車に乗って、国境を超えた隣町のシンガポールへ。
毎週様々なホテルに泊まり歩く形で、家族と共にアジア最大級の大都会、シンガポールライフを楽しんでいるのだ。
マレーシアのリタイアメントビザMM2Hを取得して、南国生活に踏み切った、当時の僕は34歳。
若いのにリタイアメントビザを申請して来たということで、現地の人たちには驚かれた。「仕事は何やってるの?」よく現地の方々に根掘り葉掘り聞かれた。
マレーシアのリタイアメントビザ、MM2Hは非常に優れていて、居住だけではなく、ビジネス投資の活動にも、応用を利かすことが可能だ。
たとえば・・・
- MM2Hで配偶者と23歳以下の子供みんなで一緒に滞在できる。
- MM2Hによって有利な条件の銀行融資を引き出し、現地の不動産物件を3つ購入(85%、85%、70%)。
- MM2Hで就労することはできないが、マレーシア国内で法人を2社設立し、そのダイレクターになっている。(給料収入は一円ももらってません。)
- MM2Hによって日本車を無税で日本から輸入して乗り回している。この車は輸入から2年後に高値で売却できる。(例、僕が36万円で購入して40万円かけて輸入した7人乗り車は、現地で約210万円以上で売れる・・・。)
- MM2Hによって正式な日本非居住者という状態を手に入れている。
- MM2Hによっての滞在は、マレーシア現地への納税の義務はなし。
- MM2Hによって日本帰国時に高級品を買うと免税申請ができる。
他・・・
マレーシアのリタイアメントビザ、MM2Hを持ち、フルに活用することによって、南国での日常生活のみならず、ビジネスと投資の活動を、満喫してしてしまっているのだ。
「金利生活」は心のセーフティーネット
なぜ、僕が独立起業をすることができたのか?
なぜ、僕が独立起業をしてすぐに、リタイアメントビザを取得して、南国マレーシアに移住することができたのか?
普通だったら、かなりの決意がいることだが。
この英断ができたのには、理由がある。
それは、僕も松山氏同様、「金利生活者」だったからだ。
仮にビジネスだけの収益しか無い状態だったら、僕はそういう発想には行き着いていなかったと思う。
ビジネスというものには、常に上がり下がりがあり。今月稼げていたとしても、次の月には稼げなくなるということも、よくよくあることなのだから。
真剣すぎるほど真剣に、取り組み続けなければ続けるほど、逆に怖くて怖くて仕方がなくなるのがビジネスだ。
特に、父親がサラリーマン、母親が地方公務員教員職。生まれも育ちも、安心・安定サラリーマン属性だった僕としては・・・。
けれども2011年1月1日時点の僕には、すでに、ビジネスからの収入以外に、ビジネス以外からの収入、金利や配当による収入が十分生活できるレベルであったのだ。
だから僕は、そちらの部分を松山氏の言うところの、心の「セーフティーネット」として、独立起業をする決意を固めることができた。
はじめから、子どもたちの教育・経験を意識した、南国リタイアメント生活を、選択してスタートさせることができたのだ。
まあ、リタイアメント・・・とは言っても、毎日寝て何もしていないわけではない。
南国マレーシアの自宅コンドミニアムや、シンガポールの高級ホテルのプールサイドのベッドにサングラスかけて寝そべって。トロピカルジュースを飲んでいる毎日を過ごしているわけではないのだ。
(当然、移住した最初の頃は何度もやった・・・。笑)
毎日自分でルールを創る形で、ちゃんと仕事をしている。
松山氏は「好きを仕事に」、大好きな「翻訳」の仕事をしているが。僕の場合は、「旅」をしている。
家族と共に、平日マレーシア&休日シンガポールを拠点としているが、僕自身がマレーシア&シンガポールにいるのは、大体月の半分位。
毎月半分以上を、マレーシア・シンガポール以外の、アジア各国を旅をしているのだ。
基本、毎月必ず訪れるのは、香港・マカオ・中国本土・・・そして、間隔あける形で訪れるのが、フィリピン・タイ・ベトナム・カンボジア・日本・・・と言ったところだろうか?
アメリカ、ヨーロッパ地域は、一年に一回行くかどうかである・・・。
基本的にはアジアだ。各国のカフェや、高級ホテルのラウンジが大好きだ。
旅をしながら、様々な国のカフェやラウンジで。アールグレイティーをホットのストレートで注文。
僕にとっての唯一の仕事道具である、MacBookAir11インチを立ちあげて。iPhoneデザリングでインターネット接続して、黙々とブロガー活動をメインで行っている。
(ちなみに、この記事は、シンガポールのThe Fullerton Hotel Singaporeのラウンジカフェで書いている。)
さらには、現地の金融機関などを活用する形で、投資の活動を行っているのだ。
だから、「金利生活者」と言っても、仕込んだ案件からの「金利・配当」などに全てを頼って、何もしないで生活しているわけではなく。
松山氏同様、ちゃんと「本業」と呼べるものを持ち、仕事をしているのだ。
人間、仕事をしなくなったら・・・これほどつまらないものはない。
恐らく僕は、何歳になっても仕事をしていると思う。あくまでも、「金利・配当」からの収入は、心の「セーフティーネット」として。
最低限の、心の安心・安定を確保した上で、「好きを仕事に」プラスαを獲得するために、自分のライフスタイルを重視した形での、仕事をするのだ。
そう。「金利生活者」である、松山氏と僕の共通点。日本国内を拠点にしている松山氏。
海外を拠点にしている僕。活動拠点の違いはあるが、共通している部分は、「好きを仕事に」していることだ。
お金を稼げるからと言って、自分がやりたく無いことはやらない。
お金のために仕事をする・・・というよりも、ライフスタイルに沿った形で、好きを仕事に。僕たちの仕事の結果が、みんなに喜ばれることを最優先。
感謝される仕事をすること。
仕事としてアウトプットした結果。評価に見合った価値の分の、収入だけをもらっている・・・。
と言った形だろうか?
ということで、「金利生活者」と言っても実は、何か特別なすごいことをしているわけではないのだ。
「金利生活」部分は「心のセーフティーネット」として置きながらも、ちゃんと「本業」と言えるものをしっかりと持って、仕事をしながら毎日を送っているのだ。
「金利生活者」とそうでない人。
はたから見れば、あまり大きな違いはない。
でも、、小さな心の持ちよう部分に、多少の違いはあるのだ。「心のセーフティーネット」のお陰である。
ちなみに、僕のように、南国マレーシアで、MM2Hビザを取得して、リタイアメント生活をするためには。。。どの位のレベルの、「セーフティーネット」を、松山式で構築すればよいのか?
シミュレーションをしてみよう。
松山式でマレーシアMM2Hシミュレーション
まず、マレーシアMM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)を取得できる条件を確認しよう。
MM2Hは、パスポートの期限と同じだけの年数を、取得できる(10年パスポートなら10年)。その後、パスポートの更新と共に、更新して行く形だ。
条件さえクリアすれば年齢に関係なく取得できるリタイアメントビザである。
ただし、
・50歳以上は35万RM(約1,120万円)以上の金融資産残高証明(国問わず)。マレーシア現地銀行への15万RM(約480万円)の定期預金。
・50歳未満は50万RM(約1,600万円)以上の金融資産残高証明(国問わず)。マレーシア現地銀行への30万RM(約960万円)の定期預金。(現地への定期預金は一年後に半分だけ不動産購入目的に、引き出すことが可能。)
・毎月1万RM(約32万円)以上のマレーシア国外からの収入証明
これらを証明するものが必要だ。
MM2Hの申請に必要なものをまとめると・・・
・発行から3ヶ月以内の戸籍謄本の原本:嫁さん、そして娘たちの分、さらには自分たちの出生(両親)が分かるようになっている状態の戸籍謄本。
・無犯罪証明書:警視庁や県警で取得できる無犯罪証明書。パスポート並びに、記載済みMM2H申請書の一番上のページのコピーが必要。申請から約一週間かかる。ちなみに自分で開封したら無効。封がしてある状態で県警本部からもらえる。これを未開封のまま提出する形になる。
・経済的証明書:MM2Hを取得するためには、マレーシアにリタイアメント居住するために十分な経済状態であることを証明する必要がある。僕は50歳未満なので50万RM以上の、金融資産がどこかの国の銀行口座にあることが条件。さらには、毎月約1万RM(約32万円)以上のマレーシア国外からの収入がある必要がある。
以上のMM2H取得基礎情報を元に、松山式での実現をシミュレーションすると・・・。
【前提】
次の6つの「毎月分配型投資信託」に、6等分して分散投資をする・・・。
- 毎月分配型・年間利率21.67
- 毎月分配型・年間利率21.83%
- 毎月分配型・年間利率12.72%
- 毎月分配型・年間利率15.65%
- 毎月分配型・年間利率17.02%
- 毎月分配型・年間利率17.96%
この数字を元に、逆算して行くと・・・。
- 運用総額:2,220万円
- 一案件当たり運用金額:370万円(=2,200万円÷6)
- 毎月分配型・年間利率21.67% → 毎月分配:約66,816円(年間約80万1,790円)
- 毎月分配型・年間利率21.83% → 毎月分配:約67,309円(年間約80万7,710円)
- 毎月分配型・年間利率12.72% → 毎月分配:約39,220円(年間約47万640円)
- 毎月分配型・年間利率15.65% → 毎月分配:約48,254円(年間約57万9,050円)
- 毎月分配型・年間利率17.02% → 毎月分配:約52,478円(年間約62万9,740円)
- 毎月分配型・年間利率17.96% → 毎月分配:約55,377円(年間約66万4,520円)
6案件累計:毎月分配型・年間利率平均17.81% → 毎月分配:約32万9,454円(年間約395万3,450円)
・・・となり、まずは毎月の収入1万RMの部分は、クリアすることが可能になる。(執筆時点の為替ベース。)
取得後は、再び証明することは一度もないので・・・。その後、毎月の収入が上下しても関係無い。
さらに、ここが「松山式」が「普通」とは違う部分なのだが、毎月分配型投資信託で運用しているはずなのに、各銀行の口座には、運用分と同等以上の金額が、定期預金に入っている状態。
つまり、そこの部分を上手に見せることで、50万RM以上の金融資産証明を提出することが可能だ。
マレーシア国内の銀行口座に、定期預金をする必要があるが、このお金自体も、松山式と同じように、定期預金を入れながら活用することができるので。
手間を掛ければ、日本に再び引っ張ってきて、運用に回すことも可能だ。
そうでない場合は、さらにその分の現金を、用意しておく必要があるが・・・。
このように、総額2,200万円位の金額レベルで、松山式を運用できるようになればOK。
僕と同じように、マレーシアMM2Hビザを取得して、毎月の配当収入という、心のセーフティーネットを持った上で。
海外だからできる、様々なことに挑戦することが、できるようになるというわけだ。
一つご参考までに!
ちなみに、「2,220万円なんて、現実的じゃないよ!!」そんな意見もあるかもしれない。
でも、実は「松山式」を応用することで、一見非現実的とも思われる数字が、
時間を味方にすることで、現実的な数字になってくるのだ。
なぜならば、、、「禁断の松山式全額複利運用」・・・という選択肢も一つあるから。。。
・・・これは長くなるので、次のメールで詳しく話すことにしよう!
計画的に、計略的に、活用をすることで、誰でも実現可能なことであること、理解頂けると思う。
[その5/全7回]>>つづく
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…