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日本の帝王学★物販大富豪の戦略術 > 北野会長と共に歩む「地下ソサエティ」

「ギクッ」「ドキッ」空中に吹き出しが出てくる瞬間

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「ギクッ」「ドキッ」空中に吹き出しが出てくる瞬間

「嫁さんと上手く行かないと家庭不和をもたらす。

家庭不和が会社経営にも影響してくる。

会社経営の問題が家庭不和を招くのか?

家庭不和が会社経営の問題を招くのか?」

東京某所の料亭で開催された、「謁見宴(ディナー)」の中、開口一言目にファーザーが僕たちに放った御言葉である。

一同、仮に漫画のキャラクターであれば、「ドキッ」とか「ギクッ」という吹き出しが空中に描かれている状態になり。

両手を膝の上に置き、うつむく様子になってしまったのは言うまでもない。

ファーザーと対面した方々が、誰が何もひとつとして言葉を発し無くとも、ほんの一瞬見せた表情、たった一つの動作だけで、

ファーザーはまるで霊能者や占い師、預言者、米国風に言うところの「ヒーラー」の如く、過去、現在、ミライに至るまで、様々なことを読み取ってしまう、「大賢者」でもあられる。

ファーザーはほんの僅かに現象として表れる「一手」を読み取ることで、「何十手」先の、その者に訪れるミライを読み切ってしまうのだ。

例えば、仮にファーザーから、「A君、肩が回ってるようだね・・・」とおっしゃって頂いた場合、それを、

「ありがとうござます!」

「褒め言葉」と受け取ってしまったとしたら大変だ!

キリストの使徒パウロの如く、ファーザーの使徒のひとりとしてこれを翻訳させて頂くと・・・

使徒孔明の翻訳:「キミは、周りから簡単に景気良い状態が分かってしまう位、気がだだ漏れ状態になってるよ。

このままの状態で「修羅」の道を歩もうとしても、オンナに追われ、詐欺師にボワれ、社内と家庭内の問題が次々と勃発して、1年と待たずに「飛んでイスタンブール」になるよ・・・」

・・・となる。

次の日から、真っ先にそこに連動する「習慣」に修正を加えなければ生き残り続けることはできない。

例えば、仮に今の僕がファーザーから、

「孔明クン、肩が回ってるね。調子良さそうだね。」

・・・などと言われてしまったら。

ファイナルファンタジーで言うところの「死の宣告」が自分の頭上に現れていて、数ターン内に、処理・対策しないと「デス」ってしまうのと同じなので。

孔明:「やばい!ヤバすぎる僕、調子良いの出ちゃってたのか!」

直ちに帰路でも、右足の親指だけを見て歩き、電信柱にぶつかれば、電信柱に頭も下げ。滝行、御朱印巡り、除霊・・・ありとあらゆる手段を講じて、徹底的に自分自身を戒めることを全力で行う。

世の中、本当に強い人間などはいない。

いるのは、強くあろうとする人。

ただそれだけだ。

ほんの僅かに気を抜いただけで、本来の弱き自分が出てきてしまう。

しかし、言動や表情として現実に起こっているものは全て事実であり、生き残り続けられる「修羅」のそれとはかけ離れてしまっている場合。

根本的な「脳のOS」部分に、バグやウィルスが発生している状態でもあるので。

素直に、真摯に受け止めて、「脳のOS」の修正と共に、「過程」を変える→「結果」が変わるという部分を徹底的にやり込む必要がある。

「今のままの自分、ありのままの自分で許されるでしょう!ありの~♪ままで~♪」

という「自分基準」が通用するのは、一般レベルまでであり。

年収1,000万円以上・・・

年収2,000万円以上・・・

10年以上継続・・・

「修羅」の領域で歩もうとする方々は常に、あくまでも目的基準で考え行動することが求められるのだから。

お金を残す・お金を守る

経営労働者(S)として、経営者(B)として「ビジネスでお金を稼ぐ」。

投資家(I)として、「投資でお金を増やす」。

さらには、全てに共通したエンジンとなる、「銀行融資でお金を創る」活動を継続する中で。

僕たちにとって重要なことは、お金を増やそうとする活動に傾注するだけではなく、それと同じくらい、いや、今の段階ではそれ以上に、

「お金を残す」

「お金を守る」

ということの重要性も増してくる。

「修羅」として、高みに昇れば登るほどに、ほんのわずかな、たった「一手」の過ちが、「飛んでイスタンブール」になってしまったり。

身動き取れない状態に、「詰んで」しまったり。

大変な規模の失敗につながってしまうことになる。

事実、一時は数十億、数百億規模の資産を持っていた、ファーザーの元先輩たち、その大多数は、10年、20年・・・と、その状態を維持継続することができず、スペクタルなレベルでの「飛んでイスタンブール」。

二度と再起不能な状態に陥ったまま今日に至る。

また、その内半数位は、本当に「自らの命」そのものを絶ってしまった方々も・・・。

かつて・・・

日本ではじめの「バブル崩壊」という、世紀末的な惨状の後、銀座の街でただひとり佇んでいたのは、ファーザーただ一人だけだった。

僕たちの想像していた以上に、「大人の世界」というものは、壮絶な世界であることをファーザーが歩まれた道のお話を聴く度に、実感させられてしまう。

何十億、何百億もの資産を、持っていた方々でさえ、たった一手のミスがキッカケとなり、「飛んでイスタンブール」になったまま戻ってこれないという事実。

ファーザーが語られる物語を聴くと、

「お金を残す」

「お金を守る」

この大切さがリアルに伝わってくる。

たかだか、ほんの僅かな「億」の単位しか知らない僕たちごときが、普通の常識を信じ、根拠も基準もバラバラな状態のまま、10年、20年・・・と生き残り続けることなどはできるわけがない。

失敗を前提に日々活動をしていたら完全にアウトである。

例えば世の中では「失敗から学ぼう」などという言葉が横行している。

僕もかつては、「成功者は8失敗しても2の成功で取り返す!」

・・・などという、今となっては「意味不明」な言葉を、耳にしたまま信じてしまった恥ずかしい過去があった。

そういうのは、単なる「ギャンブラー」であり、僕たちの言うところの「成功」とは程遠い。

そもそも論で、「失敗」を沢山してうまくいくなんて、随分余裕あり過ぎる考え方だ。

失敗をして良いわけなどあるわけがない。

失敗した方が良いとかは一切ない。

油断したり、いい加減で、安易な一手を踏んでしまったりしたことが、失敗につながってしまっただけなのだ。

最初から油断なんかしなければ失敗などしない。

油断から来た失敗を自分基準で、良い方向に解釈して納得したところで、また同じ失敗を繰り返すだけだ。

労働者にとってポジティブシンキングは重要なことであるが。

「修羅」にとってポジティブシンキングは、自爆行為を招く何ものでもない。

失敗は偶然的に帰ってこれる失敗ですめば良いけど、帰ってこれない失敗の方が多い。

失敗の量なんて、誰もコントロールできないのだから。

僕たち自身、成功することもあれば失敗することもある、これまでの人生を振り返るとゾッとすることがある。

甘い状態で、生き残り続けて来られたのは、今になってみれば、その殆どが単なる「偶然の成功」であり、「必然の成功」だけを繰り返す状態とは、程遠かったわけだ。

生き残って、今ここにいることそのものが単なる「ラッキー」だった。

でも、過去を後悔しても何も生まれないので、エネルギーは全てミライに向けて。

「せっかく助かった命なのだから・・・」

「修羅の領域」で45年以上 生き残り続けて来られたファーザーの御言葉、時として個人的に頂戴したご指摘やアドバイスを、全力で取り入れながら、

一手のミスも許されない世界を、慎重に、慎重に、脇をぐっと閉めて、ジャブだけを打ち続ける形で、邁進して行く決意を固めるのだ。

こうしてこの日も僕は、MacBookを立ち上げ、ファーザーの御言葉、ただひとつたりとも取りこぼしがないように、全力「全メモ」状態で臨むのだった・・・。


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