今回は、既に経営者として活躍されている場合だけで無く、これからサラリーマンを独立される場合だけでも無く。
ご自身のミライの仕事のあり方を、会社組織に握られている、現役サラリーマンの場合も、「必聴」の内容になっている。
今振り返って考えて見れば、僕たちが就職したばかり(僕は1999年入社)の2000年初頭は、それでもまだ、ユックリと時代が流れてくれていたと思う。
サラリーマンとして社会に出て、はじめにパソコンで使い始めたのは、
- ワード
- エクセル
- パワーポイント
- メール
・・・4種類位であり、「オレパソコン使えないんだけど。。」がまだ通用していた時代。
特に優れたI.T.知識が無くとも、十分過ぎるほどやっていけた。
パソコンも1人1台ではなく会社や部署に一台状態。
メールを使いこなせるお客様も少なく、基本やりとりは、FAXベースだし、電話もたま~に緊急の時にかかってくる感じ。
「商談」と言っても、プリントアウトされた、紙ベースのものを並べて、顔と顔を突き合わせる形で、タバコを吸いながら、コーヒーすすり飲みながら、雑談をしながら、マルバツ&数字を記載するような感じだし。
飲みに行って・・・話が進む。。。という感じもあった。
お客様とのやり取りのペースも。ものすごくユックリとした流れの中で行われていた。
営業会議も、誰も残業時間などを気にせず、タバコをくわえながら朝までジックリと。
僕たちの世代が、昭和の名残を受けた仕事環境を体験できた最後の世代なのではないだろうか?
あの頃と比べ、20年経過した今はどうだろうか?
お客様とのやり取りのシーンでさえ、逆にメール自体、あまり使われなくなってきた。
スマホを使ってのオンタイムのチャットが基本になっていることで、よりスピーディーなやり取りが否応なしに求められる。
今となっては、20年前に存在していた仕事の多くが「ムダなこと」へと変わり。ありとあらゆる面で、「効率」が優先的に求められるようになって来た。
最近では、お仕事を円滑に進めるための「飲み会&クラブ活動」も「死後」になりつつあるし。
国境を越えた海外とのやり取りさえ、遠隔からチャットでできることが当たり前になって来て。
海外営業販社を出していた企業も、「全部日本でできるでしょう!」といことで、海外営業販社を閉鎖して、海外営業部隊が日本に戻ってくる。。的な企業も続出している。
I.T.というものが、時間と場所の労力の隔たりをドンドンと崩していくことで。ありとあらゆる面で、人というものが、必要無くなっている流れを感じている。
取り巻く環境が、あまりにもスピーディーに変革して行く中。
これまでと同じような「考え方」のままで良いのだろうか?
今のうちに 先々を見越して、自分の仕事のあり方や、社内で狙うべき地位、などを考慮していないと。
「ある日突然・・・」ということが、簡単に起こり得る時代になってしまっているからだ。
リストラされゆく営業マンたち・・・
2004年、僕がブロガー活動をはじめたばかりの頃、「営業マン」に焦点を絞ったお話をさせて頂いていた。
「リストラされゆく営業マンたち・・・」
当時僕が勤務していた会社では、大手都市銀行から来られた方が、会社の社長に。
それと共に、大量のリストラがスタート。
その際、真っ先に首を切られて行ったのが、営業職の上司、先輩たちだったからだ。
日本の小売店が、小規模商店から、イトーヨーカドーやイオンなどのGMS。
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなどのコンビニエンスストア。
ドンドンと店舗数を増加させたことで。営業のスタイルも、日本各地に散らばる卸売問屋&小売店との商談から。「大手の本部商談」というものが中心になった。
小売流通の力が強くなればなるほど、小売店、卸売問屋・・・流通業者のみなさん在庫を持たなくなる。
大手小売りチェーンでは、店頭販売効率をキッチリと数値化していることもあり、実際の店頭販売数値が伸びない限り、いくら頑張って商談しても、商品を押し込むように販売することは不可能。
すると、営業マンが、営業力を武器に、商品を売ろうとする昭和の流れを組む方法が急速に変わりはじめ。
予め大手との本部商談で当たりをつけた数字が元になる、「御用聞き営業」スタイルが中心になって来た。
日本全国の営業販社も必要無くなり。営業マンの頭数も要らなくなってしまったことが主な原因と思われる。
しかし、そんな流れも、まだ最終形態ではなく、今ではそこにかぶさる形で、Amazon、楽天、Yahoo!
オンライン市場というもののシェアが年を追うごとに増加傾向にある。
オンライン市場が台頭すればするほど、彼らの基本的なビジネス構造に、「自分たちが在庫を持つ」という概念は希薄。
実績ベースの数字が全てになってくるため、ますます、従来で言う「営業マン」というのは、いらなくなって来る。
さらに追い打ちをかけるように、かつては、人間しかできなかった社内でのお仕事も、「A.I.」という人口なものへと置き換わっていく傾向もある。
ここ最近の日経新聞に掲載されているニュースだけでも、
-
6月25日
「会計×AI」銀行に風穴
新興フィンテック台頭 -
6月23日
新興企業年収、大手に迫る
昨年度マザーズ上場、AI人材厚遇 -
6月23日
AI、表現力も人以上? -
6月21日
AI活用「3~4年で加速」
マイクロソフト クラウド底上げ -
6月19日
AI社会担う人材を長い目で育てよう
・・・まとめると、後5年以内には、いろいろな分野で、「A.I.」導入が加速するようだ。
つまり、
-
流通の変革。
-
社内業務の変革。
2004年に「営業マンやばいよ。。。」を語っていたかつての僕の想像を遥かに凌駕するレベルで
「営業マン、超ヤバイよ・・・」へ。
さらに、さらに、深刻かつリアルになってしまった。
かつては「エリート」の代名詞だった、銀行、証券、保険など金融機関の「営業マン」たちも、「A.I.」が本格的に台頭してしまうと、上位数%位しか生き残れないとの観測もある。
現在、「営業マン」として、会社勤務のお仕事をしているとした場合、果たして従来の延長上のままで、この先本当に、大丈夫なのだろうか?
「GAFA」はどれだけの企業を倒産へと導くのか?
もう一つの大きな懸念。
それは、今日のI.T.企業の代名詞となった、「GAFA」の存在。
「ヨハネの黙示録」になぞられて現代の「四騎士」とされる世界四大巨大企業。
- Apple
- Amazon
これを人々は頭文字だけをとって略称として「GAFA」と呼ぶ。
昭和の時代、一時世界に名を轟かせた日本企業たちはどうしてしまったのだろうか?
その根源は米国発の「GAFA」が僕たち人類の日常のプライベート空間を占拠しはじめたこと。
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Google
検索エンジンに入力される質問は1日に35億回。
世界中の人々のありとあらゆる問いかけに、数秒以内に答えてくれる。
現代人の神、我々の知識の源。
人は天に仰ぐかわりに、神に祈りを捧げるかの如く、うつむき、スマホを見る。 -
Apple
パソコン業界の常識を打ち破り、世界同一基準の商品による低コスト・プレミア価格によって、他のパソコンを製造していたメーカーたちは、いつの間にか瀕死の状態になってしまっている。 -
Facebook
世界人口75億人のうち12億人が毎日35分間の可処分時間を費やしている。
人類史上、最も多くの人たちが、その可処分時間を浪費する空間に。 -
Amazon
ロボティクスで武装した倉庫付きの検索エンジンであり、地球上最大の店舗。
今日本人含め、世界中の人たちが買い物をする時、Amazonで検索をしはじめている。
A~Z全ての産業を手中に収めようとしている。
「GAFA」の存在は、ありとあらゆる産業の企業たちにとって脅威。
当面は、大企業に忠誠を誓って働き続けるよりも。「GAFA」に忠誠を誓って働き続けた方が、良いのではないだろうか?
・・・と言っても過言ではないほど、日本人の、世界中の人々の、可処分所得、可処分時間を全て占拠しようと躍進を続けている。
今後進化成長を遂げる「I.T.」によって、僕たち個人のお仕事のあり方はどう変革していくのだろうか?
「A.I.」は?
「GAFA」は?
「5G」は?
「IOT」は?
「VR(バーチャルリアリティ)」は?
・・・他。
これから訪れる近いミライのお仕事のあり方に関して考える際。こういう部分に目を向けることなく、一体どこに目を向けるのだろうか?
追伸
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