常夏の島「ハワイ」へ!
香港国際空港からANAに乗って向かった先は・・・シンガポールではなく日本。
しかし、日本の出入国管理局(イミグレーション)を通過して日本に入国することなく、そのままトランジット(乗換)。再びANAに乗って、向かった先は・・・「ハワイ」。
ちなみに今回、香港-日本-ハワイの往復便は、全部ANA便で、エクスペディアでたったの88,000円。
長時間フライトのお陰で、TBSテレビ60週年特別企画番組『天皇の料理番』を全話視聴することができた。これは、陽創門の特性や、発動方法をモロに学べるドラマなので、門使いとしても勉強になる。
お陰で一睡もしないで、超寝不足状態で、心身ボロボロの状態でハワイに到着。常夏ハワイの温かい風が、僕を癒やしてくれるはずだ!
脳に電撃が走る!経営者に「英語」なんかいらんby会長
ワイキキビーチのマリオットホテル前の道路沿い。燦々と降り注ぐ太陽の光に、目を細めながら、右に首を向けて遠くの方を眺めていた。
しばらくすると、車線左側を走る形で、レクサスが向かってきた。
「あ、あのレクサスだ!」
だんだん大きくなって来るレクサスに向かって、大きく手を降る。ハザードつけたレクサスが、速度を落として、僕の目の前に止まった。
左側ハンドルの米国仕様のレクサス、運転席に座っているのはサングラスをかけた北野会長だ。空いたウィンドウからこちらを見て、ニコッと微笑んだ。
孔明:「お疲れさまです。わざわざすみません!」
後部座席の扉を開き、レクサスの中に入った。
車内には、北野会長、会長奥様。そして、「地下ソサエティ」プラチナの中でも、最も古株で第一回目から共に参加されている、その後ただの一度も、北野会長との謁見宴(ディナー)に、欠席をしたことのない御方。
なおかつ、「鷹」への謁見まですませているAKニンさんと、そのご家族が一緒に乗っていらっしゃる。
僕の乗車後、 会長自ら運転されるレクサスは、そのままワイキキビーチ通りをまっすぐ西の方に走る。そこから15分位走り到着した場所は、僕にとってはじめて訪れるホテルである。
レクサスを降車、そのままバレットパーキングで預けた後、ホテルの地下へと階段を降りる。
「シーサイドグリル」と横文字で書かれてある。そのまま降りて行くとレストランがある。レストランの店内が、目の中に飛び込んできて、思わず目を見開いてしまった。
なんと、地下に降りたはずなのに、レストランの窓からは、ビーチが広がっている。。。
「絶景だ!」
普段景色の良い悪いに、それほどこだわっているわけではないが、そんな僕にもこれが、特別な光景であることは分かった。
レストランの入り口で、北野会長がいつものように、日本語+カタカナを混ぜて、しかし明らかに日本語なのに、普通にお話されている・・・。
するとすぐに、大人5人席に、お子様用のベビーチェアを加える形で、席に案内された。
「英語」は勉強する必要ないby北野会長
北野会長がこれまでおっしゃったことの中で、衝撃を受けたお話がある。といっても基本、おっしゃること全てが衝撃的なことばかりなのだが・・・。
「経営者には「引き算」しかいらない。足し算も、掛け算も、割り算も必要ない。」
・・・というお話に、かなりの衝撃を受けてしまったのは記憶にあたらしい。同じく「お勉強」にまつわるお話。それは・・・
北野会長:
「英語なんか必要ない。日本語のまま話せばいいんだ。理解しなければならないのはコッチではなくて向こうなのだから。」
・・・と。
「英語なんか必要ない?」
これからは、英語が重要だと教わって来た僕は、一体どういうふうに反応すればよいのか?目が泳いだ。
北野会長、昔から、海外に旅にでることが多い。日本の民間の個人が、自分の意思でパスポートを持ち海外旅行ができるようになった頃から。ご自身の本業のお客様たちと共に、米国、欧州、アジア各国世界中を旅されてこられた御方。
タイだけでも百数十回はお客さんたちと一緒に行ったとおっしゃっていたので、相当な元祖ノマド的である。
「ヒマも金(カネ)も余っている」御方。・・・なので、行きたい場所に、行きたい時間に行かれる。今回もハワイに2ヶ月間以上も滞在されている。
れっきとした、日本に納税する、日本居住者であられるが、まるで海外居住者の如く海外に滞在されている。
しかし、英語は微塵足りとも勉強されないと言う。
確かにこれまで北野会長と海外の旅を、ご一緒させて頂いている中で、拝見させて頂いていたが、、北野会長は外国人の方々に、普通日本語でお話されている。
日本語がベースとなり、その中でほんの少しだけ、英単語と言うか・・・日本の小学校で教わる「カタカナ」化されている単語だけを使って会話されている。
しかし、それが不思議なことに、日本のメーカーの海外駐在経験が長く、中途半端に香港英語を話せる僕が話す英語よりも、北野会長の発する日本語の方が、「通じてる感」があるのがその場の気の具合でよく分かり、顔をついついしかめてしまう。
北野会長が例えをひとつお話してくれた。
北野会長:
「アメリカでレストランいくだろ?「しょうゆ」が欲しいとする。「しょうゆちょうだい!」と店員さんに日本語で言えば、レストランの店員さんは、「しょうゆ」とは何か調べてくれるんだ。
次来た時に、「しょうゆちょうだい!」と言えば、「しょうゆ」をちゃんと持って来てくれる。」
・・・ズズズズズドーン!!!!
北野会長から、アメリカのレストランでの「しょうゆ」のお話を聴いた時、天から降ってきた稲妻が脳に直撃をした錯覚を憶えた。
「あわわ、、、大富豪になれる方は根本的に真逆の発想だ!!」
・・・改めて、「真逆の法則」を認識させられるに至る。
「確かに・・・」
これまで僕がお会いして来た、華僑系の大富豪たちのことを走馬灯のごとく記憶に戻る。
「あ、確かに大富豪とか凄い人に、外国語を話す人はいなかった!」・・・と。
たとえば香港大富豪・・・むかしかむかしから、日本の大手メーカーと取引しているのにも関わらず、日本語は一切話さないし分からない。通訳さえ用意してこない。
香港大富豪と商談する際には、英語を話すか、英語を話せる通訳を連れて行くのは、香港大富豪の会社に対して、商品を販売するメーカー側の方である。どうやらこれは、香港大富豪に限ったことではない。
中国本土でお会いして来た大富豪の方々。共産党のお偉い方々、テレビ局の幹部の方々、誰一人として、商談の中で、日本語や英語を話す方々はいなかった。あくまでも、中国語オンリー。
中国語を話せるか、中国語を話せる通訳を連れてこなければならないのは、全てこちら側の方だ。
ちなみに、中国本土全省のテレビ局や流通業者に向けたセミナーなど、戦略的パートナーとしてずっと一緒にやって来た、上海のテレビ局の局長に至っては、学生時代イギリスに留学していて、本当は僕なんかよりも超・英語ペラペラなはずなのに、英語をお話するどころか、英語を理解する素振りさえ微塵足りとも見せない。終始、中国語でしか反応してくれないのだ。
孔明:
「なるほど、なるほどー!根本的に間違っていた!
というか、僕、完全に「負け組」の思考に陥っていた!」
確かに、たとえ海外の方々をお相手にビジネスを行うにしても、こちら側が相手側の国の言語を使えなければ、売り買いが成立しない商売なんかをやっている時点で駄目だ。
- 相手の言葉を話せなければ仕入れられない商品(モノ・情報・サービス)など仕入れるな!
- 相手の言葉を話せなければ売れない商品(モノ・情報・サービス)など売るな!
お金をもらう側にしても、お金をはらう側にしても、あくまでも、自分の母国語を使っているだけで、売り買いが成立する商売でなければ、結局ビジネスはうまくいかない。
鉄則である。
・・・とすると、、経営者が「英語を勉強す」。。。ということは、その時点で、「もうからない道」「負け組」の道を自爆的に歩もうとする「配役」を、自ら自爆的に宣言しているようなものなのだ。
「自己満足の趣味のために英語ペラペラ」
・・・は良いかもしれないが、それは、先にもうけられるようになってからでも遅くはない。
北野会長をはじめ、過去にお会いして来た、華僑大富豪の方々が全員、母国語しか使わない事実。
「よし、僕も英語を知りながら、英語を隠そう!」
とひとり思い、海外で活動する際、出来る限り、日本語とカタカナだけでやりくりすることを心がけようと。・・・そんなことを考えながらも、北野会長が、外国人の方と日本語+カタカナで流暢にお話される様子を改めて拝見させて頂いた。
一体どうして、僕の英語よりも、北野会長の日本語+カタカナの方が、通じる感があるのか、そのポイントを「見取り稽古」という形で。「シーサイドグリル」では、AKニンさんと僕は、ハンバーガーを注文。
北野会長は、シーフードカレーを注文し食べた。
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…