今日は改めて自分に問うてみよう。
早く独立起業して経営者になるのが果たして幸せか?
早くお金持ちになるのが果たして幸せか?
北野会長が僕たちに向けておっしゃること・・・。
北野会長:
「金を持っとると難しいの。金っていうのは今、みんなないからちょっとね、金ほしいなと思っとる。金を持つとね、金の悩みがたくさん起きるんやわ。本当に。」
これは実際、僕が2004年に真田孔明を自ら名乗り、インターネットを通して、様々なビジネスマン、投資家にお会いしてきた中でも、実際に感じていたことでもある。
北野会長に、ズバッと核心を貫く形で、おっしゃって頂いたことで、改めて自信を持ってお話することができるわけなのだ。
これまで僕が実際に見て来たことから。。僕は2004年〜2016年の今日までに、沢山の「お金持ち」と言われる人種に巡り合うことができた。
しかし、実際彼ら「お金持ち」の裏事情というものは僕たちの想像以上に過酷で。「お金持ち」だったけれども落ちた方。
「お金持ち」に成り上がったけれども落ちた方。
まるでマッチの火のように、はかなく散って消えてしまう方々が、「お金持ち」の大多数を占めているのである。
「お金持ち」のままあり続けられる方、果たしてどれだけいるのか?
2004年〜2016年という、たった十二支が一周する間でさえ、「お金持ち」の状態を維持できている人たち。非常に困難なことは、過去の結果が証明してくれている。
彼ら「お金持ち」の12年間を見ていく中で、僕たち後発組が知らなくてはならない残酷な真実は。
「一度金(カネ)を掴んだら後がない」
という暗黒面が存在していること。僕たちは知らなくてはならない。
今、お金持ちではないあなたは幸せかもしれない
たとえば、僕のメッセージをいつも受け取ってくれるあなたが、今日時点ではまだ「お金持ち」でなかったとしても。。
それは、ある意味幸せなのかもしれない。
「一日も早く独立起業して、お金持ちになりたい!」
・・・と、今は思っているかもしれない。
しかし、もしも今すぐ、「独立起業をしてお金持ちになることができた」・・・としたら、その後にどういう日常が待ち構えているのかまで、思考を走らせてみる必要がある。
まずは「独立起業」という部分。経営者として活躍できるのは、70歳までとしよう。
仮に僕と同じ39歳だと仮定して、39歳で独立起業したら、残り31年間も、経営者であり続けなければならない。
29歳で独立起業したら、残り41年間も、経営者であり続けなければならない。
果たして、30年、40年間も、「経営者」であり続けられるだろうか?
5年で10人の内1人しか生き残れない。10年で100人の内1人しか生き残れないというのが経営者の道である。
しかし、仮にこれが、50歳で独立起業して、「経営者」となれば、「経営者」として存続する期間が20年間で済む。
60歳で独立起業して、「経営者」となれば、「経営者」として、存続する期間が10年間で済む。
「経営者」として生き続けるための、「経営資源」の浪費や枯竭の機会も減るため、「経営者」としてアウトになる確率が下がるかもしれないといのだ。
準備もままならないまま、 一刻も早く「独立起業」をすることが幸せなのか?
準備を用意周到に整え、後からゆっくり「独立起業」をすることが幸せなのか?
自分自身はどちらの方が幸せなのか?今一度考える必要がある。
「独立起業」真田孔明の場合
正直に告白すると、僕、真田孔明の場合は、
「一日も早く独立起業して、お金持ちになりたい!」
・・・と考え、2010年末に「独立起業」をしたのではない。会社に副業がバレて、「円満退社(円満じゃない退社の人に使う言葉)」を強制的にすることになった。
孔明:
「僕はサラリーマンなんて、辞めるつもりはありませんよ。独立起業しなくても、僕は稼げますし。サラリーマンって待遇が良いですからね。」
・・・と、2010年時点で、盟友の平城寿@SOHOさんに、嘘偽りなく本心でドヤ語りしていた。
しかし、僕が副業ビジネスで、稼ぎまくってしまっていることが、本社の役員にもバレ、会社中に知れ渡ってしまった結果。法律には違反してないけど、会社のコンプライアンス違反として、強制「円満退社」となり、結果として「独立起業」することになった。
なぜ、もっと早く「独立起業」しなかったのか?
当時の僕には、恐れていたことがあった。
それは、サラリーマンとしての、本業からの学びにある。
仮に一つのプロジェクトで、「ヒット」商品(モノ・情報・サービス)を出して活躍することができたとしても。「ヒット」の結果、一時的に「お金持ち」になることができたとしても。果たしてその「ヒット」を続けることができるのか?という部分である。
サラリーマン時代の僕は、玩具メーカーの香港支社勤務、その後は上海、広州支社勤務。
自分の企画で、ビジネスプランを構築し。キャラクター商品を、アジア各国に販売して来た。
かなり上の階層まで、上げていかないとプロジェクト化できない。日本の本社とは違い、売上・利益さえ見込めれば、キャラクターの版権元様がOKならば、プロジェクトを立ち上げられる。
勝手に自分の裁量でできる範囲が大きい。当時僕と同じ会社に勤務されていた、香港金融の達人玉利さんなどは、僕のサラリーマン時代もよくご存知であるが、香港に異動した初年度2003年。とある漫画・アニメの原作を元にした、僕が小学校時代に遊んでいた玩具の、復刻と、続編商品を、香港発で新たに立ち上げたシリーズがあった。
それが、発売してすぐに、中国本土やアジア各国で大ヒットした。
香港市場からは、発売一週間で、店頭在庫が消滅するほど爆売。アジア各国だけでなく、欧州にも大量に商品が流れた。
日本にも香港からドンドン商品が、並行輸入という形で流れた。一時期、日本のヤフオクで、「香港◯◯」というカテゴリーができたりもした。
日本のまんだらけ、輸入玩具を扱う玩具専門店などにも、商品が大量に陳列されていた。
年間数十億円をコンスタントに叩き出す柱の一つに化けた。
2003年→2016年。。
13年後の今なお、日本発で、コンスタントに新商品が展開されるシリーズへとなっていった。。。
・・・というシリーズはあったが、こんな「大ヒット」は本当に稀で。。いや、「稀」というか、このシリーズたった一つしか無い。。
実際には、香港・上海・広州在籍中、本当に沢山のキャラクターを元にした商品企画を立ち上げたのだが。。確かに、ヒットになったものもあったが、大多数はたったの一年間で消えていったものばかり。
シリーズとして、今なお継続的に売れ続けるものは他には一つもないのである。発売してもあまり売れないものが多い。
そんな中で、発売すると爆発的に売れる「ヒット」商品がごく一部ある。
爆発的に売れた「ヒット」商品が、ずっと売れ続けることは殆ど無い。
こういうことを、オンタイムで見て来てしまったため、仮に一時的に、僕が副業ビジネスで、「ヒット」を叩き出したとしても、果たしてずっと「ヒット」を継続することができるのか?と自分に問うてみると、まったく自信が無かったのである。
だから、既に僕よりも先に、経営者として活躍されていた、平城寿@SOHOさんに、
「孔明さんは一刻も早く独立起業した方が良いですよ!」
・・・と言われても、独立起業する気など、さらさら無かったのである。
結果的に、会社バレによって、強制的に経営者の道に。。。
今なお僕が、こうしてインターネットの世界を中心に、存在できている事自体、「奇跡」として考えているのが、正直なところである。
そういう中で、「ヒット」など出さなくても、経営者として永続的に生き残り続けることができる。
さらには、生き残り続けることが、信用・信頼の蓄積になり、銀行口座の金(カネ)が増大し続ける。。という「北のセオリー」は、最も再現性のある戦略術として捉え。
僕の実の弟には、僕が今歩んでいる道ではなく、「北のセオリー」に基づく経営の道を
歩ませているのであるが・・・。
独立起業して、経営者の道を歩むということは、経営者として生き残り続ける事自体が難しいということ。
役に立たない経営者を、社会は冷酷に切り捨てていくということ。
早く「独立起業」した人が、順風満帆な経営者の道を歩み続けられることを約束されるわけではないということ。
僕たちは知らなくてはならない。
「お金持ち」であり続けることの難しさ
「お金持ち」となると、もっと難易度が上がる。「経営者」として生き残り続けることができるかどうか?ということよりも遥かに難易度が上がる。
若くして「お金持ち」になった人、早くに「お金持ち」になった人、彼らが生涯に渡り、「お金持ち」であり続けられるわけではない。
すぐに「お金」を稼げるようになった人ほど、一度壁にぶつかっただけでいとも簡単に、転落していくことも多々ある。
どうやって壁を乗り越えていいのか?
分からなくなり、心身共にだめになり、落ちていくことも多々ある。
逆に、苦しんで努力して、長い時間をかけて徐々に「お金」を稼げるようになった人が、壁にぶつかっても、地道に乗り越えられることもある。
生き残り続けた結果、「お金持ち」であり続けられるという方が真実かもしれない。
生命力が有り余る時期、若くして「お金持ち」を経験してしまうと、無駄に生活水準を上げてしまい、お金が無くなるのも早くなるかもしれない。
いきがって、上を見て、ヤンチャをして、一瞬にして飛ばしてしまうかもしれない。
年老いてから「お金持ち」にゆっくりとなった場合、お金の使いみちがなくなり、お金の飛ばしようが無く、更にお金が勝手に溜まり続けるだけになるかもしれない。
生活水準は、後から徐々に高くなるのは気分が良いが。一度上げた生活水準を、下げることは本当に苦痛だ。
どちらが幸せな人生か?
こうして改めて考えてみると、重要なのは、今「お金持ち」になれているかどうか?
すぐに「お金持ち」になれるかどうか?
70歳で働けなくなるまで・・・と考えた時に、「お金持ち」になれる時期というのは、重要で無いのかもしれない。
ゆえに、今時点での「差」というものは、大した問題ではないことが分かる。
「一日も早く独立起業して、お金持ちになりたい!」
・・・この願いが、いつの段階で叶うのか?
「生涯」として一度想定してみることも、独立起業を考える、全てのサラリーマンにとって必要なことなのではないだろうか?
今の僕の場合は、「お金持ち」という領域には遠く、少しだけゆとりのある生活をすることができているというレベル。
お金の使いみちが限られている、マレーシアジョホールバルを拠点にしているから、広い家に住めて、相対的に優雅な気分を味わえているだけ。
しかし、2010年に既に経営者として、独立起業していて、一応生き残ることができている身であるので、今日の時点では、独立起業していないサラリーマンの方々に対しては。ほんの少しだけ、上から目線でお話をする形になっているかもしれない。
けれども、サラリーマンの方々が、独立起業した瞬間。僕は大多数の彼らにとって、「すぐに追い越される存在」である。
なにせ月財門の僕には、僕そのものには、優れた知識・スキル・能力がほとんどない(キッパリ)。
唯一、凄い御方々と巡り合う運と、その御方々から秘訣を教えてもらい、教えてもらったことを、仲間たちにお伝えする能力しか無い。
2010年末に「独立起業」後、自分の能力を過大評価しすぎてしまい、自分ができる範囲を超えようとしてしまい、その結果、痛い目にも何度もあって来た。
自分の能力を見誤ってしまい、必要以上に上を目指そうとしてしまったことが災いし、多くの財を失うことにも繋がってしまった。
だから今の僕には、「今日生きていればそれだけで幸せ」と考え、日陰を地道に、歩き続けることに徹してる。
僕以上に、優れた才能を秘め持つ経営者は、いま時点でも本当に沢山いるし。これからも沢山誕生するし。今僕のメッセージを読んでくれているあなたが、その人である可能性も高い。
ひょっとすると、「独立起業してお金持ちになる!」・・・ということを、達成できる器なのかもしれないが。早く「独立起業」することが幸せか?
早く「お金持ち」になることが幸せか?
はやる気持ちを一度落ち着かせる形で、自身に問うてみると良いかもしれない。
四柱推命鑑定士 真田孔明
追伸
「創業融資」を容易に獲得できる背景として考えられる、日本銀行の「量的質的金融緩和」というものがいつまで続くのか?
発動中がタイミリミットとして考えていると、ついついカレンダーばかりを、目についてしまうことになる。
「北のセオリー」に基づき、独立起業を図る現役サラリーマンたちが、一人、また一人と出てきているのを聞き、「私も早く独立起業しなければ。」・・・というふうに追いつめられてしまうと。
これまでの会社の中での仕事もまともに手がつかなくなる。
就業時間中に、上司に怒られる機会が増え。帰宅後に、家族にあたる機会が増え。結果として、下を向いて歩くことが多くなる。
仮に地面を見る機会が多いままの状態で、単に逃げために「独立起業」に走ってしまうと、「一刻も早く結果を出さなければ。」貧すれば鈍する、貧すれば鈍する。
「独立起業」後の、会社経営の際、負のスパイラルに乗ってしまい。ムリ、ムラ、ムダばかりの言動に走ることになる。
上を向きすぎず、下を向きすぎず、まっすぐ前を向いて落ち着いて歩ける状態でないと、うまく行くものもいかなくなる。
仮に「北のセオリー」を、手にできたとしても、それは同じことだ。
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…