「お勉強したの?」
地方公務員教員職、小学校の先生一筋の孔明ママが僕たちに対して、幼い頃からずっと言い続けて来たこと。
定年退職を迎えた後、68歳になった今もなお、再雇用制度を活用する形で、引き続き現役で学校の先生を続けている。
そんな孔明ママが、先日も孔明の娘たちと顔を合わせて一番心配していたのは、彼女たちの体調とか、生きがいとかそういうものではなく、やはり「お勉強」の状態の心配だ。
40年間以上、少しもブレずに「お勉強」のことだけを言い続けられる孔明ママ。これはこれである意味、すごいことだと思う。。
孔明:「君たちはもう、学校で学ぶべきことは全て学んだ。後は、これまでに見つけた、「やりたいこと」を徹底的に磨くだけ!」
・・・なんて、僕が娘たちに言ってることを知ったら、とんでもないことになってしまうはずだ。
そこら辺は僕も娘たちもわきまえているので、孔明ママの前では、反抗することもなく、言い訳することもなく、お話を聞きながらも流すことしかしない。
「お勉強しなさい!」と言い続けて来た孔明ママの子孫たち。。孔明、孔明弟、孔明長女、孔明次女・・・誰一人としてお勉強が出来ない状態。
お勉強以外のことに夢中になって成長しているというのは、なんとも不思議なことである。
「正義」として根付いている「勉強神話」
そもそも論で、なぜ僕たちは小学校、中学校、高校、大学・・・大人になる過程でこれほどまでに「お勉強」を強いられて来たのだろうか?
そして、その慣習は、今なお脈々と続いているのだろうか?
僕たちが大人になる過程において、絶対的なもの的に、信じさせられてしまった「勉強神話」。
高度成長期の高度の時代に確立したセオリー。
あの時代に生きた、孔明の両親のような方々が、社会で生き残り、勝ち上がるための知恵として築き上げて来た訓えである。
- 終身雇用
- 右肩上がりの昇進・昇給
- 年金・社会保障
が守られていた時代
大きな収入は、有能な会社組織での高い地位によってもたらされる。
高い地位は、大きな人的資本によって、獲得できる。
大きな人的資本は、お勉強によって能力を高めることによって育まれる。
だから、お勉強によって、能力を徹底的に高める必要がある。
ピラミッド型「社会組織」の中で、より有利な序列とポジション、地位を獲得するため。
お勉強しなさい!
自己啓発しなさい!
能力開発しなさい!
やればできる!
努力すればできる!
人間は皆、生まれながらにして平等なのだから、頑張れば誰でも報われる!
・・・確かに昭和の時代は、この方法によって、サラリーマンとして大きな実績を叩き出した人たちも多い。
どれも聞こえがよく、なんとなくホントっぽい。
だから、この「成功法則」は、爆発的に広がって浸透して行き、訓えは「常識」へと進化を遂げるに至った。
都合が良い訓えは、国→教師→両親。。。という流れで、「社会の常識」になりさえすれば、疑う者はごくわずか。
世の中の「正義」と化す。
逆に、こんなに正しい訓えを、否定しようものなら、「悪」とされる程に・・・。
こうして、学校のお勉強からはじまり。社会人になった後も、お勉強、自己啓発、能力開発・・・は世の中の大多数の支持を得ながら「正義」として、「勉強神話」は、僕たちの日常生活の中に、根強く続いている。
大学を卒業せず、一流企業にも就職していないの?
けれども、そろそろ認めてしまっても良い頃だと思う。
これまでの僕たちの人生の中で、なんとなく気づいてしまったこと。
「勉強神話」に基づく、「学校のお勉強」を続けていても、意味が無いのだということ。
たとえば、まわりにいるのだろうか?
学生時代に「お勉強」だけを沢山続けていった結果、「金融資本主義」の今の世の中で、人、お金、愛に恵まれる、優れた「配役」を勝ち取ることが出来た方々が。。
そのこたえは「ノー」だということ、僕たちは既に分かっているはずなのだ。
僕の場合、社会人になってから、4年後に香港転勤になったこともあり。その直後から、インターネットでの活動をはじめたこともあり。日本と海外それぞれの大富豪や富裕層と呼ばれる御方々と、オフの世界で直接やり取りをさせて頂くことが多々あった。
大富豪や富裕層の方々と直接お会いしてお話していく中で、人種国籍問わず共通点があった・・・。
それは・・・
彼らはこれまでの人生で、
- 高校卒業しないで中退した
- 大学卒業しないで中退した
- サラリーマンを数ヶ月間で辞めた
- 一度もサラリーマンやったことがない
- ギャンブラーだった
- ニートだった
・・・「お勉強」を早期に放棄してきた人間ばかりだった。
「え?大学を卒業せず、一流企業にも就職していないの?」
これは、「勉強神話」の常識の中で、生まれ育った僕にとって、衝撃を受ける事実だった。
僕は社会人になったばかりの頃、世の中の富裕層の方々は、勉強を頑張って、一流企業のサラリーマンとして勤務し、その延長上に富裕層の世界が待ち受けているのだ!
・・・と思っていた。
たとえば、東京大学や京都大学を優秀な成績で卒業して、官僚とか商社や銀行に勤めたような方々が、世の中の富裕層になっているのだろうとばかり思い込んでいた。
けれども、答えは真逆だった。
実際に、大富豪や富裕層の方々とお会いして驚いたことは、このような、「勉強神話」に基づく、エリート的な方々は皆無に等しかったのだ。
ここで僕は大きなショックを受けた。
なぜなら、お勉強とかしないで、大富豪や富裕層になれるとしたらこれはこれで問題だからだ。
もしも僕たち人間の能力が、「IQ」などの1つのまとまったくくりであって。単純にお勉強をしていくだけで、その「IQ」を上げて行くゲームだったなら、これほど僕たちを悩ませることはなかったはずだ。
「勉強神話」にもとづき、学校のお勉強、自己啓発、能力開発に励み「IQ」というたった1つのパロメーターを上げていくだけの単純なゲームだったのなら・・・。
けれども、大富豪や富裕層の方々を分析して行くと。
- 言語的能力
- 論理数学的能力
- 音楽的能力
- 身体運動的能力
- 空間的能力
- 対人的能力
- 内省的能力
・・・それぞれ、バラバラであるが、突起して優れた能力があり、仮に「勉強神話」に基づいた場合、学校のお勉強、自己啓発、能力開発によって努力して上げなくてはならないパラメーターの種類が多すぎる。
そして、たった1つの能力パラメーターをほんのすこしだけ上げるためにも、とても多くの時間・労力・お金がかかってしまうのだ。
「勉強神話」に基づく、学校のお勉強、自己啓発、能力開発では、いくら頑張っても、急速に高めることなどできない能力ばかり。
さらには、それを自己満足的に高めるだけでなく、高めたパラメーターが、他人よりも比較的優位であることを、周囲から認められなければならない。
死に物狂いで頑張ったとしても、憧れるあの人たちのようには、なれないという場合が多い。
能力パラメーターを、学校のお勉強、自己啓発、能力開発によって地道に上げていくには、僕たちに残された人生はあまりにも短すぎる。
一体僕はどうすれば良いのだろうか?
果たして、僕の限りある時間、労力、お金の中、能力パラメーターを上げて、優れた「配役」を獲得することはできるのだろうか?
絶望的なショックを受けた中で、僕は大富豪や富裕層の発言から、とある法則に気がついた。
大富豪と富裕層の正体
彼ら大富豪や富裕層の人間には共通点があった。
それは、自分のやりたいこと、自分のやりたくないこと、自分自身が何者なのか?
自分が生まれながらに持つ、使命、役割、能力のようなものを、とても良く理解出来ていることだ。
全くもって、成長のための努力・・・お勉強、自己啓発、能力開発などはそもそもしていない。
その代わりに、自分が「何者なのか?」をよく理解できていて、ありのままの自分を、そのまま最大限に活用しているだけなのだ。
自分自身が生まれながらに持っている「特性」だけに集中する形で生きている人。
それが、大富豪や富裕層の正体だったのだ。
確かに・・・。
人は誰しも、生まれながらにもっている「特性」を活かして生きられると・・・。
-
自分自身が感じること:心地よい、自然に振る舞える、楽しい、継続できる。
-
他人が自分に感じること:言動や振る舞いがキャラ通り、とてもしっくりくる。
逆に、生まれながらに持っていない「特性」でムリをすると・・・
-
自分指針が感じること:苦しい、困ってしまう、本当は違うことをやりたい。成果がでない。継続できない。
-
他人が自分に感じること:無理しているなと感じる。本当は違うキャラでは?と違和感が残る。
自他共に、違和感がある状態で、何かに取り組んでも、何もかもが、効率が悪くなってしまう。
そこで、大富豪や富裕層の方々は、
- 会社などの組織内
- パートナーとの関係
- 子供たちとの関係
などなど、ありとあらゆるシーンで、自分自身が生まれながらに持っている「特性」だけを活かして、「自分自身の軸」を決してぶらさない。
「自分は元々自分が持っている能力だけを使い、持っていない能力は他人に任せる。」という考え方につながり。結果的にこれが、自分が持っている以外の能力を持っている第三者を、大切にすることにつながり。仲間と共に、ビジネスなどに取り組んだり、家族と家庭を築いたり、・・・がうまく行く。
お勉強、自己啓発、能力開発などの努力をすることなく。最短ルートで、最速のスピードで、「結果」だけを積み上げられるということが可能になっているのだと理解することができた。
だから、「勉強神話」にもとづいて生きている大多数の人たちから見れば、大富豪や富裕層の方々は、人生を何回も繰り返しているように、加速しているように感じられる。
「勉強神話」が常識となった世界において、学歴などにも左右されることなく、大富豪や富裕層が、「富(人、愛、お金)」を獲得しているという「結果」につながっている。
ありのままの自分を使いこなしはじめた僕
こうした気づきをキッカケに僕は、生まれたままの自分、ありのままの自分の持つ「特性」というものを研究する道に入った。
2003年の頃のことである。
- 「特性」による言動の特徴
- 「特性」の成功のイメージ
- 「特性」のちからが高まって起こること
- 「特性」のちからが暴走して起こること
- 「特性」の力を高める日々の鍛錬方法
華僑が使いこなしている概念というものを、この時に学びはじめた。
・・・本業のサラリーマンでも、キャラクタービジネスを取り扱っていた会社であったことも、研究と検証の加速を助けた。
この時僕は、自分自身が「月財門」だるということを知り。2004年、勤務している会社に内緒で、真田・孔明と名乗り、インターネットの世界へ。
短期間で、収入の桁が一気に上がった。
サラリーマンとしても、日本で学んだ「イロハ」を武器に、中国本土とアジア各国を駆け巡る形で、現地の方々の軍師「孔明」となり、それぞれの王に上申することで、記録的な大ヒット商品を連発させるに至った。
短期間で僕は、激変するに至った。
その間僕は、巷で言うところの、「お勉強」というものはしていない。
あくまでも、自己分析手法と自己成長システム「モングラム」を用いて、ありのままの、己(おのれ)を知り、己(おのれ)を使いこなすことに、集中しただけである。
「勉強神話」崩壊後に求められる新たな学問
僕はとても嬉しく思う。
キッカケは単なる、書籍購入特典としての24時間動画・音声無料配布・・・。としてのスタートであったが。
今日では多くの方々が、「門学」を共に学び、研究を深めてくれている。
そして何よりも、かつての僕が体感したように、ありのままの、己(おのれ)を知り、己(おのれ)を使いこなすことに、集中することで。お勉強、自己啓発、能力開発に躍起になることなく、それぞれに合った様々な能力が勝手に「発動」して、まるで別人のように短期間で進化成長を遂げられることを体感してくれている。
そんな中僕は、「やり残していたこと」として今回「門学」の文字化・・・というものを実現化させることができた。
「勉強神話」を否定しながら、僕が「文字化」にこだわるのは。
人類史の中で、
「文字」が神を作り、
「文字」が特別な人間を作り、
「文字」が国を作り、
「文字」が法を作り、
「文字」が法人を作り、
「文字」が世の中の全ての礎となっていて。
「文字」が僕たち人間にとって、
「特別な力」を発動するエネルギーを秘めているものだから。
「文字化」された「門学」。
僕自身が読み返して見ても、改めていろいろな気付きが出てきて。改めて、エネルギーが沸き起こる実感がある。
ありのままの、己(おのれ)を知り、己(おのれ)を使いこなすことに、集中することで人生が変わる。
僕自身も実践してきた「秘術」。
「言語化」された「専門書」として、満を持して、ここに解禁。
全六部作シリーズ第一作目『基礎編』に続き『立門編』『創門編』『財門編』『官門編』『修門編』も発売開始。
門学1基礎編
発売記念特別価格 980円→99円
門学2~6
立門編、創門編、財門編、官門編、修門編
発売記念特別価格 980円→580円
全て、読み放題の「Kindle Unlimited」メンバーの場合は無料でダウンロード可能。
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https://sanadakoumei.com/mon_kindle04
・Kindle版 門学6「修門」編
https://sanadakoumei.com/mon_kindle05
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…