自宅コンドミニアムから徒歩3分の場所に、なぜか本格的な日本人経営の焼き肉レストランがある。
お店の名前は『KEMURI』。
北海道や沖縄でチェーン店を展開。
どうやら東京下北沢にもあるらしいが。ジョホールバルに進出後も、生き残り続けている貴重なレストラン。
今では、ジョホールバル内の別のエリアにも、系列の「居酒屋」まで出店している。
どうやってマレーシアに輸入してるのか謎であるが、ココではガチに日本北海道十勝産の高級和牛を堪能することができる。
僕も普段は、ランチやディナーで『KEMURI』を活用させて頂いている。
昼の「焼肉定食」約500円、夜の「焼肉定食」約800円ととてもとても高いお値段である。
※昼と夜は同じ「焼肉定食」でも内容が違う。ちゃんと値段相応。昼でも夜定食は堪能可能。
ローカル系マレーシアン華僑系のフードコートみたいなのが近所に沢山あるが。
そこでは、担々麺150円、チキンライス150円、肉骨茶(バクテー)150円、他にもモロモロ同じような値段。
ジョホールバルでは、どうしてもココが基準になってしまう。
「KEMURI」の定食では+約130円すると、白米をチャーハンへと変更できるのだが。
このオプションを行使するかどうかだけでも、軽く10分くらいは悩んでしまう。
こうしてありつけた「焼肉定食」はジョホールバルを拠点としている僕にとっては至高の「贅沢」とも言える。
お肉の枚数と、ご飯の量をスーパーコンピューターの如く精密に計算しながら、適切な配分で食していくことは言うまでも無い。
そんな中、ファーザー奥様、ファーザー娘様、マスターヒロさん、僕と、4人で行ったランチの「KEMURI」。
孔明:「どの昼定食にしますか?」
当たり前のようにお伺いしたところ、返ってきた答えに、自分の耳を疑ってしまった。
それもそのはず、な、なんと、「日本産北海道十勝産の和牛」をご注文なさると。
ゴゴゴゴゴゴ
しかも、「一通り食べてみましょう!」と。
はじめに選択したのは、北海道十勝「KEMURI」牧場飼育の黒毛和牛、F1牛、国産牛のとろける触感、極上カルビ三種盛り合わせシリーズ。
そのお値段、約8,800円。
金額を目にした僕は、心臓がバクバク状態になってしまった。
当然である、僕の一食の基準は150円。
500円でもかなり勇気のいる注文。
いきなりその約17.6倍~58.6倍の金額を見せつけられてしまったのだから。
しかも、ご飯も味噌汁もつけ合わせも無く、お肉単体でこのお値段である。
これで平常心でいられる方がどうかしているというもの。
その後も立て続けに、
十勝黒毛和牛、特上ロース約2,500円、特上ミスジ約2,500円。
追い打ちかける形で、十勝恵牛特選、特選ハラミ約1,200円、特選牛タン約2,000円。
注文一撃一撃に必殺技級、痛恨の精神ダメージを食らってしまった。
さらには、
「いつか注文してみよう・・・」と思いつつも、何かと機会が無かった、とても気になるやつ・・・。
「オムライス」まで注文頂くことになった。
お肉だけでも、約2万円以上は行ってしまってるだろうか?
この先は怖くて、思考は完全フリーズ状態である。
そして・・・
いよいよ僕たちのテーブルの上に出てきた、北海道十勝和牛シリーズのお肉さんたち。ズラリ。
光り輝いて見える。
心の中では、「一刻も早く貪り食らいたい・・・」というのが正直なところではあるが。
ファーザー奥様、ファーザー娘様、そして師匠のマスターヒロさん、御三方が箸をつけられた後、最後に箸をつけなければならないのが礼節というもの。
ヨダレが口の中で溢れ出て、唇の端の方から滴り落ちそうになるのをグッと堪えながら、目の前のお肉のことを見ないように、考えないようにと、
マスターヒロさんの教え『成功シンドロームOS』について頭の中で復習をしながら、「明鏡止水」の状態を、なんとか保っていた。
実際は、数十秒位なのだろう。
しかし、僕にはまるで果てしなく長い永遠の時のように感じる。
ファーザー奥様:「孔明さんも食べなさいね。」
お言葉を聴いた瞬間、本当は高速で手を出しお肉を鷲掴みしそうになるのを抑えつつ。
ユックリ、どこまでもユックリと。
まるで、ジョホールバルで、北海道産の高級黒毛和牛を口にすることが、当たり前の日常のようにお上品に立ち振る舞う。
震える手を慎重にコントロールしながらも、ようやく、黒毛和牛カルビを、掴み取ることに成功した。
過度の緊張から来る痙攣の振動で、大切なお肉をテーブルに落としてしまわないように、丁重に口元へと運んだ。
パクリ。
口の中に無事に収まったお肉。
目を閉じながら、モグモグ噛み締めていると。
肉汁が口の中にフワッと広がっていく。
北海道十勝の大草原を元気いっぱいに駆け巡っている光景が脳裏に浮かんだ。
すかさず僕は、既にお皿に小分け頂いた、オムライスを一口分だけ瞬時に計算し、配分して口の中に入れた。
「高級黒毛和牛カルビ&オムライス」というありえないハーモニーが口の中で鳴り響いた。
この一口分だけで、いつもの500円定食に匹敵する、いや、それ以上のお値段。
まさかジョホールバルにいながら、このような華美なひと時を味わえる瞬間が訪れようとは。
しかも、全種類の高級黒毛和牛を堪能させて頂きながらも、ご馳走して頂いてしまった。。
僕も早く、ジョホールバルで当たり前の日常として、「高級黒毛和牛」を注文できるようになりたいなと思った。
来年の目標の一つ。
ランチで「北海道十勝産黒毛和牛カルビ&オムライス」を勇気を振り絞って自分の意思で注文できるようになれること。
これが加わったことは言うまでもない。
追伸1
「ファーザー一家」のように、ジョホールバルで自分の意思で「北海道十勝産黒毛和牛カルビ&オムライス」を注文できるようになるために。
45年以上ただの一度も飛ばされることなく、生き残り続けて来られた「ファーザー一家」の秘密を体系化してまとめた「必然の成功」の書。
Kindle版『5ポケッツ』
https://www.amazon.co.jp/dp/B07S6S628C?fbclid=IwAR3t_4L9Gs21f1B_5zl6ZGvmsA2wzq5w9sdz70DpETmXGqIkgYW-7wMgJi8
追伸2
「5ポケッツ」+修羅の美学「百の言霊」(LINE@)
https://kitasociety.com/lp/5pockets_line2/
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…