マレーシアのリタイアメントビザ、MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)を取得する過程で、シングルエントリービザというものの存在が出てきます。
MM2Hの申請を提出後に許可が降りると、MM2Hを取得しにマレーシアの首都クアラルンプールの観光局に行く必要があるのですが、MM2H取得目的のためにマレーシア入りする際、一回だけ入国できるビザをマレーシア政府から発行してもらえるのです。それがシングルエントリービザと呼ばれるものです。
許可書及び依頼書が発給されたこのシングルエントリービザは、日本の在日マレーシア大使館と総領事館で取得することができます。申請受付:9時から12時。ビザ交付:翌日(営業日)の14時から16時です。
【在日本(駐日)マレーシア大使館・総領事館】
在日本マレーシア在日大使館/Embassy of Malaysia in Japan
〒150-0036 東京都渋谷区南平台町20-16
TEL: 03-3476-3840
在大阪マレーシア名誉総領事館/Honorary Consulate-General of Malaysia in Osaka
(管轄区域:滋賀、京都、奈良、和歌山、大阪、兵庫)
〒571-8501 大阪府門真市大字門真1006 松下電器産業株式会社内
TEL: 06-6906-3101
在福岡マレーシア名誉総領事館/Honorary Consulate-General of Malaysia in Fukuoka
(管轄区域:九州)
〒815-0041 福岡市南区野間1-10-13-401
TEL: 092-554-3620
ただし、このシングルエントリービザは、僕たち日本人にとっては非常に必要性をあまり感じられないビザです。日本国籍のパスポートを持っていれば、観光目的で90日の滞在許可がもらえます。だから本来、マレーシア入りしてクアラルンプールの観光局にMM2Hを取得しに行くにしても、シングルエントリービザを申請する必要があるのかどうか?考えてしまいますよね。
そして実はシングルエントリービザを取得しなくても、MM2Hは取得できてしまうのです。僕の場合もシングルエントリービザを日本のマレーシア大使館や総領事館で取得する事無く、家族と共にマレーシアに滞在したままMM2Hを取得してしまいました。
それならシングルエントリービザを持っている場合と、持っていない場合一体何が違うのか?それは、シングルエントリービザを持っていない場合、1人あたり500RM(約12,400円)を移民局に支払わなくてはならないということです。日本で申請する場合は申込用紙だけで済みます。ただし申請した翌日しかビザは出ないのです。
さらにシングルエントリービザの取得のために、マレーシア大使館や総領事館に提出しなければならない書類もいくつかあります。
シングルエントリービザ取得のために提出する書類
- MM2H許可証の原本とコピー
- パスポートの原本と顔写真のあるページのコピー
- 写真1枚(5cm×3.5cm)
- 査証申請用紙(マレーシア大使館でもらえる)
- MM2H取得のためにマレーシア入りする取得者全員用の原本とコピー
マレーシア大使館や総領事館の近くに住んでいない場合や、夫婦子供2人の4人家族など、複数名でのMM2H申請をしない場合は、マレーシア大使館や総領事館に行くための交通費や、渋谷近辺に1泊以上滞在する宿泊費を考えると、時間・お金・労力のコストから見て効率的とは言えません。
僕の場合のようにシングルエントリービザを事前に日本で取得すること無く、1人当たり500RM(約12,400円)をマレーシア現地で支払う形で、MM2Hビザを取得する方が利口ですね。
ちなみに、シングルエントリービザを事前に日本のマレーシア大使館で取得しないで、現地で直接MM2Hを取得する場合でも、しっかりとシングルエントリービザが貼られていました。これは流石に無意味だと思うのですが・・・(笑)。
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