絶対に死なないゾンビのようになる修行@朝5時まで

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「東芝のようにあれ！」
　
ファーザーが僕たちに向けておっしゃった。
　
どれだけ間違った会計をして叩かれても、もうあの会社は終わったと後ろ指囁かれても、一番の事業だと言われた、メモリを売却しても、絶対に死なない。
　
世の中のみんなから、死んだと思われてもしぶとく生き続け、国や銀行を利用して、何度でも復活を遂げていく。

そんな、どんなことがあっても絶対に倒れない心の強さを手に入れろということ。
　
確かに、「会社法人のしくみ」というものの、本質的な部分を理解することができれば。本来いかなるビジネスも、全くリスクの無いものであるということが分かる。
　
なぜなら、「会社法人」とは情報時空上の存在に過ぎないのだから。

「会社法人」は情報時空上の存在に過ぎない

　　
そもそも「会社法人」とは何なのだろうか？知ったかぶり脳を一度封印して、「言語化」を深めてみると・・・

たとえば、僕が「株式会社ゾンビ（仮）」という企業の創業社長だったとしよう。
　　
この「株式会社ゾンビ」の、何をもって会社法人とするか？

「株式会社ゾンビ」の東京本社ビルが会社法人なのか？→違う
「株式会社ゾンビ」の全国にある支社オフィスが会社法人なのか？→違う
「株式会社ゾンビ」の生産工場が会社法人なのか？→違う
「株式会社ゾンビ」の倉庫が会社法人なのか？→違う
「株式会社ゾンビ」のショールームが会社法人なのか？→違う
「株式会社ゾンビ」の百貨店に入っている直営店がが会社法人なのか？→違う
「株式会社ゾンビ」の全国に流通している商品が会社法人なのか？→違う
「株式会社ゾンビ」の在庫になっている商品が会社法人なのか？→違う
「株式会社ゾンビ」の銀行口座が会社法人なのか？→違う
「株式会社ゾンビ」の株主が会社法人なのか？→違う
「株式会社ゾンビ」の創業者が会社法人なのか？→違う
「株式会社ゾンビ」の代表取締役社長が会社法人なのか？→違う
「株式会社ゾンビ」の役員が会社法人なのか？→違う

一体何をもって会社法人とするのだろうか？
　　
世の中の人たちが、「株式会社ゾンビ」を「株式会社ゾンビ」と認識している構成要素の全てが実は会社法人ではないようなのだ。
　　
その証拠に、

「株式会社ゾンビ」の東京本社ビルが消滅しても、会社法人は潰れない。
「株式会社ゾンビ」の全国の支社オフィスが全て消滅しても、会社法人は潰れない。
「株式会社ゾンビ」の工場を閉鎖しても、会社法人は潰れない。
「株式会社ゾンビ」の倉庫を閉鎖しても、会社法人は潰れない。
「株式会社ゾンビ」のショールームを撤去しても、会社法人は潰れない。
「株式会社ゾンビ」の直営店を撤退しても、会社法人は潰れない。
「株式会社ゾンビ」の全国に流通している商品がゼロになっても、会社法人は潰れない。
「株式会社ゾンビ」の在庫になってる商品がゼロになっても、会社法人は潰れない。
「株式会社ゾンビ」の銀行口座を閉鎖しても、会社法人は潰れない。
「株式会社ゾンビ」の株主がゼロになっても、会社法人は潰れない。
「株式会社ゾンビ」の創業者がお亡くなりになっても、会社法人は潰れない。
「株式会社ゾンビ」の役員が全員クビになっても、会社法人は潰れない。
「株式会社ゾンビ」の社員が全員退社しても、会社法人は潰れない。
「株式会社ゾンビ」のお金がすべて飛んでマイナスになっても、会社法人は潰れない。

世の中の人たちが「株式会社ゾンビ」を「株式会社ゾンビ」と認識している構成要素の全てが、ある日ゼロになったとしてもなぜか会社法人は潰れない。
　　　
そして、「株式会社ゾンビ」が完全なるゼロの状態になったりしても。銀行が融資をしてくれたり、民間の法人・個人の誰かが資本金を入れたりして「株式会社ゾンビ」名義の銀行口座のお金が増え。
　　
「株式会社ゾンビ」新たに物件を所有したり、労働者を従業員として雇用したり、製造ラインをスタートしたり。
　　
「信用創造」によって、何度でも繰り返し復活が可能になる。
　　
唯一、「株式会社ゾンビ」の経営者が会社法人を法の下で解散・精算した時のみ、「株式会社ゾンビ」は消滅する。
　
つまり、「株式会社ゾンビ」の会社法人とは、法の下で認められた紙切れとハンコだけの存在なのだ。

「情報時空」の文字によって存在する「会社法人」

　
「会社法人」とは、法律だけの情報時空上の人格であり。国の法律の下に定義化された紙に、僕たち人間がハンコを押すことで情報時空上の法人が誕生する。
　　　
「会社法人」という人格は、僕たちが目に見たり、触ったりできる「物理時空」上には何も存在しないものであり。「情報時空」の中でのみ、具現化できるものである。
　　
つまり、法人格で、リアルの世界にあるものは、実際はハンコの押された紙切れしか無いのである。
　
それにも関わらず、日本国の法律に基づくと、会社法人はまるで一人の人間のごとく扱われる。
　
一人の人間の如く、会社法人は銀行口座を開設したり。
　　
一人の人間の如く会社法人は資産を所有したり。
　　
一人の人間の如く納税をしたりすることができる。
　　
たとえ僕たち自身が新規創業した会社法人であっても、僕たち個人と、会社法人とは、まったく別物なのだ。
　
・・・この会社法人の根本に当たる原理原則を理解することができれば。本来会社法人を活用して行なういかなるビジネスにおいても、精算・解散することはあったとしても、倒産することは無い。
　
また、仮にビジネス・投資で失敗したりして、会社法人を解散することになったとしても、株主・経営陣・従業員にあたる僕たち個人の金融資産・不動産資産などの個人資産を借金の返済に充てたりする必要もない。
　
つまり、僕たちは、情報時空の中だけに存在している会社法人という仕組みの、原理原則を理解して、上手に活用することで。
　
生きながらにして、絶対に倒れない、死なない、何度でも復活を遂げられるゾンビ状態を手に入れることができるのだ。
　
そのゾンビ状態で、行なうファーザー直伝の戦略術「北のセオリー」は不死身のゾンビスキーム。
　
もうかったら自分の手柄、失敗したら会社法人のせい、絶対に勝つことしか無い方程式の元、大きなミライに挑戦することができるのだ。
　
・・・だから、僕たちにとって大切なことは、どんなことがあっても、決して折れない心を手に入れること。
　
引き続き台北の夜。
　
謁見ディナーの後、台北市内にある日本人経営のゴルフバーへ集結。
　
ゴルフの打ちっぱなしをしたり、ダーツを投げたりしながら、グビグビ酒を飲みながら、閉店まで語り合う。