その時涙はどちらの目から流れて来るのか？

物・情報・サービスを販売するビジネスを行うにしても。株や不動産などの投資を行うにしても。お金の世界で成功するために重要なことに「文学力」というものがある。
　　　
「文学」とは通常、言語化の表現による芸術作品のことを言うが。決してこれを軽んじてはならない。

なぜなら「文学力」とは、口頭または文字による、人と人とのコミュニケーションの内、言葉の持つあらゆる力を活用して、受け手への感情に与える効果を増大させる力であり。人類最強の「武器」でもあるからだ。
　　
「文学」の持つ力によって僕たち人類の中には急速に進化成長を遂げて来た。
　　　
「ギリシャ神話」「旧約聖書」「新約聖書」のように、人類の情報時空上に、絶対的な存在である神が生まれ。神と人間との絶対的な相対関係が生まれ。人間でありながら神の血を引く特別な存在を作り。。「王」という特別な存在が統治する、「国」という概念が「法」と共に生まれ。

決して、「神」や「王」や「国」を超えることは許されないが、特別な存在ではなくても、普通の人間が合法的に集団的な活動を行うための「法人」が生まれた。。
　
どれも、地球上に住む、ありとあらゆる動物クンたちには無い。「言葉」を使いこなす、僕たち人間の中だけに存在する概念である。
　
その全てを構築しているのが、「文学」なのだ。
　
だから、「文学力」を使いこなせる人は、自ずと「お金」に恵まれることになる。

読書や勉強だけでは発動できない「文学力」

　　
では一体どうすれば、人類最強の力である「文学力」を発動させて、使いこなせるようになれるのか？
　　
読書や勉強を沢山すれば「文学力」が発動し、使いこなせるのだろうか？
　　
答えは「ノー」。
　　
もしもそうだとしたら、国語教科のテストで満点取れるような勉強のスペシャリストたちは全員、お金持ちになっているはず。。
　
「コピーライティング」などの教材を購入したり、塾に通ったりすれば、「文学力」が発動し、使いこなせるのだろうか？
　　
これも、正解とは言えない。
　
「文学力」とは、自分の感情が、極限まで大きく動かされる状況に置かれ続けた状態。
　　　
「シアワセ」を手に入れるために、一生懸命行動しているにも関わらず、毎日深く悩み続けてしまうような、大きな情動の中で発動するものなのだから・・・。
　　
そして、僕たち人間の活動の中で、良くも悪くも最も大きく心を動かされてしまうのが、異性との「恋愛」である。
　
人生の中で、強く激しい「恋愛」を経験しているかどうか？
　
これが「文学力」の発動につながるかどうかの明暗を分けるようだ。
　　
けれども、「恋愛」と言っても、異性とラブラブで、毎日ハッピーという時には、「文学力」というものは発動しない。
　
一体どういう時に、「文学力」は発動するのだろうか？

その時涙はどちらの目から流れて来るのか？　

　
一例を挙げさせていただこう。
　
恋愛の中で本当に胸が苦しくなるのは、恋愛がスタートしたばかりで、お互いが毎日会いたくて会いたくて、しょうが無い状態の時ではない。
　
会ったらすぐに、ラブラブモードに突入、人目も気にせず、いちゃつき合っている状態の時ではない。
　　
そういうのを、全て通り越した後。男女の「情報時空」それぞれが持つ陰陽相違から発生する逆ベクトルの思考が原因で、互いの環境だとか、様々な言動のすれ違いが重なり合い。互いに深く愛し合っているからこそ、激しく言い合いをしてしまう。
　
恋愛関係にあるはずの男女が、近づけば近づくほど、互いの心を傷つけあってしまう状態。
　
「サヨナラ！もう2度と会いません！」というふうな、「別れ」を決断することさえできない。

• 離れていても苦しい。

• 近づいても苦しい。

「別れることも、近づくこともできなくなる状態」
　
これが「恋愛」における、最も辛く、深い悩みの中にあり続けている状態である。
　
一緒にいる時、相手に嫌われたくないから、感情を必死に押し殺して、笑顔で振る舞い続ける。
　
しかし、表面的に自分自身に嘘をつき続けることができても、自分の心には嘘をつけない。
　　
そうすると、人間の身体はどう反応するのか？
　　
泣いていないはずなのに、涙というものが、勝手に流れて来る。笑顔で談笑しているにも関わらず勝手に・・・。
　
その涙というものがどちら側の目から流れて来るのかあなたはご存知だろうか？
　　　
右目は平常心を保ち続けることができる。
　　
けれども、両方の目は一度に嘘を突き通すことができないようで、左目の方の目尻のところから、涙のようなものが、勝手に流れて出てくる。　
　　
少しずつ、相手にバレないように拭っても拭っても、勝手に・・・。
　
「別れることも、近づくこともできなる状態」
　
考えるだけで胸が苦くなり、深い悩みがずっと滞留し続ける。
　
会いたいのに、会いたくなくなる。そういう「矛盾」の葛藤が情報時空上に発生している状態に突入した時。。
　
けれども、そこからも決して逃げること無く。全ての現実を、受け入れ続けると・・・。
　　
松尾芭蕉の俳句をはじめ、古の「文学少年」たちの残した矛盾だらけの「文学」の意味がスっと理解できるようになる。
　
この状態こそが、本当の「文学力」というものが発動し、使いこなせるようになる時なのだ。
　　
要点をもう一度まとめさせて頂くと。
　
あなたがまだ人生の中で、「お金」に恵まれていない状態だとしたら。それはあなたがまだ、「文学力」が発動せず、使いこなせていないから。
　
あなたが、「文学力」が発動できないのは、深い「恋愛」の状態を経験していないから。
　
平城寿@SOHOと僕が、再三提唱している「恋愛」というものは、決してラブラブで男女が楽しくくっつき合ったり、チチクリあったりしている状態のことだけを言うのではない。
　
むしろ、それは単なる入り口であり、

• 離れていても苦しい。

• 近づいても苦しい。

「別れることも、近づくこともできなくなる状態」
　
「恋愛」がこの状態に至っても、決して逃げようとすることなく、トコトン深く悩み続ける状態に身を置き続けること。
　
ここまでが、男女の恋愛における陰陽太極の一つの流れ。悩み続けている状態こそが、僕たち人間が求める「シアワセ」の本当の正体。
　
僕たちが『エデンの園』を通して、あなたに本当の「恋愛」を・・・と声を大にしている理由なのかもしれない。

追伸

　　　
ビジネスでお金を稼げるようになる前に、異性との「恋愛」を。

けれども、「恋愛」の仕方そのものも、からなくなってしまった場合は、まずは『エデンの園』へ。
　
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