借金は怖いですか?私はむしろ・・・○○なのですが。

【融】I.P.O.上場社長の大部分が借金まみれで転落してしまう理由

donperi

僕の知り合いにI.T.系の上場企業の社長がいました。

西麻布のとある料亭で、
ディナーを一緒させて頂いたのですが、
ちょうど、僕と同年代でした。

その方は、
一代で上場させて、

ひところ保有株式資産を
何百億という額で持っていました。

そんな彼は今、
長者なのでしょうか?

大富豪なのでしょうか?

実はそうではありませんでした。

なぜか、株式市場のルールでは、

上場したからと言って、
その時点では、長者とか大富豪とかには
なれないようなのです。

理由は簡単です。

誰よりも一番株を売れない人たち

自分が創業した会社を上場してしまうと、
当然、5%以上株式を持っているので、
大量保有報告書というのを出さなければなりません。

そうすると、
自分の持っている株は簡単に売れないのです。

上場したからと言って、
自分が所有している自分の会社の株を、
全て売ってしまうとどうなるか?

投資家が怒りますよね。

たとえば、
社長だけ株を売り逃げたらどうですか?

社長が持ち株を、
自分の資産だから、売るのも自由だろう!と言って、
ボンボン売っていったら。。。

この会社、
「危ないぞ!」っていう話になりますよね。

だから、
社長はなかなか
自社の株を売れないのです。

じゃあ、
彼らは何をするかというと、

銀行が黙ってお金を貸してくれるのです。

保有株式資産を担保に数十億円が口座に振り込まれる

上場させた自社株を持っていると、
銀行がそれを担保にお金を貸してくれるのです。

例えば、保有株式資産が500億円の時に、
そのI.T.企業の社長さんの場合は、
自分の会社の株を担保にすることで、

銀行が50億円ほど貸してくれました。

銀行から、
自分の個人口座に、

50億円もの大金が、
現金でポンっと振り込まれます。

通帳の表示的には、
こんな感じになるのでしょうか?

 5,000,000,000円

日本の70年代から90年代の
高度成長期の頃のように、
市場全体が右肩上がりで
調子がいいときは、
これで良かったのですよね。

保有株式資産もドンドン増えてくるし、
何をしても当たるので、
すぐに借りたお金を返せるようになります。

自分の会社を上場させることで、
「長者」とか「大富豪」とかに、
なることができたのです。

けれども、
I.T.社長さんの保有株式資産が500億円の時は、
I.T.バブルの時。

一代で成功した方だから、
その状態が永遠に成功も続くと思っていたのですね。

しばらくして、
あなたもご存知のように、
2000年、I.T.バブルが崩壊しました。

「追証」で逆に数十億円の借金に転落

I.T.バブルの崩壊は、
I.T.企業片っ端から容赦なく叩き落としました。

経営していたI.T.企業の株価が暴落しました。

もともと、
500億円の保有株式資産を担保に、
50億円の現金を、
銀行は貸していたのです。

500億円もの保有株式資産が暴落したら・・・。

銀行は「追証」を出せと言いますよね。

現金がなければ、
当然ながら株をドンドン渡して行きます。

500億円あった保有株式資産は、
たったの数億円にもならない、
紙切れ同然になってしまったのです。

追加で自分の株をどんどん銀行にとられ、
それでも出せなくなった時点で、
最終的に飛びました。

彼はどうなったのでしょう?

一代でI.T.企業を上場させて、

親戚、友人一同から、
憧れの有名人扱いされて、

最後は数十億円もの借金しか
残っていなかったのです。。。

保有株式資産500億円あった男の末路です。

もう1人、
僕がマカオのでお会いした元社長さんに至っては、
一時期の保有株式資産、千何百億円です!!!

僕は詳しく知りませんでしたが、

昔からI.T.系ベンチャーに詳しい方から言わせると、
よく雑誌に出ていて有名な方だったようです。

銀行が同じく、保有株式資産を元に、
数十億円ものお金を貸してくれたようです。

I.T.企業の上場社長さん。

時代の寵児。

保有株式資産を担保に借りた
お金を使って毎晩のように、
六本木とかいろんなところに繰り出して、

毎日のように、ドンペリとか、シャンパンタワーとか、
毎日のようにやっていたみたいなのです。

ITバブルが崩壊したことにより、
その方も、、保有株式資産をを全て失ったどころか、
同じく銀行からの追証で、
最終的に何十億円の借金です。

しかも、
この場合の借金は、

「物販大富豪の戦略術」に基づく、
返さなくて良い借金とは異なり、
銀行から「追証」として返せと言われる借金です。。。

どうにもなりませんね。。。

上場社長さんたちの末路

会社を上場させて、一代で、
時の人に上り詰めた上場企業の社長さん。

『週刊ポスト』に掲載されていた、
「2013年、アベノミクスの新規上場ラッシュで続々誕生
 新・日本の大富豪-億万長者48人の素顔から成功哲学まで大公開-」

の記事のように、
周りからは「長者」とか「大富豪」とかいう目で見られて、
ご威光とかが背後に見える位のレベルの人に。

もう、歩くだけで、
「覇王色の覇気」とも言える、
オーラを放っていたはずなのですが・・・。

保有株式資産が目減りして、
「追証」まで投入する頃には、
オーラとかなんとかは、

お金と共に消し飛んでいます。

つまり、

会社を上場させて膨らんだ、
保有株式資産の段階では、

その金額が、
何十億、何百億、何千億あろうが、

本当の意味での「長者」とか、
「大富豪」とかは言えないのです。

僕が実際にオフの世界で会った、
2人のI.T.系上場社長さんたちのように、

それを知らないでそのポジションになっちゃった人って、
意外と悲劇が訪れるケースが多いのですね。

今回『週刊ポスト』の
「2013年、アベノミクスの新規上場ラッシュで続々誕生
 新・日本の大富豪-億万長者48人の素顔から成功哲学まで大公開-」

に掲載されていた48名の、
I.P.O.「長者」や「大富豪」と言われる
社長さんたちも然り。

アベノミクスという、
日本銀行の次元を超えた量的質的金融緩和という、
バブルに乗って会社を上場させて、

保有株式資産を増やした方々。。。

日本銀行が近い将来、
量的質的金融緩和を終了させた時。

一体この中の、
何人が本当の「長者」や「大富豪」として、
残れているのでしょうかね?

「物販大富豪の戦略術」に勝るものは無し

もう一度、
北陸、香港、
「物販大富豪」たちの言葉を思い出して下さい。

「上場なんて何の意味があるんだ??」

そう、日本の大富豪の大多数は、
上場企業の社長さんではないのです。

形ある資産を所有しようともしていません。

むしろ、
数十億円、数百億円、数千億円の、
銀行融資による借金を持っているのです。

つまり・・・

世間一般的に言う、
「長者」や「大富豪」になる方法。

創業した会社を上場させることは、
正解とは言えないのです。

よほど運に恵まれていないと、
資産というものを持っているはずなのに、
なぜか苦労し続ける。。。

資産を現金化することができずに、
上場企業の創業社長として、

周りからがんじがらめの状態で、
働き続ける。。。

金融工学の裏の裏を知り抜いている、
ゴクゴク一部の上場社長さんを除いて、
「長者」や「大富豪」へと勝ち抜くことはできないのです。

そんな中・・・

僕たちが歩む時の指針となる、
「物販大富豪の戦略術」は違います。

たとえ『週刊ポスト』に掲載されなくても、

親戚、友人一同から、
憧れの有名人扱いされなくても、

一見会社法人として、
銀行からの融資で借金まみれになっていたとしても、

それでも実態は「長者」や「大富豪」。

名誉ではなくて、
実の方だけを取れるのですから。

「経営者のための銀行融資e大学」
の中で学べるのは、

そんな実を取るタイプの、
「長者」や「大富豪」を目指す方法なのです。

経営者のための銀行融資e大学: 
http://bank-school.com/


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