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AirAsia東京羽田から「飛んでジョホールバル」@落ち武者

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AirAsia東京羽田から「飛んでジョホールバル」@落ち武者

かつての僕は、キャセイパシフィック航空の最上級会員資格である「ダイヤモンド」だった。(※JAL系と連携のマイレージ)

さらには、ANAの方でも、「ダイヤモンド」では無いが、その次の「プラチナ」の会員資格を持っていた。

せこせこと、沖縄経由などで、「マイレージ修行」などしなくとも、日常の国と国間のフライトで当たり前のようにマイレージが溜まる中で昇格して手に入れたVIP会員資格。

サラリーマン時代、会社ではエコノミークラスの飛行機を予約してもらうのだが。

エコノミーの中でも、変更の効く定価チケットでの予約になるため、

「ビジネスクラスでお願いします!」

窓口などで自腹アップグレード。

会社の出張にも関わらず、自腹を切ってでもビジネスクラスに乗って現地に赴いていた。

その勢いで、時には、ファーストクラスにアップグレードされる時も。。

空港に到着すると、当たり前のように、VIPレーンでのチェックイン。

入国管理局を通過する際も、その流れでVIPレーン。

搭乗ゲートに向かう前には、必ずエグゼクティブラウンジで、シャンパン、ワイン、日本酒などのアルコール飲料。

飛行機の乗ってからも、フルフラットにならないシートの時には、不平不満の気持ちを抱いていた。

当然飛行機が空港を飛びたった後は、ビジネスクラスならではのシャンパンやワインと共にフルコースサービス。

目的地に到着後も、僕の荷物は常に最初の方に出てくる。

当然勤務していた会社の中では同僚たちには黙っていたけれども、ブログ経由でお会いした方々には、

「飛行機の乗るのにエコノミーなんかダメだよ!ホテルも五つ星!上の世界に行くには、上の世界を見ないと!」

・・・という意味不明な根拠を自分の信念的として持ち、語っていた。。らしい。

2010年末に12年間勤務していた会社を「副業バレ」で退社した後も・・・。

豪華フライト。

ラグジュアリー五つ星ホテルの宿泊。

500メートル以上は、必ず「ヘイ・タクシー!」。

それを正当化させていたのだ。

あれから気がつけばかなりの年月が経過している。

その後、孔明はどうなったのだろうか・・・。

結論・・・

時間の経過と共に、「孔明の落ち武者LVアップ!」

むしろ「夏草や兵どもが夢の跡」。

当時、なんであんなにたかだか往復の飛行機に数十万円もの大金を逃避し続けていたのか?

当時の自分がなぜそうしていたのか?

今の僕には、当時の僕の判断の根拠の意味が分からない。

今では、香港CITIのクレジットカードと、日本ANA・JCBクレジットカードを、お仕事、日常の中でチビチビと溜めたマイレージを使って「エコノミークラス」に変えようか?さえ悩むのだから。

「マイレージ」と言っても、シンガポール航空や、ANAの公式サイトから申し込むと、一見無料チケットのように見えるけど、バリューを考えれば高いといえば高い。

シンガポール航空やANAで使えるマイレージは、僕以外の家族が飛行機で往復する際に溜めておこう。

すると、次に目につくのが、各航空会社の公式サイトからのチケット購入ではなく、飛行機チケット購入サイトの「エクスペディア」。

航空会社や、マイレージに一切こだわりを持たない変わりに、少し割引でフライトチケットが買える。

  • マイレージでエコノミークラス購入

  • エクスペディアで安いエコノミークラス購入

「安くて、便利だし、いろいろな航空会社を経験できて面白いじゃん!」と。

これを繰り返していたところ、僕の「落ち武者LV」が上がるに連れて、あれよあれよという間に、キャセイパシフィック航空、ANA共に、マイレージのVIP会員資格は剥奪されて行き。

今では、全て最低ランクのノーマルカードだけ。

当然、「優先」も「特別」も何も無し。

チェックインカウンターでも、普通のエコノミークラスの行列に並ぶし。

VIPラウンジも使えないので、空港内のスタバなどのカフェで過ごす。

搭乗ゲートでも、優先搭乗などは無いので、ゆっくりとみんなと一緒に並ぶ。

ほんのチョッピリ、背もたれを後ろに倒すだけでも、後ろの方にご迷惑をおかけしてないだろうか?

なにせこんなにも前後のシートが狭いのだから。

ビクビクするので、結局直角のまま過ごすエコノミーなシート。

はじめの頃は前のシートに僕の膝が当たる。。と、とても苦痛であったが、今ではこのエコで窮屈な環境下に心地よささえ感じる。

クビの周りに巻く枕と、耳栓、そして、花王の「めぐりズム」さえあれば、そこはまるで別世界。

ぐっすり眠れる。

途中で配給されるエコノミーな食事も、空腹が最高のスパイスであり、お腹が空けばどんなものでも美味しく感じるので十分。

アルコール飲料は飲まず、ウーロン茶や炭酸水を頂くので特に何も不便は無し。

VIPな日常から枯れ落ちた世界にも、十分に馴染んできた。

更にエコなAirAsia経路の発見

・・・そんな中、今回日本からジョホールバルの往復で目に止まったフライトがある。

それは・・・

「エクスペディア」経由でエコノミークラスのフライトを購入するよりも更に格安なフライト。

「AirAsia」による、東京羽田 – クアラルンプール片道約7時間の往復便。

今回は、往復で税込・サービス料諸々込で約5万円。

安い時には、片道1万8,050円、往復3万6,000円くらいの時もある。

クアラルンプールから、ジョホールバルは、同じく「AirAsia」に乗って、片道1,500円&50分間位で行ける。

ジョホールバルのスナイ国際空港から自宅の「モレパ」まではGrabで700円。

Grabがつかまらない時空港にある前払い制のタクシーならボッタクリ無しで1,300円。

何よりも、シンガポール経由だと、シンガポール-ジョホールバル間の陸路移動の際、パスポートに押されるスタンプが1つ余分についてしまうが、

クアラルンプールからジョホールバルの経路は国内便なので余計なパスポートスタンプが増えないのは、10年パスポートが3、4年もたずにすぐに一杯になってしまう僕にはとても助かる。

パスポートを新しくすると、マレーシアリタイアメントビザのMM2H更新手続きが手間なので、なるべくパスポートの延命を優先させたいのでこれはありがたいのだ。

東京・羽田 (HND) 東京国際空港23時45分出発、クアラルンプール国際空港2翌朝5時55分到着の深夜便ではあるが。

既に、羽田-シンガポール・チャンギ空港での深夜便エコノミーフライト。

さらには、米国、欧州、オーストラリアなどに行く際も10時間以上のフライトでエコノミーフライトに慣れているので、これは問題無し。

単に、シンガポール航空や、ANAよりも座席間が少し狭くて。映画見放題の個別スクリーンがついていないだけなのだから。

iPadひとつあれば、十分である。

そもそも、深夜便なので、素直に寝てしまえば良いだけなのだから。

かつてはビジネスクラス以上しか乗らなかった時期があったその頃の面影は微塵たりとも無し。

「落ち武者」は「落ち武者」なりの振る舞い方が求められる。

今回は、睡眠対策グッズを備えて臨んだ

LCC「AirAsia」によるクアラルンプール経由ジョホールバルに初挑戦。

乗り換えの「クアラルンプール国際空港2」では、飲食設備も、シンガポールで家族とよく行っていた、日本料理レストラン「タンポポ」まである程超充実。

何の問題も無かった。

ただ、クアラルンプール空港2到着後、予想以上にすぐに外に出れてしまったので。クアラルンプールからジョホールバルの飛行機に乗るまでにかなり時間が空いてしまった。

空港内にある足裏マッサージに行って、そこでは、かつてのビジネスクラスを思い出すリクライニングシート状態で、7時間フライトで疲れた足を、足裏をマッサージでほぐしてもらい。

これは気持ちよかった。

再び、花王の「めぐりズム」を目につければ、「ビジネスクラス」で足裏マッサージを受けてるような感覚も味わえる。

・・・ということで、

ビジネスクラスフライト(公式サイト購入)
 ↓
落ち武者 LVアップ
 ↓
エコノミークラスフライト(公式サイト購入)
 ↓
落ち武者 LVアップ
 ↓
エクスペディアのどこの航空会社でも良いよフライト
 ↓
落ち武者 LVアップ
 ↓
LCCの「AirAsia」フライト

「落ち武者」具合にさらに磨きをかけた僕は、今後も東京~ジョホールバル往復の際、「AirAsia」比率が上がることが決定した。


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