2013年2月シンガポールで旧正月の元旦の日に、iPad初号機クンが沈黙してしまいました。
充電をしても、電源を入れようとボタンを長押しをしても、揺すっても、叩いても、うんともすんとも言いません。
思い返せば、iPad初号機クンを手に入れたのは2010年4月。
僕が中国広州で現役サラリーマンとして勤務していた時。中国では誰もが知っている歴代ナンバー1人気のアニメを制作して大当てした、とある富豪。彼がアメリカで所有している会社のスタッフに頼んで3台程取り寄せると言っていた時に乗じてお願いし、僕も一緒に購入&入手しました。
購入価格に輸送費99USD程乗る形でしたが、まだアジア圏内ではまともに発売していなかったタイミング。
入手成功した次の日のタイミングで、勤務していた会社の仕事出張で、日本一時帰国の時に持って行き、電車の中、歩きながら、そして本社の中、颯爽とiPadを取り出しては、上下・左右。縮小・拡大のハンドアクションを少しオーバーリアクション気味に。
どこか奥地の原住民族に出会った時に、文明の利器を見せつけて驚かせる漫画のワンシーンの如く。周りの注目・・・羨望の眼差しやジェラシーなどモロモロ全て集め、言いようの無い優越感に浸れることができたことを今でも記憶しています。
これは決して僕の人望ではなく、当時のiPad初号機クンが放ってくれていた「後光」のお陰です。
「それってiPadですか?触らせてもらえますか?」数回声をかけられました。
人生の中でもあり得ない経験ができたのも、iPad初号機クンのお陰です。
その後、2011年4月頃iPad弐号機(iPad 2)を発売と同時に入手。iPad初号機クンは長女のPismingの手に渡りました。
そして・・・2012年3月頃iPad参号機(iPad New)を発売と同時に入手。iPad弐号機は長女のPismingの手に。iPad初号機クンは次女のMikanの手に渡りました。
そして2013年2月・・・iPad初号機クンはウントもスントも言わなくなりました。充電をしても、ボタン長押しして電源を入れようとしても、ゆすってもたたいても、何をしても無駄です。
iPad初号機クンは完全に沈黙したようなのです。僕たち親子もiPad初号機クンにはお別れを告げる決意を固めました。
「iPad初号機クン。ジョブスと同じApple星に行った後もどうかお元気で!今まで本当にありがとう!!」
iPad初号機。シンガポールマンダリンオーチャードホテルにて沈黙・永眠
あなたは借金が怖いですか?
私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…