地方公務員教員職に人生を捧げてきた母親を持つ僕は、おりこうさんになりなさい!きちんとしなさい!成績が上がるようにがんばりなさい!この3つをボコボコにされながら言われて育って来ました。
その教えのお陰で、高校推薦、大学スポ薦。。。親の望む道とはかなりかけ離れた形でしたが、何とか親の望む、日本の東証一部上場企業に入社というところまでたどり着くことができました。
けれども、現役サラリーマン中に、禁断の副業で稼げるようになってしまい。その後、独立起業して自らの力で本格的に歩むようになった、今の僕はこの正体を知ってしまっています。
まずは、この3つ教えの正体を、僕なりの視点で分析。あなたにシェアしたいと思います。前回の「きちんとしなさい!」に続いて、最後の「成績が上がるようにがんばりなさい!」の分析です。
「成績が上がるようにがんばりなさい!」の正体
学校の中では基本、国語、算数、理科、社会、英語、体育、図工、美術、音楽、各教科の評価が高いことが、非常に優性であるという評価につながります。
まず、両親がや学校の先生たちが、子供たちに臨むのは、全教科「成績が上がるようにがんばりなさい!」です。ごく一部の子供だけが、全教科の成績がMAXレベルを獲得して、両親たちの期待に応えることができます。
けれども大多数の子どもたちは、ムラがあります。できる教科があったりなかったり。その傾向は学年が上がるに連れてドンドン分かりやすく見られるようになります。
こういう傾向、本来なら、得意な教科があって良かった!。。。ということになってもよさそうなものですが、両親はそれをなかなか認められません。
現に同じクラスには、オールマイティにできる子が存在しているからです。
「得意な教科があった!」ではなくて、ダメな部分だけ目に行くようになってしまいます。
「なんでお前は、国語と算数と社会が駄目なんだ!全教科オール5の出来杉君を見なさい!」と、成績通知表を手に、子どもに怒鳴りつけてしまうのです。
「遊んでばかりいないで勉強しなさい!」「成績が上がるようにもっとがんばりなさい!」と、両親が子どもの顔を見るなり、口癖の様に言ってしまうのです。
恐らくクラスの半分以上の家庭では、このような親子のやり取りが、お茶の間で繰り広げられているのではないでしょうか?
なぜ、子供たちにとって、「勉強」は重要なのでしょうか?
それは、巷には「勉強神話」というのが、深く深く根付いてしまっているからです。
「勉強神話」とは何か?
勉強をすればする程能力が向上します。高い能力は大きな人的資本を構築して、それに対応するサラリー(給料)をもたらします。
能力が高ければ長期的に大きな人的資本を保てる、すなわちお金に困らなくなるという考え方ですね。
自己啓発系とか能力開発系とかも全て、この「勉強神話」にもとづいて生まれているものです。
国語、算数、理科、社会、英語、体育、図工、美術、音楽・・・全ての成績が上がることと。能力が高くなること。能力が高くなること。知能が高くなること。これがイコールであると、多くの人たちに錯覚されているのです。
「成績が上がるようにがんばりなさい!」これができないということは、能力が低いということになります。低い能力では人的資本は大きくなりません。すなわち、対応するサラリーも低いということになります。
だから、僕たちの両親や、学校の先生たちは、僕たちに一生懸命「成績があがるようにがんばりなさい!」「勉強しなさい!」と、訓え続けてくれたのです。
これは全て、社会に出て「サラリーマン」として生き残るための知恵、再現性の高い処世術だからです。
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私は死ぬまでに<1,000兆円>の借金をすることが夢なのですが…